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コラム 2021.06.29

オフィス・事務所を狙った空き巣・事務所荒らしの被害件数


オフィス・事務所を狙った空き巣、いわゆる「事務所荒らし」による被害は、減少傾向にはあるもののほぼ毎日のように何件も発生している状況です。「周辺オフィスにそういった話を聞かないから」「人通りの多い場所にある事務所だから」などと油断していると危険です。どういったオフィス・事務所も被害にあう可能性はありますし、相手が盗みのプロだということを忘れてはいけません。今回は、事務所荒らしの実態について、被害件数を中心にご紹介します。

【目次】
1.事務所荒らしとは?
2.事務所荒らしの被害件数
3.近年の事務所荒らしの特徴は?
4.有効な事務所荒らし対策は?
5.今回のまとめ

事務所荒らしとは?

事務所荒らしとは、オフィス・事務所が無人になる時間帯を狙った侵入窃盗、つまり空き巣です。営業時間外や休業日にはほぼ確実に無人となるのがオフィス・事務所、しかもオフィス街であれば週末や休日には人通りもまばらとなります。こうしたオフィス・事務所ならではの事情があるため侵入しやすいだけでなく、一旦侵入さえしてしまえばゆっくりと盗みを働けるというわけです。
「事務所にはほとんど現金を置いていないから大丈夫」と考える向きもありますが、権利書や手形などが入った金庫を丸ごと持ち去られたり、換金性のあるOA機器を盗まれたりと、ターゲットとなる品がちゃんとあるからこそ事務所荒らしはなくなりません。

事務所荒らしの被害件数

侵入窃盗の発生場所としてもっとも多いのは一般の戸建住宅ですが、事務所も決して少なくはなく、侵入窃盗全体の1割以上(商店も含めると2割近く)を占めています。警察庁の発表によれば、令和元年度に通報された事務所荒らしは5,400件近くに及んでいます。

近年の事務所荒らしの特徴は?

オフィスのOA化に伴い、OA機器の盗難が目立つようになってきています。特にノートPCなどが盗まれた場合、経済的損失だけでは済まず、個人情報などの機密データの流出につながるため深刻です。
なお、これは事務所荒らしに限らず一般住居の侵入窃盗でも見られる例ですが、盗むようなものがなかった場合その腹いせに荒らしていくケースもあります。単に盗まれないようにという用心ではなく、そもそも侵入されないオフィス・事務所とすることが何より大切といえるでしょう。

有効な事務所荒らし対策は?

まだまだ多い事務所荒らしとはいえ近年減少傾向にある大きな理由の一つと考えられているのが、防犯カメラや防犯システムの普及です。事務所荒らしにおける侵入の手口がしばしば大胆で荒っぽいのは、人目につかないため細心の注意を払って侵入する必要性があまりない場合が多いためです。もしも防犯カメラのような人目に代わる何かがあれば、犯人は当然もっと慎重になります。したがって防犯システムの導入は事務所荒らしに大きな効果を期待できるといえるでしょう。
また、物理的な対策として、侵入口となるドアや窓の防犯性を高めることもおすすめです。バールなどを差し込んでも容易にこじ開けられないような頑丈なドアに交換する、ディンプルキーなどのピッキングされにくい鍵にする、補助錠を使う、窓ガラスを防犯ガラスにしたり防犯フィルムを貼ったりなどが挙げられます。

今回のまとめ

オフィス・事務所が無人となるタイミングを狙った空き巣(事務所荒らし)が跡を絶ちません。OA化の進んだ今日、OA機器などが盗まれれば単なる金銭的被害にとどまらず、個人情報をはじめとする機密情報の漏洩につながり、会社の信用にもかかわる深刻な事態となる可能性があります。週末になると周辺の人通りが少なくなる、休業日にはほぼ確実に無人となるといったオフィス・事務所ならではの事情を踏まえれば、やはり何らかのセキュリティ対策は必須でしょう。侵入しにくい状態を実現するだけでなく、侵入しようという気を起こさせないような万全の備えを目指したいですね。

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