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コラム 2021.09.14

海外オフィス・事務所の最新トレンド【フィリピン編】

フィリピンは東南アジアの東に浮かぶ島口で、時差は日本の方が1時間進んでいます。公用語はフィリピン語と英語で、他国に出稼ぎに出かける文化があることでも有名です。20代の人口が多く、今後も人口が伸び続ける国として知られます。フィリピンの基本情報やオフィスのトレンドなどを見ていきましょう。

【目次】
1.フィリピンの基本情報
2.フィリピンの賃貸オフィス・事務所市場の変化
3.フィリピンのオフィス・事務所の最新トレンド
4.今回のまとめ

フィリピンの基本情報

フィリピンは東南アジアの10カ国から成る、ASEAN(東南アジア諸国連合)の加盟国の一つです。国土は7000を超える島々から成り、面積は約30万平方kmです。人口は約1億98万人で、首都マニラには約1288万人もの人々が暮らしています。大多数はマレー系民族で、ほかにも多くの中国系・スペイン系・少数民族たちが暮らしている、多民族国家です。スペインが統治していた歴史を持つことから、現在でもスペインの風習が一部で残されています。公用語はフィリピン語と英語ですが、さまざまな民族が暮らしているため、多様な言語が話されていることが特徴です。
熱帯性気候で一年を通して暖かく、平均気温は26~27℃程度と地域によって違いはありますが、季節は雨期と乾期に分かれ、6~11月が雨期、12~5月が乾期となります。主要な産業はサービス業や鉄鋼業などで、経済は安定した成長を遂げています。20代を中心とした若い世代の人口が多いこともあり、今後も伸びていくと考えてよいでしょう。

フィリピンの賃貸オフィス・事務所市場の変化

首都マニラを中心としたオフィスエリアの需要は高く、2018年には過去最高の貸室面積を記録しました。需要が伸びるとともに賃料も上昇しています。主要なビジネス地区のグレードが高いオフィスビルの成約賃料は高く、今後も上昇する見込みです。東南アジアの最先端グローバル都市の中では、比較的手ごろな価格で高い水準のオフィスを探せる場所として、投資家や経営者たちに注目されています。グレードが高いオフィスビルほど、新型コロナウイルスの影響が賃料に反映されにくくなっていると考えてよいでしょう。今後も安定的にオフィススペースの供給がされ、成長すると予想されています。

フィリピンのオフィス・事務所の最新トレンド

フィリピンではグリーンビル認証が広く知られ、今後も省エネや環境に配慮したオフィスビルが増加すると予想されています。例えば、自然光をより多く取り入れるための工夫や、ろ過空気循環システムを利用したビルなどです。新型コロナウイルスのような病気の感染を防ぐために、社員が低密度な状態で働ける対策を取れるようなデザインを目指す企業も、増加していくでしょう。
フィリピンでも在宅勤務が行われていますが、どの家でも安定してインターネットに接続できるとは限らず、安全面でのリスクもあります。そのため、多くの企業がサテライトオフィスの開設を検討しており、今後は従業員が家から離れた本社や支社へ通うのではなく、より自宅から近い場所に開設されたサテライトオフィスで働く人の割合が増えると考えられています。

今回のまとめ

フィリピンは多民族が暮らす東南アジアの島国で、経済的に安定した成長を見せています。約1億98万人もの人々が暮らし、そのうちの大多数が若者の世代であるため、今後も人口を伸ばしていくでしょう。首都マニラを中心としたオフィスの需要は高く、比較的安い賃料でグレードが高いオフィスビルを借りられるとあって、世界中の企業家や投資家から注目されています。省エネや環境に配慮したオフィスビルの人気は高く、今後も継続して増加していくでしょう。

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