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コラム 2023.05.24

オフィス・事務所を快適にするためのレイアウトや管理職の座席配置


オフィスレイアウトを考える上で頭を悩ますのが、管理職のデスクの配置場所ではないでしょうか。他の従業員との距離を近くすべきか、それともあえて距離を離すべきかを決められずに悩んでいる担当者の方は少なくありません。
ここでは、オフィスや事務所を快適にするためのレイアウトや管理職の座席を配置する際のコツをご紹介します。

オフィス・事務所のオフィスレイアウトで管理職の座席配置が重要な理由

オフィスレイアウトを考える際、管理職と部下の座席の位置関係が非常に大切です。ここでは、管理職の座席配置が重要な3つの理由についてご紹介します。

部下は管理職が近いとプレッシャーを感じてしまう

管理職と部下との距離が近いほど、部下の様子をチェックしやすくなり、業務の進捗情報を把握できます。しかし、部下の視点から考えると、距離感が近すぎることで常に監視されているように感じるかもしれません。
そのプレッシャーがストレスとなり、本来のパフォーマンスを発揮できなくなるケースもあるため、部下とは適度な距離感を維持することが大切なのです。

距離があるとコミュニケーションがうまく取れない

管理職と部下との距離感が近すぎてしまうと、部下が強いストレスを感じてしまいますが、反対に距離がありすぎてもコミュニケーションが取りづらくなり、業務に大きな支障が出てしまうでしょう。
管理職は、部下の業務の進捗状況を把握・管理して、部下の能力を引き出す役割がありますが、距離があることで業務の進捗状況を把握できなくなります。さらに、部下は管理職に声かけしにくくなることで、報告、連絡、相談をしにくくなる可能性があります。
コミュニケーションがうまく取れないことで、管理職に対して苦手意識を持ちやすくなるなど、管理職と部下との関係性にも悪影響を与えかねないため注意が必要です。

管理職には機密情報の取り扱いがあるから

管理職には、人事情報や経営戦略情報の取り扱いなどの業務をはじめ、人事権や決裁権などの権限があります。
部下との距離が必要以上に近すぎると、企業にとって重要な機密情報が漏洩する危険性も高まるでしょう。適度な距離感で座席を配置することで、情報漏洩を防げるのです。
大切な情報が外部に漏れないためにも、作業する上で支障にならない程度のデスクトップパネルを設置するなどの対策を施してください。

従業員のプレッシャーを和らげるために意識したい管理職の座席配置

一般的なオフィスレイアウトでは、エントランスから遠い窓際周辺に管理職のデスクを設ける方法や対向式のレイアウトが採用されています。しかし、従業員にプレッシャーを与えないためには、管理職の座席配置に関してちょっとした工夫を施すことが大切です。
ここからは、従業員のプレッシャーを和らげるために意識したい管理職の座席配置する際のコツをご紹介します。

適度な距離感を設ける

管理職と部下の座席を設置する際は、適切な距離感を保つよう意識してください。適度な距離感を考える際の目安となるのが、1人あたりに必要なオフィス面積です。1人の従業員あたり、10㎡(およそ3坪)のスペース確保が推奨されています。
10㎡程度のスペースがあれば、動線と作業場所の確保もしやすく、業務効率が格段にアップするでしょう。

管理職のデスクエリアをオフィスの中央に設ける

管理職が部下の様子を確認したい、オフィス全体の様子を把握したいと考えるのであれば、オフィスの中心エリアに管理職のデスクを設置するのもおすすめです。
管理職の座席を中心にオフィスレイアウトを考えることで、部下同士のコミュニケーションの様子を間近にチェックでき、会話も耳に入ってくるでしょう。
それ以外にも、管理職と部下のコミュニケーションも取りやすくなるため、業務効率や生産性の向上にも大きく寄与します。

上座や下座に固執しすぎない

働きやすいオフィスを実現するためには、古来より伝わる席次マナーへのこだわりをなくすことが大切です。上座は入り口から一番遠い場所を指し、ほとんどのオフィスでは窓際が上座になります。
しかし、管理職の座席位置を窓際に設定してしまうと、管理職からの視線がプレッシャーとなり、業務に集中できなくなる可能性が出てくるかもしれません。マナーを意識することはビジネス上とても重要ですが、働きやすさを求める際はあまり固執しすぎないのも大切です。

窓側ではなく出入り口付近

上座や下座に固執しないで座席のレイアウトを考えるべきとお伝えした通り、管理職の座席を上座である窓際からエントランス付近に移動するのもおすすめの方法です。
オフィスの出入り口は、多くの従業員が行き来する動線であることから、従業員たちとのコミュニケーションが取りやすくなります。
管理職のデスクを移動した際にできた空きスペースは、休憩スペースやカフェテリアなどのリラックススペースとして活用でき、従業員同士の情報交換の場としても活躍するでしょう。

様々なデザインや用途のデスクを配置する

管理職と従業員同士の密なコミュニケーションが取れている職場であればあるほど、企業や組織に対する帰属意識や愛着心が高まります。コミュニケーションを活発にするために、そして報告や意見交換をするためにも、オフィスに設置する家具は重要な要素です。
例えば、リビングテイストのラウンド型テーブルを設置することで、和やかでリラックスできる空間づくりを実現できます。その他にも、立ったまま会話ができるスタンディング型デスクもおすすめです。短時間で要件だけ伝えられるだけでなく、自由な姿勢で動きも取れやすく、緊張感をほぐせるというメリットがあります。

プレッシャーを和らげるためにおすすめの座席配置

すべての従業員にとって働きやすいオフィスにするためには、管理職の座席位置を考えることが重要です。ここからは、部下にプレッシャーを与えないためにおすすめのオフィスレイアウト方法、そしてレイアウトを考える際に意識すべきポイントをご紹介します。

管理職も部下も働きやすいオフィスレイアウト3選

快適なオフィス環境を整えるためには、管理職と部下のデスクに適切な距離を保つことが大切です。管理職も部下も気持ち良く働けるおすすめのレイアウトについてご紹介します。

島型レイアウト

島型レイアウトは、一般的なオフィスでも多く採用されているスタイルです。対向式レイアウトとも呼ばれており、部署やチームごとに1つのアイランドを作り、デスクを向かい合わせにして設置します。
このレイアウトを採用するメリットは、何といっても部署やチームの距離感が近くなり、コミュニケーションが活発になることです。管理職も、部下の様子を一目でチェックできるため指示出しがしやすく、部下にとっても質問しやすい環境づくりを実現できます。

背面型レイアウト

背面型レイアウトとは、従業員同士が互いに背を向けた状態で仕事ができるようにデスクを配置するレイアウトです。仕事中は互いの姿が見えず、視線を感じる機会が減るため、集中して働けるでしょう。
視線は気にならないものの、実際のデスク同士の距離が近いのが特徴です。そのため、何か質問があればすぐに声をかけられるため、コミュニーションを取る際も支障がありません。

左右対向式レイアウト

左右対向式レイアウトとは、列ごとに座る方向が変わるよう、デスクを互い違いになるように配置するレイアウトです。
このレイアウトを採用することで、互いの視線がぶつからなくなるため、上司や他の同僚からの視線を気にすることなく業務に集中できるでしょう。デスクの配置は一列のため、管理職にとっても従業員の様子を把握しやすいというメリットもあります。
左右対向式レイアウトを採用する際の管理職の座席位置は、一番先頭の位置にすると、適切な距離感をキープできます。

働きやすいオフィスにする際に注意すべきポイント

働きやすいオフィスにする際に注意すべきポイントを解説します。

フリーアドレスの運用方法を考える

近年、フリーアドレス制を導入する企業が増えましたが、導入後に混乱を招かないためにも事前にルールを策定してください。
フリーアドレス制なのに、結局同じスペースで仕事をしていたり、部下が上司から離れたところで作業しがちだったり、さらには荷物を保管するスペースがなかったりと、運用する際には様々な問題点や課題点が出てくるはずです。
そこで、フリーアドレスのいいところを生かした「グループアドレス制」をおすすめします。グループアドレス制では、部署やチームごとにアイランドを作り、その範囲内で自由に席を決められるというスタイルです。管理職にとっても部下の存在を認識しやすくなるので、すべての社員にとって働きやすいレイアウトを実現できるでしょう。

パーテーションを有効的に設置する

単独作業の多いオフィスでは、それぞれの座席にパーテーションを設置するケースも多いでしょう。他人の視界を気にせずに作業できるため、業務効率向上が期待できます。
しかし、パーテーションを設置することで、コミュニケーションが取りにくくなるというデメリットが生じる可能性があるため、使い方や設置方法には十分注意してください。

今回のまとめ

オフィスレイアウトを考える上で、管理職の座席配置はとても重要なポイントです。企業の業務内容や職種によって適するレイアウトは大きく異なります。ご紹介したおすすめのオフィスレイアウトを参考にしながら、自社にとって最適なレイアウトを検討してみてはいかがでしょうか。

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