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本州の中央にある長野県は、全国の都道府県の中で4番目に面積が広い県です。また、隣り合っている県が8つあり、これは全国で最多となっています。東西へおよそ120ｋｍ、南北へおよそ212ｋｍにわたって広がる県内では、長い歴史の中で育まれた伝統的工芸品や農産物などの特産品が多数作られています。グルメも充実しており、おやき・馬刺し・そば・りんご・山賊焼き・ソースカツ丼など、県内でも地域によってさまざまです。そんな長野県における、賃貸オフィスの家賃相場を解説します。

【目次】
1.長野県とはどんなところなのか？
2.長野県における賃貸オフィスの家賃相場はどのくらい？
3.長野県における賃貸オフィスの需要は？
4.今回のまとめ

長野県とはどんなところなのか？

長野県は、本州の中央部に位置している県です。県内は佐久・上田・諏訪・上伊那・南信州・木曽・松本・北アルプス・長野・北信の10広域に分けられています。面積が全国4位で、南北は200ｋｍ以上にわたっていることから、隣接している県の数は8県で全国最多です。四方を山々に囲まれていることから「山岳県」と呼ばれ、県土の8割が山地となっています。日本を代表する名峰が集まっているのに加えてスキー場も多く、山を愛する人たちが集う場所でもあります。長野というと雪国のイメージがあるかもしれませんが、県土が広いために積雪量は地域によって大きく異なるのです。例えば、北アルプスの麓から県中央部にかけての松本地域では、大雪が降るのは年に数回しかありません。

長野県における賃貸オフィスの家賃相場はどのくらい？

長野県内にある2つの自治体における、賃貸オフィスの家賃相場を見てみましょう。

長野市

長野県の北部に位置する長野市は、県庁所在地および中核市として、県の中枢を担う自治体となっています。「一生に一度は善光寺参り」と言われるほど信仰を集めている善光寺は、長野市内にあります。長野市で特徴的なのは、長野電鉄の一部区間が地下トンネルを走っていることです。地下鉄のような光景に、驚く人もいるかも知れません。市内にある長野駅には6つの路線が乗り入れており、利便性が高くなっています。長野市内における賃貸オフィスの家賃相場は、坪あたり5,000円台から8,000円台を中心に推移しています。

松本市

松本市は、県内で長野市に次いで人口が多く、面積は県内で最も広い自治体です。松本城や上高地がシンボルですが、近年ではソフトウェア産業において注目を集めています。長野市から70kmほど離れており、2021年（令和3年）4月に県内で2番目となる中核市へ移行しました。松本市内にある賃貸オフィスの多くは松本駅周辺にあり、家賃相場は坪あたり6,000円台から8,000円台が中心です。

長野県における賃貸オフィスの需要は？

長野県では、大都市圏に比べて賃貸オフィスの家賃が2分の1から3分の１と大幅に抑えられることから、特に長野駅周辺には多くの企業の支店・支社が入居しています。交通網も、首都圏・関西圏・中京圏・北陸方面などあらゆる方面にアクセスしやすく、移動に関するリスクを分散させられます。長野駅周辺は、再開発がほぼ終了し、オフィスビルだけでなく人々が暮らしやすいような雰囲気に生まれ変わりました。このことで、住民と共存できるオフィス運営につなげられるかも知れません。

今回のまとめ

賃貸オフィスの需要は刻々と変化しますので、今回紹介した家賃相場も今後変動が起こる可能性もあります。賃貸オフィスを探す際には、常に最新情報を確認しながらリサーチしていきましょう。