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コラム 2021.09.11

海外オフィス・事務所の最新トレンド【韓国編】


韓国は朝鮮半島にあり、北側が北朝鮮に接している国です。日本とは距離が近く、気候も似ています。日本では韓国の食文化や芸能などに触れる機会が多く、身近な外国の一つだと感じている人もいるでしょう。韓国で新しい事業を開始しようと考えている人に向け、韓国の基本情報やオフィスの需要などについて紹介します。

【目次】
1.韓国の基本情報
2.韓国の賃貸オフィス・事務所市場の変化
3.韓国のオフィス・事務所の最新トレンド
4.今回のまとめ

韓国の基本情報

韓国は朝鮮半島の南部に位置し、同半島の約半分を占めています。北側を除く三方を海に囲まれた国土の70%が山地であり、面積は10万平方km、人口は約5000万人です。成田・羽田空港から首都ソウルまでは、飛行機で約2時間30分程度で行くことができ、日本に非常に近い外国として知られています。
気候は日本と同じように四季があり、夏は高温多湿で、冬は降水量が減ることが特徴です。北部と南部で気候の寒暖差が大きく、北部にあるソウルは大陸性気候の影響を受け、1日の間で気温の較差が大きいことに比べ、南部にあるプサンは比較的温暖な傾向があります。
製造業を代表とした輸出産業が、大きく成長している傾向です。主要な産業は電気・電子機器・自動車・鉄鋼などで、中でも、家電・携帯電話・半導体などの分野に優れ、世界のハイテク産業市場を牽引する国の一つに数えられています。

韓国の賃貸オフィス・事務所市場の変化

これまで、都市部でのオフィスの需要は高く、グレードが高いオフィスビルの建設が続々と進められていました。しかし、新型コロナウイルスが流行したことで、テレワークが増えたり一時的に業績が不振になったりした企業が出てきたため、都市部のオフィスビルの空室率は上昇傾向です。ただし、韓国の主要産業の一つである製造業は好調であり、新型コロナウイルスによる倒産などの影響は、それほど受けていないと考えられます。
韓国では首都圏の経済規模が大きくなるとともに、都市部への人口集中が加速していることが特徴です。政府は不動産の価格を安定させるために、さまざまな政策を打ち出してはいるものの、不動産の価格や賃料は上昇傾向にあるため、今後も賃料が大きく下がることはないと考えられます。

韓国のオフィス・事務所の最新トレンド

近年の韓国のオフィスでは、生まれたときからインターネットやパソコンなどの「デジタル文化」がすぐ近くにある世代を意識した、先進的なデザインを取り入れる企業が増えています。社員がくつろげる休憩スペースや、社員食堂・カフェなど、業務に直接的な関連がない部分にも力を入れていることが少なくありません。社員同士の交流を図るためにオープンスペースを設けたり、決まった座席を設けないフリーアドレス制を導入したりする企業も見つかります。
新型コロナウイルスの流行により、企業がテレワークの導入を推進したため、ビジネスの拠点が分散している傾向です。従来のようにオフィスに出勤する形式だけでなく、コワーキングスペースの需要が増していることも特徴の一つとなっています。

今回のまとめ

韓国は日本から近く、多くの日系企業が進出している国です。気候も日本に近く、山地が多い点も日本と似ています。主要産業は製造業で、世界のハイテク産業の市場を席捲している国の一つです。都市部に人口が集中しており、中心部に行けば行くほどオフィスや住宅の需要が高くなっています。新型コロナウイルスの影響で、テレワークやコワーキングスペースの利用が増え、オフィスに勤務する人の数が減ったことで一時的に空室率は上がっていますが、今後も長期的に首都中心部の不動産価格や賃料は上昇傾向にあると考えてよいでしょう。

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