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コラム 2022.03.18

日本の有名企業のオフィス・事務所を紹介します

近年の業務環境や働き方は、時代の変化に伴い大きく変化しつつあります。そのため、オフィスデザインや使用されるオフィス家具なども、時代のあり方や働くということの価値観と共に、さまざまなかたちへ変質しつつあります。従業員一人ひとりが、快適にストレスなく働ける環境作りを目指すのなら、時代の最先端を走る有名企業のオフィスや事務所のデザイン・工夫ポイントなどを詳しく整理しておきたいところです。特に、近年はあらゆる角度からの工夫がオフィスにも見られるようになっており、有名企業のオフィス・事務所には、そういった多彩な工夫が反映されています。
そこで今回は、日本国内に拠点を構える有名企業のオフィス・事務所について、特徴や工夫、こだわりポイントなどを紹介していきます。

【目次】
1.ソニー株式会社
2.オフィスコム株式会社
3.株式会社JR東日本商事
4.エイベックス株式会社
5.今回のまとめ

ソニー株式会社

最初に紹介するのは、ソニー株式会社のデザイン部門を担う重要な部署、クリエイティブセンターのオフィスです。ソニーデザインは2021年で60周年を迎え、これまでも快適なオフィス環境づくりに向けて何度も改良を重ねてきています。デザイナーたちが素晴らしい経歴とスキルを持ちよりアイデアを出し合うオフィスは、想像力を刺激されるものであることがやはり重要になってくるでしょう。人気商品のデザインを数多く担当してきたクリエイティブセンターは、現在どのようなオフィスデザインになっているのでしょうか。内装の特徴やこだわりなどを見ていきましょう。

「アイデアの交差」と「個人集中」を気軽に行き来できる

ソニー株式会社のクリエイティブセンターは、全体的に解放感のある空間デザインが特徴となっています。各通路は広々と設けられ、普段の行き来における快適性が感じられるのがポイントです。まず、ミーティングスペースと一人ひとりのデスクはそれぞれ気軽に足を運べるようになっており、デザイナー同士がアイデアを交差させる時間と、個人集中の時間を臨機応変に取れるようになっています。
また、デザインのアイデアはさまざまな刺激によって生まれるため、一人でじっくり企画を練ることに集中しやすい環境を保ちつつ、デザイナー同士のコミュニケーションを忘れさせない工夫がなされています。そのため、一人ひとりのデスクは通路側に背を向けないような配置になっているのが特徴です。

オフィス家具は気軽に動かせるものにし、適宜オフィスは展示エリアへ

中央のアーケードといわれる大きな通路にあるものは、気軽に配置を変えられる棚や作業台となっています。あえて可動性のあるオフィス家具を採用しているのは、必要に応じて、オフィスを展示エリアへと転換させられるようにするためです。プロジェクトの都合に応じて、デザインアイデアや製品の展示が必要になることもあるでしょう。そういった状況にも柔軟に対応できるよう、棚などのオフィス家具は気軽に動かせるように工夫されているのです。
場所が固定されず可動性があることは、固定観念にとらわれないという発想への刺激にもなるのかもしれません。

オフィスコム株式会社

続いてチェックするのは、オフィスデザインや内装レイアウト、移転、オフィス家具の販売などを事業展開するオフィスコム株式会社です。お伝えしているように、オフィスデザインをより良いものにすることは、各企業が抱える悩み・課題の一つです。そんな企業の課題をヒアリングし、企業や事務所ごとに合ったデザイン・レイアウトを提案することは決して容易なことではありません。
オフィスコム株式会社は、オフィスデザイン事業において長い歴史と豊富な実績を持つ有名企業です。多くの企業のオフィスデザインを的確に提案していく有名企業とは、自社のデザインにどのようなこだわりを持っているのでしょうか。主な特徴やこだわりポイントを整理していきます。

カフェスペースを作り従業員同士のコミュニケーション不足を解消

オフィスコム株式会社が自社のオフィスデザインを検討するうえで着目したのは、従業員同士のコミュニケーションが不足気味にあるという課題です。そのためこの課題を解決するためのポイントとして、カフェスペースを設けました。カフェスペースがあるとさまざまな部門の垣根を超えた出会いがあり、休憩を通じて自然と交流が生まれます。これは社内の風通しを良くするうえでは欠かせない工夫といえるでしょう。実際にオフィスコム株式会社によれば、カフェスペースを設けたことによって従業員同士の距離は一気に縮まったといいます。

天然素材にこだわり、ゆったり感や温かみを大事に

オフィスコム株式会社がオフィスデザインを考えるうえでこだわったのは、天然素材を積極的に取り入れることでした。オフィス内は木目調で統一され、デスクや棚など、使用されているオフィス家具もナチュラルな雰囲気のものが多くなっています。そのため、エントランスから作業スペースまで、ほどよく「ゆったり感」や温かみが感じられるようになっており、リラックスした状態で作業に集中できるのがポイントです。
どうしてもパソコンなどの無機質なものが多い作業スペースは、全体的な雰囲気が冷たくなってしまいがちです。しかし、そんな作業スペースのデスクには、木目の天板の大型のデスクが採用されており、自然と冷たい雰囲気を緩和させてくれています。

株式会社JR東日本商事

3つ目に紹介するのは、株式会社JR東日本商事です。JR東日本グループの基幹商社として知られる会社で、鉄道資材に関する事業や各種マーケティング事業を行っているのが特徴です。近年見られる「ニューノーマル」にあわせて快適な業務環境を作ること、オフィスデザインで自社のブランディング向上を目指すことなどの目的で、近年大々的な改装がなされています。
株式会社JR東日本商事のようにさまざまな事業を展開する企業は、オフィスデザインを考えるうえで、柔軟な考え方を持って働ける環境づくりが重要になってくるでしょう。そこに加え、新しい働き方や仕事における新常識を時代の変化とともに上手に取り入れていくことが大切です。では、そんな株式会社JR東日本商事のオフィス・事務所にはどのような工夫がみられるのかチェックしていきましょう。

大胆なグリーンウォールでナチュラルさとインパクトの強さを表現

株式会社JR東日本商事のオフィスには、6メートルほどの長さを誇る大胆なグリーンウォールが設けられています。グリーンを取り入れることでオフィス全体にナチュラルさをもたらす目的もありますが、この存在感は来社してきた人に大きなインパクトを残します。オフィスデザインとして記憶に残りやすく、自社を覚えてもらうことを大きな目的としているのが特徴です。

席の構成は新しい働き方に合わせて

株式会社JR東日本商事の新しいオフィスは、現代ならではのワークスタイルに合わせるかたちで構成されています。数あるデスクは固定のデスクのほかにフリーアドレスエリアがあり、同じ空間の中でも席ごとに空間が上手に分かれているのが特徴です。ほかにはカフェスペースやweb会議ブースなどもあり、新しい働き方に呼応するかたちで全体のデザイン・レイアウトが仕上げられています。

エイベックス株式会社

エイベックス株式会社といえば、日本の音楽業界を牽引する、言わずと知れた大企業です。東京都港区にあるエイベックスビルの中にある本社には、スタジオや会議室など事業の根幹ともいえる場所がさまざまあります。これらの空間にはあらゆる工夫がなされ、その工夫の目的はアイデアを生むため、従業員同士のコミュニケーションを活性化させるためとなっています。最後に、そんなエイベックス株式会社のオフィスの工夫ポイントや特徴を紹介していきます。

新規事業を生むための工夫を凝らしたコワーキングスペース

エイベックスビル内には、100席以上の数を誇る規模のコワーキングスペースがあります。コワーキングスペースを利用する社員の目的や温度感は人によって異なり、リラックスしながら作業に向き合いたい人もいれば、じっくり集中して仕事をこなしたい人もいます。
そのため、コワーキングスペースは集中エリアとリラックスエリアに分けられており、必要に応じてどちらを使用するのか選べるのがポイントです。特にリラックスエリアは利用者同士で会話が生まれやすいようになっているため、何気ない雑談から新規事業につながるかもしれない可能性を重視しています。

1on1会議室を設けることで未来のビジョンを積極的に共有

エイベックス株式会社の本社には、フロアごとに2か所の1on1会議室が設けられています。これはその名のとおり、マンツーマンで社員同士がコミュニケーションを図るためのミーティングスペースです。エイベックス株式会社では2017年の人事制度変革を機に、1on1会議室を使用した上司と部下の意思疎通が重視されるようになりました。それぞれのキャリア設計について積極的に情報を共有できるように、このような空間は積極的に活用されています。

今回のまとめ

従業員が働きやすいオフィス・事務所づくりがしたいと思っていても、具体的にどこに工夫を凝らせば良いのかはわからないものです。そもそも自社が抱える課題は何なのか、業務効率化のために求められるオフィスのあり方とは何なのかなど、最初は理想のオフィスについて要望やアイデアを固めることが重要になります。そのためには今回紹介してきたように、さまざまなオフィス・事務所のデザインや活用事例を知ることが大切です。ただ単純におしゃれさや機能性があることを重視していても、何のために必要とされるものなのか意図を明らかにしておかなければ、どんなにオフィスデザインを工夫しても思ったような結果は得られないでしょう。
各有名企業が快適なオフィス環境づくりを行ううえで重視していることや、実際に取り入れていることを参考に、理想の環境やオフィス家具について考えていきましょう。

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