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コラム 2021.10.18

海外オフィス・事務所の最新トレンド【ベトナム・ハノイ編】

ハノイはベトナムの首都を担う都市です。同国北部の土地に位置し、経済と工業の中心地となっています。約800万人もの人口を有し、世界都市としての側面も持ちます。また、世界遺産のタンロン遺跡があることでも有名です。今回は、そんなハノイのオフィス・事務所市場や最新トレンドについてご紹介いたします。ほかにも、ハノイの地域の特徴や魅力にも触れております。ぜひ最後までご覧ください。

【目次】
1.ハノイの基本情報
2.ハノイの賃貸オフィス・事務所市場の変化
3.ハノイのオフィス・事務所の最新トレンド
4.今回のまとめ

ハノイの基本情報

ハノイはベトナム北部に位置し、同国の首都を担う地域です。人口約800万人・面積約3,300k㎡を占め経済・政治・文化の中心地となっており、東南アジアの中でも有数の世界都市として知られています。産業においては工業が盛んであるほか、ドンスアン市場やハンザ市場などの大きなマーケットもいくつか存在し、商業も賑わいを見せております。
また、東南アジアの国々や中国・フランスの影響を受けた独自の文化が築かれ、世界遺産も保有することから観光も盛んです。なお、地域南西部には高層階のオフィスビルや集合住宅も見られます。交通機関はバスと鉄道が主流で、鉄道にはベトナム鉄道の南北線・ラオカイ線・クアンチャウ線・ドンダン線・ハイフォン線が通い、ベトナム最大の商業都市であるホーチミンへ向かう起点駅のハノイ駅も構えています。
そのほか、地域の気候は温帯夏雨気候に該当し、夏季に雨天が集中するものの、冬季は乾燥しつつ温暖な気候となるのが特徴です。そんなハノイには、ホーチミン廟・タンロン遺跡といった観光地が存在します。ホーチミン廟は、植民地時代からベトナムの革命を指揮したホーチミンの霊廟です。実際に遺体が安置されており、霊廟の周辺にはホーチミンの家宅や博物館も併設されています。タンロン遺跡は、2003年から現在に至るまで発掘が続けられる遺跡群です。1000年代から1804年までの遺跡が確認されており、世界文化遺産に登録されています。

ハノイの賃貸オフィス・事務所市場の変化

ハノイには多くのオフィスビルが見られ、その需要は近年大きなものとなっています。日本や韓国の投資家・企業に注目されており、グレードA〜Cの物件の稼働率は約90%と高水準です。それに伴って空室率は少なく、需要に対して供給があまり追いついていない状況と言えます。なお、特に韓国企業の参入が目立ち、オフィススペース全体の60%ほどを占めています。そのほか、2020年下半期におけるハノイのオフィスの成長率はグレードAが4%・グレードBが6%・グレードCが3%の増加となっており、現状の1㎡あたりの賃料相場はグレードAが25ドル前後・グレードBが15ドル前後です。新型コロナウィルスの収束を見込むと今後も需要と供給は拡大し、ハノイのオフィス市場は好調を辿る見通しとなります。
ちなみに、ハノイではITや金融サービス企業の進出が多く見受けられます。

ハノイのオフィス・事務所の最新トレンド

ハノイにも様々なオフィスビルが確認できます。日系企業に対応したサービスを拡充する物件も多く見られ、ビル内に日本食レストラン・スーパー・銀行が設けられた複合型ビルや、日系企業が建物の管理を行っているものなど日本人にとって利便性の高い物件が散見できるのです。また、オフィス街には日系ホテルも多く立ち並び、出張等にも対応しています。そのほか、アパートの一室や一軒家のオフィス兼自宅とした物件もあり、小ビジネスを展開する企業にも適応しております。なお、ハノイの物件もスケルトンが基本であり、入居の際には内装工事などの初期費用が必要です。

今回のまとめ

ハノイは様々な魅力を持つ地域です。そして、多くの日系・韓国系企業が参入し、近年オフィス市場が過熱している地域でもあります。今後もオフィスの需要と供給は伸び続ける見込みですが、やはり供給には限りがあります。ハノイでの事業を考える場合は、早めの行動が重要となるでしょう。

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