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コラム 2020.12.15

オフィスでは靴のまま?スリッパを履くべき?


日本のオフィスでは、靴のままオフィス内に入る企業と、入口でスリッパなどの室内履きに履き替える企業があります。どちらの対応をとっているのかは、職種によっても異なりますが、その他の理由で対応を変えている企業もあります。靴のまま入るのと、スリッパに履き替えるのとでは、どのような違いがあるのでしょうか。

【目次】
1.靴のままでいるメリットとデメリット
2.スリッパに履き替えるメリットとデメリット
3.職種や業務内容によって検討すべき
4.今回のまとめ

靴のままでいるメリットとデメリット

オフィス内で靴のままでいることで、緊張感を持ったまま業務に取り組むことができます。また、靴やスリッパが散乱することがありませんので、急な来客があっても見た目・衛生面ともに安心して出迎えられます。災害時には、スリッパよりも靴の方が避難しやすく、安全面にも優れています。さらに、スリッパを別途保管しておくスペースがいらないので、保管物を減らせることもメリットです。
これに対して、外から履いてきた靴でオフィス内を歩き回ると、靴裏に付着している砂や泥などの汚れや菌が、オフィス内に蔓延してしまいます。場合によっては、感染症を引き起こす恐れもあるため、入口にマットをひいて泥を落としてから入室すると良いでしょう。室内の床やカーペットが、靴の影響で傷みやすくなることもあるので、定期的な交換が必要です。また、同じ靴を長時間履き続けると、蒸れたりむくんだりすることがあります。

スリッパに履き替えるメリットとデメリット

スリッパに履き替えることで、リラックスして仕事ができると感じる人が増えています。特に、クリエイティブな職業や、ベンチャー企業・スタートアップ企業で、その傾向が見られるようです。自宅の部屋では靴を脱いでスリッパや靴下を履くことが多いですが、自宅でのリモートワークで同じ状況が発生するのです。靴を脱いで肩の力が抜けると、新しいアイディアが浮かんだり活発なコミュニケーションを図ることができたりします。また、外の汚れをオフィス内に持ち込むことが減るため、掃除の手間を減らすことも可能です。スリッパで歩き回っても、フローリングやカーペットの消耗もそれほど激しいものではありませんので、床の張り替えなど設備維持のコストを抑えられるでしょう。
一方で、スリッパに履き替えるデメリットとしては、靴の盗難や履き違いが起こるリスクが高まる点があげられます。社員の数が多い企業ほど、その可能性が高まります。個別のロッカーを設置するのがベストですが、コストや場所の兼ね合いで難しい場合がほとんどでしょう。靴のメリットでご紹介した、災害時の避難については、スリッパでは安全面で不安があり、避難が遅れる恐れがありますが、かかとがついたスリッパを使うことで多少解消できるかも知れません。スリッパではラフなイメージがあるため、来客時にはスリッパは避けた方が無難でしょう。

職種や業務内容によって検討すべき

オフィス内で靴のままでいるのか、それともスリッパに履き替えるのかは、明確な答えはありません。職種や業務内容に合わせて、企業ごとで検討することが必要です。例えば、作業時に安全靴を着用するような工場の事務所であれば、工場内に立ち入るときのリスクを考え、スリッパは避けた方が良いでしょう。オフィスの一部のみをスリッパ着用スペースにする企業もありますので、メリハリをつけた業務を行うことができます。

今回のまとめ

オフィス内で靴・スリッパどちらを選ぶときも、まずは社員の意見を集め、全員が納得のいく結果を出した上で、企業の方針を決めていくと良いでしょう。働きやすい環境を整備していくために、できることから始めていきましょう。

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