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コラム 2021.11.19

ユニークな福利厚生制度「カヤックのサイコロ給」


近年、福利厚生制度が会社のアピールポイントとなり、魅力的な福利厚生を支給する会社が増えています。そもそも、この福利厚生とは何でしょうか。この記事では、福利厚生制度の種類や事例と、ユニークな福利厚生制度を支給している「面白法人カヤック」の「サイコロ給」について紹介します。

【目次】
1.「福利厚生制度」の種類や事例
2.ユニークな福利厚生制度を設けるカヤックとは?
3.ユニークな福利厚生制度「サイコロ給」とは?
4.今回のまとめ

「福利厚生制度」の種類や事例

「福利厚生制度」は、簡単に言うと会社が従業員に支給する給料以外のサービスのことです。会社は賃金や給料の他に従業員が安心して生活や労働できるサポートをします。それが福利厚生制度です。福利厚生制度には2種類あります。1つは「法定福利厚生」でもう1つは「法定外福利厚生」です。法定福利厚生は会社が費用を負担して支給するよう法律で定められています。健康保険や福利厚生保険・雇用保険などの社会保険がこれに当たります。法定外福利厚生は、それ以外の追加的なサービスで、会社が独自で用意します。住居手当・交通費支給や育児休暇や特別休暇などが一般的です。
近年は、この法定外福利厚生をいかに充実させるかが人事の課題になっています。魅力的なサービスを支給して、優秀な人材の離職率を下げ、モチベーションを上げることが目的です。語学学校の利用割引やスポーツジム・レジャー施設の利用割引を支給する会社も多くあります。その他、とてもユニークなサービスを支給して、従業員との信頼関係を高め会社への貢献度を図る会社も多いです。

ユニークな福利厚生制度を設けるカヤックとは?

「面白法人カヤック」は、1998年に設立された面白いコンテンツ事業を行っている会社です。主に、ゲームやエンタメ関連事業・クライアントワーク事業や、まちづくり事業を行っています。その他ウエディング関連事業や葬儀事業・沖縄リゾート事業にも携わっています。2020年の時点でのグループの従業員数は435名。面白法人単体では社員・契約社員が280名です。
カヤックの経営理念は「つくり人を増やすこと」。面白い会社にして、世の中も面白くして、皆が面白く生きることに貢献するのがカヤックの目的です。人は他人に言われたことをするよりも、主体的に関わってするほうが面白いとカヤックは考えます。そのため、従業員に自分がこの会社をつくっていると感じさせるような、さまざまな取り組みを行っています。カヤックではとにかくいいアイデアを出そうと、日々ブレインストーミングを行い、「つくるひと」になる訓練を行っていることも特徴です。

ユニークな福利厚生制度「サイコロ給」とは?

カヤックは、従業員の給料は運・社員の相互評価・上司の評価の3つの要素で決められます。従業員の毎月の給料を決める1つに「サイコロ給」制度があります。サイコロ給制度は毎月給料日前に、従業員全員がサイコロを振り、月給×(サイコロの目)%が支給される制度です。つまり、最大で給料×6%の手当をもらえることになります。この制度は、完全に公平な制度をつくることが難しいため、天にまかせる要素があってもいいのでは、という代表の考えで導入されました。
給料をサイコロの目で決める。これは他の会社にはない非常にユニークな制度です。従業員も毎月サイコロの目を振ることが楽しくなりそうなこの制度。面白い会社にするという理念を持つカヤックだから考案された福利厚生制度と言えそうです。

今回のまとめ

面白い会社にして、面白い世の中にすることを目標としている「面白法人カヤック」。カヤックは従業員に主体的に考えてもらう取り組みを行い、面白いアイデアをブレインストーミングすることを常に訓練しています。そんなカヤックには面白い制度がいくつかありますが、今回紹介した「サイコロ給」も非常にユニークです。サイコロの目によって毎月、プラスアルファ―の給料が決まる。こんな面白い制度があれば、確かに従業員も常に面白いことを考えそうですね。

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