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コラム 2021.10.07

エステサロン開業のための初期投資の目安


エステサロンは、開業へのハードルが比較的低い業種です。ただ生き残るためには、きちんと事業計画を練り、集客のためのテナント探しや設備の準備をしなければなりません。今回は、エステサロンを開業する際の初期投資の目安をご紹介します。

【目次】
1.エステサロンの基本情報と事業者数の変化
2.エステサロン開業の手続きと必要な費用
3.エステサロン開業において気をつけるべきこと
4.今回のまとめ

エステサロンの基本情報と事業者数の変化

エステサロンとは、手技や化粧品、機器を用いて、皮膚を美化したり体型を整えたりする施術を行う店のことです。エステティックサロンとも呼ばれています。経済センサスによると、エステティック業を営む事業所は平成28年には全国で5,148事業所あるそう。平成24年は5,121事業所で、数は大きく変化していません。
ただ、エステサロンは廃業しやすいといわれており、開業1年で半数、3年で9割が廃業に追い込まれてしまうそう。必須資格がなく手軽に始められることも一つの要因です。コンセプトがしっかりしていなかったり、経営に関する知識が乏しかったりすると続けられない可能性があります。開業ハードルが低い業種だからこそ、きちんと事業計画を練る必要があるのです。

エステサロン開業の手続きと必要な費用

エステサロンの開業資金は、最低でも200~300万円かかるといわれています。開業には、物件取得、設備の設置や内装・外装工事、開業手続きが必要です。
まずは物件取得。エステサロンの場合は、1室からでも開業可能です。自宅の空き部屋を利用する人もおり、その場合物件取得費はかかりません。テナントの場合は、立地や部屋数によって費用が異なりますが、その中でも最も高額となるのが保証金です。敷金とも呼ばれるもので、家賃の数カ月分を管理者に支払います。家賃と比例して高額になるため、100万円~は見積もっておくとよいでしょう。他にも、礼金や仲介手数料などがかかります。
物件を確保したら、次は設備です。オールハンドの施術であれば、特別な機器は必要ないため安く済みます。ただ、脱毛機器や痩身機器など本格的な機器を導入するなら数百万円はかかるでしょう。エステサロンのコンセプトによって、費用は変わると考えてください。また、意外と費用がかかるのが内装・外装工事費です。リラクゼーションを目的に訪れる人も多く、顧客を確保するためには清潔感や高級感が必要になります。こだわれば200万円近くは必要でしょう。居抜き物件であれば、費用も抑えられます。他にも、タオルやシーツ、ペーパー類、オイルなどにかかる費用も準備しておきましょう。
設備が整ったら、いよいよ開業です。エステサロン開業に必要なのは基本的に開業届けのみで、比較的スムーズに始められます。開業してすぐに収入が安定するわけではないため、HPやチラシを作成するための広告宣伝費も忘れないようにしましょう。スタッフを雇うのであれば、人件費もかかります。半年程度は赤字になると考え、家賃や光熱費、自分自身の生活費などの運転資金も確保しておきましょう。

エステサロン開業において気をつけるべきこと

エステサロンを開業するための必須資格はありません。ただ、施術内容によっては必要なものもあります。たとえば脱毛。一般的にエステサロンで行われる美容脱毛であれば資格は不要ですが、医療脱毛と呼ばれる行為は医師免許が必要になります。また、シェービングには理容師の資格が必要です。その他にも、さまざまな民間資格があります。客からの信頼を得たり、高い技術を身に付けたりしたいなら、取得しておいた方がよいでしょう。
また、エステサロンは設備以上にコンセプトが重視されます。内装だけこだわっていても、テナントが入るビルがボロボロだと雰囲気が壊れてしまうでしょう。入店前から清潔感や高級感を感じられるようなテナント選びが重要です。女性客がターゲットとなることが多いため、女性一人でも立ち寄りやすい店構えや防犯性などにも配慮してください。

今回のまとめ

エステサロン開業には、まずコンセプトに合ったテナント選びが必要です。オフィッコスでは、周辺環境の調査や、すでに入居されている方へのヒアリングなどを通して、お客様に最適なテナントをご紹介いたします。名古屋でエステサロンの開業をお考えの際は、ぜひオフィッコスにご相談ください。

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