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日本列島の中ほどに位置し、豊かな観光資源を有する内陸の地として知られる岐阜県には、さまざまな産業があり賃貸オフィス・事務所も豊富です。近ごろでは、古くからさかんな産業に加え、IT企業のオフィスとしてすっかり有名になった巨大施設も。今回は、岐阜県内で事務所を借りたい方に向け、賃貸オフィスの坪単価相場などを紹介します。岐阜県の産業・経済の特徴や岐阜県内で事業を展開する人が受けられるサービスも解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

【目次】
1.岐阜県の産業・経済における特徴は？
2.岐阜県の賃貸オフィスは坪単価いくらが相場？
3.岐阜県で事務所トを借りて事業を行う人が知っておきたい制度
4.今回のまとめ

岐阜県の産業・経済における特徴は？

岐阜県は岐阜市などを含む岐阜経済圏、大垣市をはじめとする大垣経済圏、多治見市等が属する名古屋経済圏のほか、関経済圏・高山経済圏という5つの経済圏からなります。エリアによって有力な産業に特徴はあるものの、全体として食品加工・繊維・プラスチック製品・金融・観光サービス業などがさかんです。ほかにも、陶磁器・紙すき・家具木工品などの工芸品も有名。岐阜県の主産業は卸売・小売業や製造業といえます。
なお、1990年に大垣市で整備された先端情報産業団地「ソフトピアジャパンセンター」は、現在、東海エリア屈指のIT産業の拠点です。岐阜県は、伝統的な地場産業だけでなく、未来型のビジネスを展開する地としてもたいへん有望であるといえます。

岐阜県の賃貸オフィスは坪単価いくらが相場？

岐阜県の賃貸オフィス・事務所家賃は、坪単価3,500円～10,000円ほどを想定しておくといいでしょう。岐阜県内では、県庁所在地である岐阜市のなかでも、とくに岐阜駅周辺が代表的なオフィス街です。岐阜駅はJR東海道本線と高山本線が乗り入れているほか、JR岐阜駅より北東約300ｍには名鉄岐阜駅もあり、この近隣は市民・県民にとって交通の要所となっています。岐阜駅周辺は近代的な高層ビルや分譲マンションと、昭和風情が色濃く残る商店などが混在する情緒のあるエリアです。
一方で岐阜市は駅周辺の名物商店街である柳ヶ瀬地区をはじめ、吉野町5丁目東地区・岐阜駅北中央東地区・岐阜駅北中央西地区などの市街地再開発を計画しています。そのため、今後そのようなエリアの新築オフィス物件などは、従来に比べて家賃相場が高くなることも考えられるでしょう。

岐阜県で事務所を借りて事業を行う人が知っておきたい制度

岐阜県や関連機関では、県内での起業を検討している人のために、さまざまな支援を行っています。たとえば、県の男女共同参画・女性の活躍推進課は、起業の方法などについて基礎から学べるよう、起業に関心のある女性を対象として初級・中級と段階的に講義を開催しています。また、事業を興したばかりの起業家に対し、先輩の経営者との交流の場を持たせてくれる「ぎふスタートアップカフェ」にも注力しています。
ほかにも、岐阜県産業経済振興センターが設置している「岐阜県よろず支援拠点」でも、経営に関する相談が可能です。こちらは、経営上の幅広い課題や悩みに対して専門コーディネーターからのアドバイスを受けることができるので、創業まもない経営者におすすめです。
さらに、創業後5年未満で一定の条件をクリアしていれば、上限200万円の補助金を受けられます。なお、東京圏から県内に移住、起業した人を対象とした補助金制度も充実しています。

今回のまとめ

岐阜県でビジネスの中心地といえば岐阜駅周辺が代表的ですが、このエリアは今後の再開発も含め、オフィス街がどのように変化していくのか楽しみな地域です。他方で、1990年に整備された先端情報産業団地に多数のIT企業が入居してビジネスを展開するなど、県下ではさまざまな試みも見られます。昔から継承される製造業や小売業はもちろん、ものづくりやIT部門においても、幅広い事業を受け入れる体制が整った岐阜で、自社にぴったりの賃貸オフィスを探してみてください。