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コラム 2020.10.22

スタッフ数50〜80名に最適なオフィスを決める上で確認すべきポイント

50〜80名というスタッフが活躍する中規模オフィスは、1人1人の役割が重要である場合も多いでしょう。また、今後業務を拡大する時は、増員を検討するかもしれません。それらを踏まえて、スムーズな中規模オフィス選びのために注意すべきこと、確認したい点をまとめました。

【目次】
1.50〜80名のオフィスに必要なオフィス面積
2.必要な条件やオフィスの運用方法を固める
3.生産性の高い空間活用が可能か
4.今回のまとめ

スタッフ50〜80名のオフィスに必要なオフィス面積

日本におけるオフィスの1人あたりの面積は2.5〜4坪と、企業によって幅があります。一般的には、スタッフ1人につき4坪が確保できれば理想的といえるでしょう。つまり、50名の場合は150〜200坪の面積帯を、すでに80名のスタッフがいる場合は200〜320坪の面積帯が最適になります。しかし、今後スタッフを増員する可能性がある場合、最低ラインである1人2.5坪の面積にすることはおすすめしません。たとえば、すでに80名のスタッフがいる場合、200坪のオフィスを選ぶと1人2.5坪になり、これ以上の増員は手狭でオフィス環境も悪化してしまいます。また、法律(事務所衛生基準規則 第二章 事務室の環境管理 第二条)に抵触するおそれもあります。
逆に80名で320坪のオフィスに入居すれば、1人4坪のスペースが確保できるので、ゆったりしたオフィス環境が構築できます。もちろん100名以上の増員も可能です。業種業態や導入するオフィス家具のサイズ、導線などによってもオフィスの必要面積は異なるので、業種業態の特性を考慮して開業・移転先のオフィス面積を決めましょう。

必要な条件やオフィスの運用方法を固める

移転はもちろん、新規開業の際は特に入念な下準備が必要です。事業を進める上でオフィスに必要な条件をメモに書き出し優先順位をつけると、求めるオフィスの形が具体的になります。予算はここまで、会議室や来客スペースを設けたい、倉庫や更衣室が必要、それに立地や交通アクセスの利便性など、事業によって求める条件はさまざまでしょう。また、増員を見込む場合も含めて、雇用形態やオフィスの運用方法を最初に固めておくと、必要なオフィス面積が無駄なく明確に割り出せます。スタッフが50〜80名いても、直行直帰の営業職や変則シフトのアルバイトスタッフに固定デスクは必要ないかもしれません。あるいは、リモートワーク(テレワーク)の導入で、オフィススペースを30席に絞ることが可能かもしれません。
最近は、自分の固定席を持たずに自由な席に座る「フリーアドレス」という制度を導入する企業も多くなってきました。「大きなオフィスに移転したが、必要なかったので賃料など経費削減のために再び小さなオフィスに移転した」というケースもあります。これでは、引っ越し代などが無駄になってしまうでしょう。オフィスを選ぶ際には、多方面からじっくり検討する必要があるのです。

生産性の高い空間活用が可能か

オフィスを探す際は、生産性を高めるワークスペースの配置や全体的なレイアウトもイメージしておきます。導線やコミュニケーションがスムーズで収納も整理されているオフィスは、時間と必要スペースの無駄を省くことができます。しかし現実には、広そうに見えたけれど機器を入れたら予想以上に狭くて窮屈、オフィスの間取りによっては機器が入らない、ということもあります。最初にレイアウトのイメージを掴み、実際の間取りで実現可能かどうかを判断できるようにしておくと、オフィス選びで失敗しません。
同じくらい大切にしたいのが、オフィス空間のデザイン性です。美しくてきれいな空間は、スタッフのモチベーションをアップさせます。その結果が生産性に影響するというアンケート結果もあり、事実、オフィスデザインに力を入れる企業もたくさんあるのです。

今回のまとめ

50〜80名のスタッフに席を用意する場合は、200〜320坪の面積帯が視野に入ります。しかし、固定席を必要としないスタッフの存在やオフィスの運用方法、業種業態などの要素を一考し、本当に必要なオフィス条件を洗い出してみましょう。生産性を高められる後悔しないオフィス探しができます。

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