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コラム 2021.10.07

美容院開業のための初期投資の目安

「自分の店を持ちたい」と独立を考えている美容師の方もいるでしょう。それでは、美容院を開業するにはどのくらいの資金が必要なのでしょうか? 必須となる美容所開設届の注意点と合わせて、開業までの手続きと費用を見ていきましょう。

【目次】
1.美容院の基本情報と事業者数の変化
2.美容院開業の手続きと必要な費用
3.美容院開業において気をつけるべきこと
4.今回のまとめ

美容院の基本情報と事業者数の変化

美容院は、髪をカットしたり、シャンプーやヘアカラーなどを行ったりする施設のことです。似たようなものに「理容室」がありますが、こちらは「整える」という意味合いが強い施設。美容院は、名前にある通り「美しくする」ことに特化しています。もちろん、店舗によってサービスは異なるため一概にはいえませんが、明確に違うのはシェービングができるかどうか。これは資格によるもので、理容室はシェービングができ、美容院はできないと覚えておきましょう。
さて、近年の美容院の数はどうなっているのでしょうか? 令和元年の衛生行政報告例によると、美容院は全国に25万4,422施設あり、年々増加傾向にあります。その数は、コンビニの約5倍、全国の信号機の数よりも多いそうです。ただ、これは安定しているという意味ではありません。実際は、多くの美容院が毎年廃業に追い込まれているそうです。次々と新しい美容院が開業する中で、顧客のニーズや時代に合わなかったり、経営に関する知識が乏しかったりする店舗は廃業してしまいます。華やかに見える業種ですが、生き残るためにはさまざまな努力が必要なのです。

美容院開業の手続きと必要な費用

美容院の開業資金は1,000万円以上、最低でも750万円程度を目安としましょう。まず必要なのは物件取得費。規模や立地によって異なりますが、200~300万円程度かかります。内訳は、保証金、仲介手数料、礼金などで、保証金は家賃の数カ月分が必要です。次に必要なのが、内装・外装工事や設備の設置・購入にかかる費用。美容院開業において最も費用がかかる項目で、開業資金の半分を充てることになります。美容院は開業にあたり一定の基準を満たさなければならないため、給排水設備や内装、十分な面積などが必要になるのです。
ただ、過去に美容院やエステサロンが使用していた居抜き物件の場合は設備が整っているため、費用も抑えられるでしょう。設備以外にも、ワゴンや鏡などの美容器具、ヘアカラーやシャンプーなどの薬剤、ハサミやドライヤー、タオルなどの小物類も購入する必要あります。
また、HPやチラシ作成などの宣伝広告費も必要です。オープン前から始めなければ収入が得られない空白の期間ができてしまうため、注意しましょう。準備ができて各種手続きを終えたら開業になります。1人であれば人件費は必要ありませんが、消耗品の購入や光熱費、家賃などは確保しておかなければなりません。半年~1年くらいは赤字になることを想定し、十分な運転資金を準備しておきましょう。
ちなみに開業の際には、美容所開設届の他に、事業を始める際の開業届、会社設立や従業員を雇う予定がある場合はさらに別の手続きが必要になります。

美容院開業において気をつけるべきこと

美容院開業には、美容所開設届を保健所へ届け出なければなりません。美容室の平面図、美容師免許の写しなど、さまざまな書類が必要で、立ち入り検査もあります。ですから、工事に入る前には必ず保健所へ事前相談に行きましょう。美容院には、設備や構造などに基準があり、それを満たしていなければ開業できません。許可が得られなければ工事のやり直しになってしまう場合もあり、その分余計に費用がかかることになります。それを避けるためにも、テナントを確保した段階、もしくはテナント確保前に相談に行くのがおすすめです。
また、美容院は開業資金が高いため、十分な資金準備や計画が必要になります。ターゲットやコンセプトを明確にし、余裕を持って開業準備を進めてください。

今回のまとめ

開業資金が高額になる美容院。成功させるためには、テナントの状況や立地環境なども重要になってきます。もしテナント選びでお困りのことがありましたら、オフィッコスにご相談ください。オフィッコスは、名古屋のオフィスに特化した不動産仲介業者です。ご希望をお伺いしながら、美容院に適したテナントをご紹介いたします。

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