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コラム 2021.09.11

海外オフィス・事務所の最新トレンド【ベトナム・ホーチミン編】


ホーチミンは、ベトナム南部にある商業都市として知られています。観光地としての人気は高く、ヨーロッパ風の建造物と近代的なアジアの街をミックスさせたような独特の風情が感じられる場所として有名です。ベトナムのホーチミンに進出するにあたって、知っておきたい基本情報や賃貸オフィスのトレンドなどを見ていきましょう。

【目次】
1.ベトナム・ホーチミンの基本情報
2.ベトナム・ホーチミンの賃貸オフィス・事務所市場の変化
3.ベトナム・ホーチミンのオフィス・事務所の最新トレンド
4.今回のまとめ

ベトナム・ホーチミンの基本情報

ホーチミンはベトナムの東南部にある、同国最大の都市です。人口は約900万人で首都ハノイよりも約100万人も多く、ハノイは政治・文化の中心地、ホーチミンは経済の中心地とよく称されています。インドシナ戦争とベトナム戦争を経て、アメリカやフランスの資本を取り入れながら発展してきた都市であり、ホーチミンとカンボジアの間には「メコンデルタ」と呼ばれる肥沃な湿地帯があったことから、漁業や農業が盛んに行われてきました。市街地の旧名称は「サイゴン」で、現代でも地名に名残があります。
気候は熱帯モンスーン気候に属し、ベトナム内でも暑い地域に該当する地域です。季節は雨季と乾季に分かれ、年間平均気温は26℃前後で、暑い時期と涼しい時期の気温差がほとんどなく、1年を通して寒暖の差は小さくなっています。雨季にあたる5~10月は、特に蒸し暑い気候です。主要な産業は農林水産業・鉄鋼業・サービス業などで、近年はハイテク産業が発展しています。

ベトナム・ホーチミンの賃貸オフィス・事務所市場の変化

ホーチミンの中心部には高層ビルが立ち並び、交通量が多いです。フランスに統治されていた時代に建造された「サイゴン教会」や、「サイゴン中央郵便局」などの建物があります。アジアの街並みと歴史がある西洋風の建造物が交わっていることから、東洋のパリとも称されてきました。ホーチミンは近年、人口が増え続けている影響で住宅不足が深刻化しています。ホーチミン近郊ではマンション建設が盛んに行われ、都市部の家賃は上昇傾向です。
オフィスの需要も大きく、IT関連企業やコワーキングスペースなどを中心として、10年以上の長期にわたって高い需要を維持することが予想されています。

ベトナム・ホーチミンのオフィス・事務所の最新トレンド

単なる働く場所としての役割だけでなく、社員のモチベーションのアップや、接客のしやすさなどが意識された空間にリフォームする企業が増えています。新しくオフィスを立ち上げる際に、より社風に合ったデザインや、社員の交流やくつろぎの場として使えるスペースを設ける企業が少なくありません。
これまで、アジアの中でもオフィスの需要は高い地域でしたが、新型コロナウイルスによってオフィスの規模の縮小や在宅勤務が増えたため、一時的に入居率が減っています。賃料にかかるコストを削減しようと考える企業が増え、Aクラスのオフィスビルよりもややグレードが低いビルの利用が増えていることが特徴です。

今回のまとめ

ベトナムのホーチミンは首都ハノイよりも人口が多く、経済の中心地として発展しています。人口が増え続けているため住宅不足が起こり、都市近郊のマンションの建設が盛んに行われてきました。オフィスの需要も高く、街の中心部に向かうにつれ賃料は上昇する傾向です。新型コロナウイルスの影響により、グレードが低いオフィスビルへの移転や、コワーキングスペースの活用も増えています。一時的に入居率が伸び悩んではいるものの、今後もオフィスの需要は高い見込みです。

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