名古屋の賃貸オフィス・貸事務所探し専⾨の不動産仲介業者(株)オフィッコスの「お知らせ・コラム」ページ

お知らせ・コラム

NEWS

コラム 2021.04.15

介護・福祉施設を立ち上げるなら都心部と郊外どちらでテナントを賃貸すべきか?


介護・福祉施設を立ち上げ成功したいと考えているなら、立地にこだわることは重要です。あまりにも利用しづらい場所だと、利用者が集まりません。都心部と郊外ならどちらでテナントを借りるべきなのか、見ていきましょう。

【目次】
1.介護・福祉施設に向いている立地とは
2.物件を選ぶときのポイント
3.都心部と郊外それぞれにメリットがある
4.今回のまとめ

介護・福祉施設に向いている立地とは

都心部と郊外のどちらでテナントを借りるか迷っているなら、自分が立ちあげたい施設に向いている立地が、どんな立地なのかを明確にしましょう。一般的な店舗とは違い、介護・福祉施設を始める場合、商店には向かない立地でも構いません。介護施設や高齢者向け施設では「閑静な立地」は好ましい物件だといえるからです。
ただし、利用者は「自宅からの距離・交通の便の良さ・周辺環境」などを気にして施設を選ぶことが少なくありません。極端に人口が少ない場所や、交通の便が良くない場所での開業は向いていないといえます。周辺の騒音がひどかったり治安が悪かったりなど、利用者が落ち着いて利用できない場所なども避けた方がよいでしょう。

物件を選ぶときのポイント

高齢者施設や障がい者施設を経営する場合、利用者の送迎をすることが多いため「車を駐車できるスペース」が必要です。送迎しない場合は、駅やバス停から近い物件を選ばなければななりません。最低限、送迎する家族の車を停めるスペースは必要となります。住宅地で開業する場合、近隣住民の理解を得られるかどうかも重要なポイントです。理解を得るには、代表者や管理者が先頭に立って住民への説明をすることが重要となります。郊外は静かで介護・福祉施設の営業に向いている環境です。近くに公園があれば、余暇活動をしやすいでしょう。
良い点ばかりのようですが、郊外でテナントを探す場合「上下水道が整備されているか」「生活に必要な施設にアクセスできるか」などの点には注意しましょう。上下水道が整備されていない場合、浄化槽の点検や維持費などのコストが増えます。また、近くに生活に必要な施設がないと不便なので、利用されにくくなるでしょう。

都心部と郊外それぞれにメリットがある

都心部は交通網が整備されているため利用しやすく、従業員が通勤しやすい点がメリットです。商業施設が近くにあることも多く、施設の入居者が出かけやすい環境を確保できます。また、都心部の方が人口が密集しているため、家の近くの施設を利用したい人たちが集まりやすいところも見逃せません。
郊外で開業する場合、「静かで自然が多い環境」を好む利用者が多く集まるでしょう。散歩にぴったりな散策路が整備された公園が多いなどのメリットもあります。場所にもよりますが、郊外は都心部よりも賃料が安く設定されている場合がほとんどなので、コストを抑えやすいところもメリットです。都心部に比べ、入居費用や施設の利用料を安く設定できることから、コストを抑えたい利用者が集まる効果も期待できます。

今回のまとめ

都心部と郊外どちらにテナントを借りるかを考えたとき、それぞれにメリットがあるので、一概にどちらが良いとはいえない部分があります。介護・福祉施設を開くためにテナントを借りる際は、どんな立地が利用者に好まれているのかを考えて選ぶことが重要です。都心部は交通の便がよく、面会に訪れやすい環境を求める利用者が多く集まるでしょう。郊外は賃料が安く、自然環境に恵まれているなどのメリットがあります。どんな施設を経営したいのか経営理念にも照らし合わせながら、ぴったりの物件を選びましょう。

kiji_7 kiji_hojo

CATEGORY