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コラム 2020.10.19

スタッフ数1〜5名に最適なオフィスを決める上で確認すべきポイント


オフィスの移転や新規開業を行う時は、最適な物件を確保する必要があります。物件選びにおいて配慮すべきポイントはいくつもありますが、特に重要なのがスタッフの人数です。効率よく業務にあたるためにも、スタッフの人数に見合った物件を選ばなければなりません。
ここでは、スタッフ数1〜5名のオフィスを決める際に確認すべきポイントを解説します。

【目次】
1.オフィスの面積は1人当たり3坪必要
2.少人数のオフィスでは、面積をやや広めに考えよう
3.少人数の企業にはレンタルオフィスもおすすめ
4.今回のまとめ

オフィスの面積は1人当たり3坪必要

最初に、オフィスの最適な面積の求め方を知っておきましょう。日本では一般的に、従業員1人当たり3坪(約10平方メートル)の面積が必要とされています。畳でいうと約6枚分です。広く感じるかもしれませんが、これは共用スペースも含めての話なので、従業員1人当たりの作業スペース(デスクなど)はもっと狭くなるでしょう。
また、労働基準法では、従業員1人当たりの就業空間を10立方メートル以上にしなければならないと定めています。オフィスの天井の高さを2.5mとすると、床の面積は4平方メートルです。「共用スペースも含めて1人当たり10平方メートル」という数値と比較しても、妥当なところではないでしょうか。
ただし、これはあくまでも基本的な考え方です。実際には、スタッフ数や業種によって必要な面積は異なります。特に近年では、柱が少ないなどレイアウト効率の高いオフィスが増えたことで、1人当たりのオフィス面積も縮小しているのです。より詳しい考え方は、次の項目で見ていきましょう。

少人数のオフィスでは、面積をやや広めに考えよう

スタッフ数1~5名程度のごく小規模な企業では、オフィスの面積を少し広めに取る必要があります。なぜなら、オフィスの面積が多少変化した程度では、共用スペースの面積が大して変わらないからです。
たとえば、スタッフ数を5名から10名に倍増させたとしても、コピー機は1台あれば事足りるでしょう。キャビネットなどの収納スペースも、多少増やす必要はありますが、いきなり2倍にする必要はまずありません。逆にいえば、スタッフ数を10名から5名に半減させても、共用スペースはほぼそのまま残しておかなければならないのです。そのため、小規模なオフィスであればあるほど、総面積に対する共用スペースの比率は高くなり、多少余裕を持ってスペースを確保する必要があります。
もちろん、前述したように業種ごとの違いもあるため、一概には言えません。備品の設置スペースを考え、業務中の動きをシミュレーションし、本当に必要な面積を割り出しましょう。

少人数の企業にはレンタルオフィスもおすすめ

最後に、少人数のオフィスに合った物件を考えてみましょう。オフィスというと、賃貸のオフィスビルを想像する方が多いかもしれませんが、少人数だとやや難易度が高めです。ベンチャー企業・スタートアップ企業などの場合は、審査に通れないケースもあるでしょう。
そこで活用していただきたいのがレンタルオフィスです。レンタルオフィスなら審査にも通りやすく、主な備品が最初からそろっているので、すぐにでも入居して業務を開始できます。スタッフ数が1~2人なら、シェアオフィスやコワーキングスペースでも構いません。
なお、たとえ5人以下の企業であっても、それぞれが作業に集中するための環境は必要になります。周囲が気になる時は、デスクパーテーションを活用するなどして、自分用の空間を作りましょう。半透明のパーテーションなら、空間を仕切りつつも開放感を維持できます。

今回のまとめ

少人数向けのオフィスを選ぶ時は、「広いスペースも必要ないし、適当に選んでいいだろう」と考えてしまうこともあると思われます。しかし、小さいオフィスだからこそ機能が凝縮されている必要があり、大規模なオフィスとはまた違った点に気をつけなければならないのです。最適な物件を選び、小さくても素晴らしいオフィスを作り上げましょう。

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