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コラム 2021.05.11

オフィスで時差出勤を取り入れるメリット・デメリット


新型コロナウイルスの流行で、従業員の始業時間を変更する「時差出勤」を取り入れる企業が増えてきましたが、闇雲に始めても思いも寄らないトラブルが発生してしまうかもしれません。本コラムでは、スムーズに時差出勤を始めていただくことができるよう、メリットやデメリットを紹介します。

【目次】
1.時差出勤とは
2.時差出勤のメリット
3.時差出勤のデメリット
4.今回のまとめ

時差出勤とは

従業員の勤務時間帯を、通常の時間帯からずらすことを「時差出勤:と呼びます。例えば、通常の勤務時間が9~17時の場合、時差出勤では7~15時というようにずらすのです。一つのパターンにこだわらず、いくつかのパターンの中から、社員が選べる形式にしている場合もあります。みんなが同じ時間帯に出勤すれば、公共交通機関が混雑してしまいスムーズに通勤できません。時差出勤を取り入れることによって、通勤ラッシュに巻き込まれにくくできます。
フレックスタイム制度との違いは、会社側が社員の勤務時間を管理し、個人で自由に決められない点です。フレックスタイム制度では、月あるいは週ごとに決められた労働時間を満たしさえすれば、個人が出勤時間や退勤時間を自らの裁量で決めることができますが、時差出勤の場合は、そこまで自由度が高くありません。1日の労働時間が変化するわけではなく、何時に出勤・退勤をしたとしても、実働時間が変わらないことが特徴です。

時差出勤のメリット

通勤ラッシュや渋滞を緩和できる点は、時差出勤のメリットです。混雑を避けられるので、出勤時に受けるストレスを減らせます。満員電車に乗り、体力や精神面を削られることがなくなり、仕事の効率アップにもつながるでしょう。満員の公共交通機関を利用せずに済み、感染症にかかるリスクを減らせる点も見逃せません。時差出勤で早く出勤した分、帰宅時間が早まり、家族との時間を増やしたり、習い事や勉強に時間を使ったりと、従業員のプライベートを充実させられるところもメリットだといえます。
通常よりも遅く出勤する場合は、朝の時間が増えるため子どもを保育園や幼稚園などに送りやすくなったり、お弁当を作る時間を増やせたりと、余裕のある時間を過ごせるでしょう。また、育児や介護などの事情によって、特定の時間帯に働けない従業員が働きやすくなる点も魅力です。人材を確保しやすくなり、人手不足に悩むことがなくなるのではないでしょうか。

時差出勤のデメリット

時差出勤は良いことばかりではありません。時差出勤では、一律で同じ時間に出勤する場合とは違い、同じチームに属する従業員同士であっても、出勤時間や退勤時間が異なる場合があるでしょう。一緒に働く時間が少なくなると、コミュニケーションの不足が心配です。
また、管理する側の勤怠管理が複雑になる点も、デメリットとだと考えられます。従業員の希望を聴き取り、承認や調整の作業が必要となる点も押さえておきましょう。従業員の希望に合わない時間帯に出勤させると働きにくくなってしまい、十分なメリットは得られません。デメリットを減らすには、希望に配慮しながらも、業務に支障をきたさないように出勤時間を振り分けることが大事です。

今回のまとめ

時差出勤は通勤ラッシュを避けられるため、ストレスを減らしたり感染症にかかるリスクを減らせるところが魅力です。新型コロナウイルスへの対策をしながら、ライフスタイルに合わせた働き方をしやすくなるなどのメリットがあります。デメリットは、勤怠管理が複雑になったり、従業員の希望を聴き取って承認する手間が生じる点などです。業務に支障をきたすことがないように従業員を振り分けることができれば、メリットを十分に感じられるでしょう。

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