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コラム 2023.02.17

業務効率化に繋がる?5Gでもたらされるテレワークの促進効果


最近よく耳にする革新的な通信である5Gの定義は、「ギガ数の多い動画を即時送信できる高速大容量」「ライブ配信などの遅れが少ない低遅延」「複数人のパソコンを同時に繋ぐ多数同時接続」の3つです。
コロナ禍の現在、テレワークを導入している企業は少なくありません。5Gを取り入れることでビデオ通話の遅延が軽減され、複数人の会話をリアルタイムで行えるようになります。また、資料や動画など、サイズの非常に大きなファイルもスムーズかつ、短時間に送信が可能となるため、資料などのデータ送信が多いオンライン会議や、大人数で会議を行う方々にとっては5Gの恩恵はさらに増すと言えるでしょう。
ここでは、業務効率化にも繋がる5Gによってもたらされるテレワークの促進効果について詳しくご紹介します。

オフィス・事務所に5Gを導入することで得られるメリットは生産性の向上

5G環境を取り入れることで、会社全体の生産性向上が促進されるというメリットがあります。5Gはオフィスだけでなく、テレワークする人にも欠かせない通信システムですので、今後生産性を上げていきたいと考えている企業にとっては真っ先に導入を検討すべきだと言えるでしょう。

電子機器の接続台数が増える

電子機器の接続台数を飛躍的に増やすことができる5Gでは、4Gに比べ、約10倍もの電子機器を同時に接続できます。すなわち、会社に導入できるパソコンや、その他の通信端末の台数を飛躍的に増やすことできる点が大きなメリットとも言えるでしょう。パソコンやスマートフォン、その他さまざまな業務端末の同時接続台数を増やすことができれば、単純に生産性向上が見込めます。例えば、4Gではパソコンを10台しか繋げない場合、5Gでは100台もの様々な通信端末の同時接続が可能です。

高速で大容量の通信が可能になる

これまでとは比較にならないほどの高速で大容量の通信が可能になる点も大きな魅力です。動画や資料などのやりとりに時間が掛かるファイルもあっという間に送信ができます。
4Gから5Gに変わることで通信速度は約20倍程度早くなると言われており、その場合、これまで10分かかっていた大容量動画のダウンロードが約30秒で終わるため、会議などの資料準備の時間が短縮できます。高速大容量は近年増えているテレワークに取り入れるのもおすすめです。テレワークを行う場所が5Gなら、動画や重たいファイルなどの資料の送信時間が減って待ちがなくなります。他の業務に使える時間が増えるため、生産性の向上が可能です。

通信の遅延を減らすことができる

5Gは通信の遅延も減らせます。4Gに比べ約10分の1にまで減少が可能と言われており、その場合、4Gでは0.01秒遅延が生じていたところ、5Gでは0.001秒にまで減少します。5Gの技術は遠隔での手術や車の自動運転などの大切な場面にも導入されると言われているほどの高い技術です。通信のタイムラグがなくなるため、なにか調べ物をしたいときにも素早くできて生産性の向上に役立つでしょう。また、テレワークが多い人にも通信速度の速い5Gをおすすめします。離れた場所にいる人とビデオ通話を繋げて話したい場合には、パソコンの通信を速くすることで会議のタイムラグがなくなるので、会話が遅れてしまうことがなくなります。リアルタイムの会話が必要な会社に導入することで、話し合いが早くなり生産性の向上が可能です。

オフィス・事務所に5Gを取り入れることでテレワークに与える影響

コロナ禍により、現代企業のワークスタイルは著しく変化し、テレワークを導入する企業が増えてきました。しかし、現在の通信環境ではセキュリティや通信環境などの問題で、満足のいく快適なテレワークが実現できていない企業が多くみられます。前項で触れた5Gを取り入れることによるテレワークに与える影響を、具体的にご説明します。

テレワークを快適に行うことができる

大容量の資料データや、動画によるプレゼン資料などオンライン会議でのやり取りは送受信に時間が掛かりるため、高速で大容量の通信が可能になる5G環境が推奨されます。
また、現在の通信環境では音声のズレや途切れ、大人数の参加による遅延など不具合が起きることが多いのではないでしょうか。低遅延かつ多数同時接続が可能な5Gの特徴を活用することで、テレワークにもより便利で快適な変化が期待でき、大人数のオンライン会議も高速通信で行えます。遅延が起こりにくく、通信が重くなる心配もほぼありません。5Gは現在主流の4G回線と比較して、高速で安定性に優れたネットワーク環境を実現でき、将来的には8Kレベルの超高画質な映像も通信可能になると言われています。映像はより高画質に、音声はよりクリアになり、2次元的な映像だけでなく、ARやVRといった新たな表現方法が発展する可能性もあるのが特徴です。こういったARやVRでは、実際に対面したときに近い状態で会議を行えるようになったり、新商品のプレゼンで商品が目の前にあるかのようなリアリティのあるプレゼンが可能となります。

自宅以外の通信環境でもテレワークを安全・快適に行うことができる

現在では自宅以外の場所で仕事をする場合、カフェやコワーキングスペースなどに設置されたWi-Fi環境を使用することが主流ですが、不特定多数のユーザーがアクセスしている環境ではどうしても通信速度が低下したり途切れたりして、仕事の生産性も下がってしまいます。加えて、セキュリティ対策が不十分な場合、情報漏えいのリスクも高まってしまうのがデメリットです。
モバイルネットワークである5Gならば、自分専用のプライベートネットワークのように使用できます。そのため、第三者にハッキングされて情報を盗まれる心配も少なく、安全性に優れているのが5Gのメリットです。今後5Gが普及してテレワークが当たり前になれば、重要な資料をやりとりする機会も増えます。そんなリスクを軽減するためにも、5Gはテレワークに不可欠なものと言えるでしょう。

生産性の向上・業務効率化に繋がる5Gの効果

IoTが現代社会に普及してきたことにより、家電製品・自動車・ガス・電気など私たちの生活にIT技術が多く活用されるようになってきました。企業の中にもIoTを利用して、新たなビジネスへ発展する動きが見られます。5Gの特徴を活かすことで、リアルタイムな遠隔操作、検知、制御などが実現するでしょう。
ここでは、5Gの効果により、生産性の向上や業務効率化に繋がる例をいくつかご紹介します。

医療分野

5Gを取り入れることで、地方や離島などの医師不足となっている地域にリモートで診断を行えるようになります。
高速大容量通信によりCTやMRIなどの精密な画像もスピーディーに送れるようになり、地方や離島に住んでいても都市部の大病院で診断を行ってもらえるようになります。
また、VRによる遠隔手術の研究も進められていますが、精度を高めるためには5Gが欠かせません。現在はまだ実用化には至っていませんが、実現すれば医師不足の解消や、患者さんが病院へ出向く負担軽減にもつながるでしょう。

建設分野

建設機械を低遅延の5Gで繋げば、現場の状況をリアルタイムで映像に映し出し遠隔操作できます。将来実用化されれば無人の建築機械による工事が可能になり、人が立ち入れない危険な場所での作業が可能になるでしょう。また、災害現場の復旧作業を行えるようになることが期待されています。

農業分野

IoTが普及するなか、データ収集や管理によって作物や家畜の飼育状態を把握し、生産性のアップが期待されています。5Gにより遠隔監視性能が向上すれば、自宅や畑などの離れた場所からでも複数の自動運転農機が管理可能です。作業面積が広がることで大規模な農作業にも対応できるようになります。ドローンや無人の農業機械をネットに繋ぐことで、作業効率をアップし人手不足などの問題も解決できるでしょう。

運送分野・自動運転

5G通信によって自動運転システムの技術の発展も期待されています。自動運転の走行に関しては、法律やインフラの整備など問題はありますが特定のルートを限定して走行することは遠くない未来に実現するかもしれません。あらゆる場所から無人のタクシーやバスを呼んだり、AIが渋滞情報をキャッチして最短コースを選んでくれたりということも可能になると言われています。
また、自動運転が普及すればトラックドライバー不足の解消にも繋がります。2020年には高速道路で5Gを利用したトラックの隊列走行を行っており、車間距離10メートルの安定した隊列走行の維持に成功しました。
さらに、ドローンでの配送を目標に大手電気機器メーカーとシステムインテグレーション企業が共同で新規ソリューションを開発しています。ドローンを5Gで多数同時接続することで、離発着の安全確保やリアルタイムで飛行中の監視を行い、安全な飛行経路のプランニングから着陸までを自動化できるのです。そのため、国土交通省も2022年度を目処にドローン飛行の規制緩和を目指しています。

今回のまとめ

5Gを取り入れることでテレワークでの業務にもたらされる効果高いと期待されています。通信環境やセキュリティ面の問題も大幅に改善されて、より快適なテレワークが実現するかもしれません。テレワーク化が進むことにより、自社オフィス以外の場所で働くというワークスタイルも確立されていく可能性が高いでしょう。
また、現在主流の4G回線やWi-Fi通信では実現できなかったことが、5Gにより様々な分野の業務で実現することにより、生産性の向上も期待できるのです。

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