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コラム 2023.05.26

オフィス・事務所のサードプレイスオフィス導入の意外なメリットとは?


年々日本でも働き方の見直しが進み、働き方改革を掲げて仕事に対する取り組み方やオフィスのあり方について大きな変化を遂げています。コロナの影響もありテレワークが幅広い人に認知されましたが、新しい働き方の一つであるサードプレイスオフィスの導入が進んできました。これは、従来の常識だった、決まった場所だけで働くのではなく「第3の場所」を企業が用意して従業員が働く場所を好きに選べる働き方です。自宅に近いシェアオフィスだったり、都会から離れたサテライトオフィスだったりとこれまで通勤や仕事環境で感じていたストレスや不満を解消できる働き方でもあります。
従業員のモチベーションが上がれば、企業の活性化にもつながるので、従業員・企業ともにメリットがあるでしょう。ここでは、サードプレイスオフィスの導入がもたらすメリットを解説します。自社に導入するとどんな未来が待っているのかイメージしてみてください。

サードプレイスは居心地が良いのでメンタルヘルス改善につながる

近年、日本でも働き方を改革しようとする動きがあるなかで、企業ごとに様々な取り組みが進んでいます。聞いたことがあるものの、まだまだ知らない方も多いかもしれません。
例えば、株式会社スノーピークや株式会社セールスフォース・ジャパンなど大手企業は続々と導入を進めて、従業員のメンタルヘルスの改善を図っています。
導入を進めることでどんなメリットをもたらすのか詳しく見ていきましょう。

サードプレイスとは心地よく快適に過ごせる空間

サードプレイスは、「第3の場所」として心地よく快適に過ごせる空間と呼ばれています。つまり、働く従業員が心からリラックスして快適に過ごせる場所のことです。例えば、身近なところでは緑が多い公園やおしゃれなカフェのような空間と考えると想像しやすいでしょう。
従来、仕事は決められたオフィスでしなければならない時代でしたが、最近は働き方が多様化しているため、「第3の場所」がワークスペースとして注目を集めています。
さらに、従業員が働きやすい環境を企業側が提供する必要性も問われていますので、従業員一人ひとりを支える施策として、積極的に導入を検討することをおすすめします。

仕事への集中力が増して生産性が向上する

第3の場所によってもたらす最大のメリットは、従業員の集中力が増して生産性の向上につながる点です。決められた場所で毎日同じ仕事を繰り返していれば、誰しも集中力の低下が起きるのは当然かもしれません。
本社オフィスだけではなく別に仕事をする場所があれば、日によって仕事をする場所が変えられるので、新鮮な気持ちで仕事に望みやすくなります。特に考えが煮詰まったとき、円滑に進まないときは気分転換になるので仕事がはかどるはずです。
その結果として、生産性が向上し、個人にも会社にも良い結果をもたらすことになります。

仕事への取り組みが変わりメンタルヘルス改善

サードプレイスオフィスの存在で生産性が向上すれば、一人ひとりに余裕が生まれ仕事への取り組み方が変わってきます。取り組み方が変わればモチベーションが上がり、メンタルの安定につながるはずです。そのため、結果的には導入を進めることで従業員のメンタルヘルスケア改善になると言えるでしょう。
ストレスや不満を感じていると精神的な病気に陥ってしまうケースや退職してしまうケースが多い傾向が見られます。従業員が心地よいと感じる空間を提供して、従業員のメンタルヘルスケアを意識した社内体制を検討することが大切です。

居心地の良さやメンタルヘルス改善はオフィス・事務所の離職を防ぐ

従業員は居心地のよさを感じながらモチベーション高く働ければ、その企業で働く価値を見出せるようになります。結果、同じ職場で長く働いてくれる人材になるはずです。つまり、サードプレイスオフィスは人材の流出を防ぐ「防止冊」になりえると言えるでしょう。
ここからは、離職率が低下する理由とどんなオフィス・事務所にしていけばよいのかを解説します。

モチベーション向上で離職率低下

サードプレイスオフィスは居心地の良さだけでなく、職場までのアクセス・家庭の事情など外的要因による不満・ストレスさえも解消してくれる可能性があります。
例えば、これまではオフィスまで2時間かけて出社していたが30分で行けるようになれば、毎日通勤時に感じていたストレスも解消します。他にも、育児や介護の関係でオフィスまで通勤するのが大変で退職を考えていた場合も、通いやすい場所にオフィスがあれば仕事も家庭も両立できる可能性が高まるでしょう。
例に挙げたようなストレスや不満が解消できれば、モチベーションが向上して人材の流出を防ぐきっかけになるはずです。
快適に仕事ができる空間と多様化する従業員の働き方に対応できるサードプレイスオフィスはメリットが多く、離職率の低下も期待できるでしょう。

どんなオフィス・事務所が良いのか

ではどんな場所にオフィスを用意して、どのようなタイプのオフィスにすれば良いのでしょうか。大きく分けて以下の3タイプがありますので、企業の状況や従業員の環境に合わせて検討してみてください。
・従業員の自宅付近のシェアオフィス
・都会の喧騒から離れたサテライトオフィス
・娯楽施設に併設されたシェアオフィス
最も検討しやすく効果も期待しやすいのは自宅付近のシェアオフィスではないでしょうか。
通勤にかかる時間や不満は大きく、ストレスなく仕事場に行けるのはメンタルヘルスケアの観点において重要です。従業員数も多い場合はエリアごとに分けて用意するのが理想的です

災害などの緊急時でも仕事を続けられる

本社とは別の場所にオフィスが複数あれば、災害などの緊急時でも仕事を続けられるでしょう。ここからは、緊急事態にも備えられるサードプレイスオフィスのメリットを解説し、他にもどんなメリットがあるのかご紹介します。

サードプレイスオフィスがあればリスク分散ができる

どうしても災害などの予期せぬ事態が起きてしまうと、事業を止めなければならないケースもあるかもしれません。そんな時に従業員の自宅近くに仕事環境があれば、業務を止めずに続けられる可能性があります。
サードプレイスオフィスは従業員のメンタルヘルスケアだけでなく、企業にとっても大きな恩恵をもたらします。オフィスが複数箇所に点在しているとリスク分散に繋がるのでおすすめです。

サードプレイスオフィスにはメリットが多数ある

サードプレイスオフィスには他にもメリットがあります。
特に従業員を育成するという点においては、通常の業務では育成しにくい部分の強化を期待することも可能です。最近の若年層は「指導される」ことに抵抗を抱いてる人も多いので、良いモチベーションで自ら体験しながら学べる第3のオフィス環境は最適かもしれません。

創造性が増す

サードプレイスオフィスで仕事ができれば、いつも同じルーティンではなく新しい刺激が加わることになり創造性を豊かにしてくれます。また、サードプレイスオフィスで使用するようなシェアオフィスは、これまで出会ったことのない人に出会うことが多い場所です。今まで考えもしなかったような意見に触れて、新しいインスピレーションを受ける可能性もあるでしょう。
これまでなかった体験は個々の創造性を高めるため、サードプレイスオフィスという場所はよいきっかけになるはずです。

個人の主体性を高めて企業に価値をもたらす

サードプレイスオフィスで仕事をする場合は、ある程度自分でスケジュールを決めて業務をこなしていかなければなりません。常に同じオフィスで仕事を進めていると上司からの「指示待ち」をしている人材も多く、主体的に取り組む姿勢が見られないことも多いのではないでしょうか。
しかし、自分自身で仕事の段取りをして業務を進める必要があるので、自然と主体性が身につくきっかけができます。そのため、「従業員にもっと積極的に仕事へ関わってほしい」と考えている企業にもおすすめの施策です。

企業への関心が高まる

サードプレイスオフィスのメリットについてご紹介しましたが、実際に導入している企業はまだまだ少ないのが現状です。大手企業では確かに導入を進めていますが、中小企業ではまだまだ進んでいません。自社に導入すれば、「会社は従業員の目線も大切にしているのだ」と外部だけでなく内部の人間にも感じてもらえるでしょう。
そうすると、自分が働いている企業により関心が湧き、もっと会社に貢献できることはないかと考えるきっかけにもなるかもしれません。
「言われたことだけをやればいい」ではなく、「もっとこうしていきたい」と熱量のある人材の育成につながるはずです。

今回のまとめ

サードプレイスオフィスは第3の場所と呼ばれており、就業員が快適に過ごせる新たなオフィスのことを指します。いつも同じオフィスで仕事をしていると、どうしてもマンネリ化が進んでしまい、従業員の集中力低下にも繋がりかねません。
サードプレイスオフィスの導入ができれば、状況によって働く場所を選ぶことができるので、いつでも新鮮な気持ちで仕事に取り組めます。結果的に生産性が向上していき、従業員も気持ちよく仕事ができるようになるので、精神的安定にも繋がるでしょう。
他にもメリットは多く、緊急時でも事業を止めずに続けられるなど企業のリスク分散として最適な手段でもあります。企業の活性化を狙う施策として、サードプレイスオフィスについて検討してみてはいかがでしょうか。

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