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コラム 2022.03.18

海外の有名企業のオフィス・事務所を紹介します

従業員にとって働きやすい環境づくりを考えるうえで大事にしたいことの一つに、「快適なオフィス・事務所づくり」が挙げられます。近年はおしゃれなオフィス・面白いオフィスというように話題になる企業も少なくなく、各企業は快適に仕事ができる環境づくりの一環としてオフィスデザイン・レイアウトに非常に力を入れています。
従来のオフィスとは違ったデザインや設備を取り入れれば、それは従業員の柔軟な思考を養うきっかけになるといえます。特に海外にはそういった自由な発想が反映された企業が多く存在し、全世界に名を馳せるような大企業ほど、働きやすさやストレスフリーであることなどを重視したうえでオフィスにあらゆる工夫を加えているものです。
そこで今回は、海外の有名企業のオフィス・事務所の特徴や工夫ポイントなどを紹介していきます。

【目次】
1.Dropbox
2.Facebook
3.Google
4.アディダス
5.LEGO
6.EVERNOTE
7.今回のまとめ

Dropbox

はじめに見ていくのは、アメリカ発のクラウドストレージサービス・Dropbox(ドロップボックス)を提供するDropbox, Inc.のオフィスデザインやレイアウトです。Dropboxの拠点は全世界に及び、日本の東京都を含む全世界の主要都市にその拠点は存在します。ここではその中でもアイデア性があると話題になっているオフィスの一つ、イスラエルのテルアビブにある拠点の特徴を見ていきます。

街そのものをコンセプトに

Dropboxのテルアビブオフィスがコンセプトにしているのは、拠点を構えるテルアビブの街そのものです。もともとテルアビブの街は外装に白を採用している建物が多いことで知られており、空中から見たときの幾何学模様が特徴的です。
そのためDropboxはオフィスデザインを考えるうえで、白と幾何学模様の組み合わせを重要なテーマとして掲げ、社員の自由な発想やコミュニケーションの活性化へと繋げています。仕事をするのではなく、まるで遊ぶような感覚で、自由に多様性のある考え方をもって居られるのがこのオフィスの魅力といえるでしょう。個性の感じられるアート作品のような各種設備やウォールアートなどに日々触れていれば、自然と発想は豊かになるものです。

Facebook

ソーシャルネットワークサービス(SNS)の代表格として高い知名度を誇る、アメリカのカリフォルニア州にあるFacebook本社のデザインについても目を向けていきましょう。古い建物を改装したため建物自体には年季が入っていますが、あえてそこを活かすデザインやレイアウトが考えられているため、独特な味が感じられるのがポイントです。全世界で多くのユーザーに愛されるFacebook本社にはどのような特徴があるのか、こだわりやコンセプトを整理していきましょう。

未完成のまま皆で徐々に作っていくオフィスに

Facebookのオフィスは、もともと建っていた築50年以上になる古い建物を改装するかたちで作られています。リノベーション工事を施しているため基本的に新しさは感じられますが、それでも所々で見られるアンティーク感が良い味になっているのがポイントです。そんなFacebookのオフィスは、部門やチームごとに壁の色を分け、視覚的にチームの位置を簡単に把握できるようになっています。
それだけでなくカフェスペースやキッチンスペースといった近年のオフィスに見られる設備が充実しており、社員同士の交流の場として活用されています。また、Facebookのオフィスは、「未完成のまま」になっている部分が一部見られるのも大きな特徴です。未完成の箇所は社員の手により、壁に色をつけたり絵を描いたり、家具を配置したりしていくため、オフィスを皆で作っていくことで一体感や愛着を生むこと、発想力を養うことにつなげていると考えられます。

3.Google

世界的に有名なIT企業といえば、検索エンジンやスマートフォン端末などでおなじみのGoogle社が挙げられます。Googleといえば日本の拠点も、おしゃれで画期的なオフィスとして頻繁に話題に上がります。
まるでカフェのような落ち着いた雰囲気と開放感が大きな特徴となっており、それはもちろん日本だけではなく、アメリカにある本社やその他主要都市に構えられているオフィスにも反映されています。ここからは、Googleに見られるオフィス環境作りのポイントを紹介していきます。

ユニークな遊び場で柔軟な考え方を養う

世界中にあるGoogleのオフィスは、とにかく遊び心にあふれているのが特徴です。卓球やテーブルサッカー、ビリヤード、ミニチュアゴルフ、さらにはロッククライミングまで、Googleのオフィス内は楽しく遊べる場所だらけです。自由な発想力を得るには、脳内をとにかくリラックスさせて柔軟にしていくことが重要になります。そのきっかけ作りとして、これらの遊び心ある設備はすべて用意されているといえます。
シカゴにあるGoogleのオフィスには壁にブロックが組み込まれており、そのブロックを使って自由に遊ぶこともできるといいます。仕事で脳の容量を開放し、固定観念にとらわれずにさまざまなアイデアを得るには、遊ぶくらいの気持ちや自由さが必要なのかもしれない…そんな気づきを与えてくれるのが特徴です。

4.アディダス

靴や衣類を中心としたスポーツウェアメーカーのアディダスも、快適かつインパクトのある良いオフィスづくりに参考にしておきたい有名企業の一つです。アディダスは、特にヨーロッパでは最大レベルともいえるほどの支持を得るブランドです。スポーツウェアやアパレルの総合的なトレンドを追いつつ、時には時代を牽引するような商品開発をしていくことが、アディダスのような有名ブランドにおいて常に求められていることなのでしょう。
今回特にチェックしておきたいのは、自由さがあふれているモスクワオフィスの工夫です。

オフィスのすぐ横にはキックスケーターの走路が

アディダスのモスクワオフィスには、それぞれのフロアにキックスケーターの走路が用意されています。誰でもキックスケーターを使って颯爽とオフィス内を行き来できるようになっており、スポーツウェアメーカーらしいアクティブさを感じさせるこだわりが見えるのが特徴です。
また、発想力を育てるきっかけを生むためにも開放感のある空間づくりにもたっぷりこだわっており、オフィス内で採用されている仕切りは透明なものばかりです。いるだけで気分がすっきりとしてくるような開放感が、仕事をはかどらせるのでしょう。

5.LEGO

LEGOブロックでおなじみの玩具メーカーのLEGOにも、オフィス内にはさまざまな工夫が凝らされているため、オフィス環境を考える際にはぜひ参考にしておきたいところです。LEGOは長い歴史を持つ人気の玩具メーカーになります。全世界の子供たちへ「楽しい」を届けるためには、常に子供の目線に立って新しい商品を生み出していくことが求められるといえるでしょう。
だからこそ、そのためのオフィスへのこだわり・工夫も、長い歴史と世界的な人気度や知名度に恥じないものと考えられます。今回見ていきたいのは、デンマークにあるLEGO本社の内装です。

遊び心や子供心を忘れない空間づくり

LEGO本社がオフィスづくりでとにかく大事にしたのは、遊び心や子供心です。遊び心や子供心を忘れては、子供が心から喜ぶようなおもちゃを生み出すことはできないでしょう。「LEGO」とは「よく遊べ」という意味にあたるため、それはまさに従業員へ向けたスローガンでもあるのかもしれません。オフィスの外壁はおなじみのブロックを組み込んで飾りつけを施し、実際にブロックでできた城の中にいるような感覚に陥る空間が特徴となっています。
もちろん、リラックスして仕事に取り組むための工夫もさまざま見られます。社内には緑が豊かに広がっており、気分転換の際にはフィットネスエリアも利用できます。自由な発想で新しいアイデアがいつでも降ってきそうな空間づくりを大事にしているのがポイントです。

6.EVERNOTE

メモ帳のクラウドサービスとしておなじみのEVERNOTEにも、オフィスにはあらゆる工夫が凝らされています。EVERNOTEのCEOは「オフィスは製品を反映する」という考えを掲げており、快適かつクリエイティブな雰囲気あふれる空間づくりを大事にしているのです。EVERNOTEのようなクラウドサービスを展開する企業は、デジタル化が著しく進む現代、そして今後の未来において高い需要を獲得していくと考えられます。
しかしIT環境は、この短い期間の間に凄まじい変化を遂げました。そしてこれからもその時代の変化は頻繁に起こっていくとみられ、IT企業は国内でも海外でも、時代の変化にあわせて事業を展開していくことが重要となります。EVERNOTEのオフィスづくりにも、そういった姿勢が反映されていると考えられます。

壁面全部にホワイトボードを使用

EVERNOTEでは、社員がいつでもどこでもアイデアのやり取りや自分自身でのまとめをしやすいように工夫しています。具体的には、オフィスの壁面全体にホワイトボードを取り入れていることが挙げられます。思いついたときにすぐにメモして保存しておける…というのは、クラウドにリアルタイムで保存されるEVERNOTEに通ずるものがあると言っても良いかもしれません。思いついたアイデアは少しでも取りこぼさないようにするという貪欲な姿勢が反映されているともいえます。
また、フロア全体を見渡せるように開放感あるオフィスに仕上がっており、情報共有のしやすさや全体的な風通しの良さを重視しているのがポイントです。

7.今回のまとめ

より快適な働き方を考えるうえで、課題となるポイントはさまざまあるといえます。上司と部下のコミュニケーションのしやすさ、他部門の動きまで把握できる全体の見渡しやすさ、意識することなく自然にリラックスできる環境、アイデアを生みやすくするための設備など、新しいオフィスデザインにおいて意識すべきことはいくつあげても尽きないほどでしょう。より良い環境づくりを考えるためには、まず事例としてどのようなデザインや設備、些細な工夫があるのか、具体的に理解を深めていくことが大事です。
特に世界的に有名な企業のオフィス・事務所には、自由さや遊び心を感じさせるこだわりポイントが多いものです。海外の有名企業のオフィスの事例をチェックして、社員一人ひとりが快適に働ける環境づくりにコミットしていきましょう。

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