名古屋の賃貸オフィス・貸事務所探し専⾨の不動産仲介業者(株)オフィッコスの「お知らせ・コラム」ページ

お知らせ・コラム

NEWS

コラム 2020.11.12

入店を促す効果のある店舗に最適なファサードとは?


お店の第一印象が、建物の外観で決まるという方は多いかと思います。特に、お店の正面からみた外観は「店の顔」とも言える部分であり、印象だけでなく集客にも大きな影響を与えます。建物正面のことを「ファサード」と言い、お客様がお店に入りやすい印象を与えるための重要な箇所なのです。
お店のファサードは、どのように決めると効果が高まるのでしょうか。

【目次】
1.ファサードが持つ重要な役割とは
2.入店しやすいファサードとはどのようなデザインなのか
3.お店のファサードは第一印象が大切
4.今回のまとめ

ファサードが持つ重要な役割とは

ファサードは、フランス語で「顔」を意味する言葉です。建物以外にも、店名を知らせる看板やのれん、POP、タペストリーなども、ファサードに含むことがあります。
文字通り、お店の顔となる建物正面を指しており、どのような物件なのかを周囲に示す役割があります。衣類を扱っているのか、飲食店なのか、カフェなのかなど、店舗形態を知らせることはもちろん、狙っている客層に合わせてファサードのデザインを工夫することも大切です。若者向けならカジュアルにする、シニア向けならバリアフリーを取り入れる、家族向けなら開放的な雰囲気にする、女性向けならおしゃれで華やかに、男性向けならシックな印象に、などが一例です。
国内外で、歴史的建築物を改修するとき、ファサードだけは改修せずにそのまま保存するケースが近年多く見られますが、これは建物の印象を変えないようにするためです。

入店しやすいファサードとはどのようなデザインなのか

お店の内部がどれだけ工夫されていても、お客様が入店されなければ売上は生まれません。求められるファサードのデザインは、次のような特徴があります。

外から見てお店の雰囲気が分かる

初めて見るお店は、中の様子が分からないと、お客様は入りづらいと感じてしまいます。ファサードにガラスを取り入れる、入りやすいように入り口を少し開けておく、飲食店であれば店頭にメニューを置くなど、外からでも店内の様子が分かると、お客様が安心して足を踏み入れる可能性が高まります。夕方以降に建物が暗くなる立地であれば、照明を効率良く使うのも大切です。

入口の広さが確保されている

入口の幅が広いと、開放感があるため、入りやすいと感じるお客様が増えることが考えられます。万が一広さが確保できない場合は、入り口を複数設置するのも効果的です。

お店のイメージにあったファサードに仕上がっている

ファサードのイメージと店内の様子があまりにもかけ離れてしまうと、お客様は違和感を覚えるでしょう。和食のお店であれば和の装飾を施す、女性向けのレストランであればおしゃれな演出をする、ファミリー向けのお店ではシンプルなデザインが好まれるなど、ファサードからお店を想像できることが求められます。できれば、ファサードを改修するときに、店内も同時に改修すると、統一したイメージに仕上げることができ、効果が高まるでしょう。

ファサードに個性が打ち出されている

ショッピングモールなどのテナントで見られることがあるのですが、ファサードが似通っていると、お店の特性をアピールしにくい部分が出てしまいます。テナントでは、管理会社の規制があるため、思い通りのファサードが設置できないケースもあります。ただ、できる範囲内で個性を出し、お客様の目を惹くことが大切です。

お店のファサードは第一印象が大切

先ほどご紹介したように、ファサードはお店の顔であり、お客様が感じるお店の第一印象となるのです。最初にマイナスの印象をもってしまうと、そこから良い印象に変えていくのは時間がかかるでしょう。少しでも印象を良くするために、ファサードそのものの作りに加えて、清潔感のあるファサードを心がける、看板を分かりやすくするなどの努力も行うべきでしょう。

今回のまとめ

ファサードは、お店の顔であることに加え、お店の広告塔の役割も持っています。ファサードに特徴がないと、お客様にお店の存在を知っていただくのが難しくなる恐れがあるかも知れません。
ここでご紹介したポイントをふまえて、お客様の心に留まるようなファサードをデザインしてみてはいかがでしょうか。

kiji_7 kiji_hojo

CATEGORY