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コラム 2023.04.03

賃貸オフィス内にドアを設置するメリットと注意点


賃貸オフィスにドアを設置するメリットや賃貸オフィス内に設置できるドアの種類にはどのようなものがあるのかなど、賃貸オフィスにドアを設置することに関する疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、賃貸オフィスにドアを設置するメリットや、間仕切りとドアの種類について解説します。今オフィスにある課題を解決するために、どの間仕切りやドアの種類が合うか検討する際の参考にしてください。

ドアで間仕切りをして実現するプライバシーの確保と冷暖房費の削減

オフィスにドアを設置するメリットは、「プライバシーの確保」と「冷暖房費の削減」の2つです。それぞれのメリットについて解説します。

プライバシーの確保

ドアで間仕切りをすることで、プライバシーの確保に繋がります。ドアやパーテーションを設置しないと、誰でもみられるセキュリティーが一切ない場所で仕事をするのと一緒です。
例えば、来客者がオフィスに来た際に、エントランスからオフィス内が丸見えになってしまうことは業務上良くなく、社員も業務に集中できません。しかし、この悩みをドア1つで解決できます。プライバシーの確保や社員の集中力向上のためにも、ドアを設置しておくと良いでしょう。

冷暖房費の削減

オフィスドアを設置することで、冷暖房費を削減できます。ドアのないオフィスだと、冷暖房をつけていても効果を実感しづらいため、冷暖房の設定温度が極端になってしまうなど無駄なコストがかかる原因になってしまいます。
また、温度が暑かったり、寒かったりすると社員の集中力が低下してしまいかねません。社員の働きやすさや冷暖房費を削減するためにも、ドアの設置を行うようにしてください。

冷暖房費から見る間仕切りの種類とその効果

オフィス空間に欠かせない設備の1つとして冷暖房が挙げられます。季節に関係なく快適な環境で働くためには、冷暖房が必要不可欠です。しかし、冷暖房費は高くなりがちです。オフィス内に間仕切りを設ければ空間を仕切りやすくなるため、冷暖房が効きやすくなり、結果的に冷暖房費削減を実現できます。
冷暖房費を削減するために使える間仕切りは以下の6つです。
・ローパーテーション
・ハイパーテーション
・スチールパーテーション
・アルミパーテーション
・オフィス家具
・カーテン
それぞれの特徴について解説します。

ローパーテーション

ローパーテーションは施工をする必要がなく、手軽にオフィスを区切ることができるため大変便利です。しかし、ローパーテーションには様々な種類があるため、どれを選んだら良いか迷う方も多いかもしれません。
手軽に設置できるため、「思ったのと違う」となってしまわないように、それぞれの目的に合ったものを選ぶようにしてください。
ローパーテーションの高さは空間別で検討することも大切です。例えば、冷暖房の風が外に逃げないようにしたい場合は「立ち上がっても見えない高さ(H1,800〜)」のもの、打ち合わせスペースのように目線を合わせずに人がいることを確認できるようにしたい場合は「立ち上がると人の気配が見える高さ(H1,500〜H1,600)」ものにするなど、目的に合わせて高さを選びましょう。高さの目安は以下の通りです。
・H1,800〜:立ち上がっても見えない高さ
・H1,500〜1,600:立ち上がると人の気配が見える高さ
・H1,300:立ち上がると顔が見える高さ
・H1,000〜1,100:座っていても見える高さ
また、L型とT型、コの字型、H型のようにレイアウトの形もあるので、こちらも用途に合わせて選ぶことをおすすめします。

ハイパーテーション

ハイパーテーションは、天井や床などに固定されているパーテーションのことです。通常は固定して利用するため、ローパーテーションとは異なり、一度設置するとなかなか移動できないというデメリットがあります。
しかし、簡単に移動できないので、しっかりと固定でき、丈夫な空間管理用の壁として利用できます。そのため、冷暖房の風を逃す心配がなく、部屋を適温に保ってくれるでしょう。
他にもハイパーテーションには、防音性が高くなるというメリットがあります。床から天井までパネルを取り付けられるため、四方を囲んでしまえば音漏れする心配はありません。後ほど紹介するスチール素材のものを利用すれば、さらに防音性を高められます。
また、ハイパーテーションをうまく活用すると、セキュリティー強化を目的とした部屋を作れます。出入り口に扉を設け、鍵を施錠できるようにすれば、出入りできる人を限定することが可能です。

スチールパーテーション

スチールパーテーションは防音性が高く、冷暖房の風を逃す心配がないため、部屋の温度を適温に保つことが可能です。また、繋ぎ目がボードで覆われているので、パーテーション自体をマグネットボードとしても利用できます。見た目もスッキリとしていて、見栄えと実用性を兼ね備えたパーテーションです。表面にクロス加工やシート加工を施したり、スチールパネルをガラスパネルに変更したりすると、硬質感を抑えた柔らかい雰囲気を演出できます。
しかし、スチールパーテーションは設置するときや、場所を変更するときなどに専門の工事業者へ依頼しなければなりません。設置や移動、解体などするときは費用がかかることを覚えておきましょう。
素材に使われているスチールは耐火性に優れているので、防火基準が厳しいビルでも設置できます。また、耐久性も高いので長期的に利用できます。

アルミパーテーション

スチールパーテーションと比較すると防音性には劣りますが、軽量でコストが安く、工事期間が短いため設置しやすいのが強みです。軽くて移動がしやすいためレイアウトをよく変更するオフィスや、表面のパネルの種類が豊富でカラーやガラス素材を利用できることからデザイン性を重視したいオフィスに向いています。

オフィス家具

オフィス家具は間仕切り工事ではなく、オフィスで利用している家具を利用して自由にレイアウトを変更できます。オフィス家具は会社のデザインや用途に合ったものを使用して、オフィスや店舗のレイアウトを自由に変更することが可能です。
パーテーションをずっと使うかわからない場合や、今あるもので冷暖房費用の出費問題を解決したい場合は、オフィス家具を利用してみると良いでしょう。デザイン、機能性が高いオフィス家具での間仕切りは従業員の効率も高くなり、モチベーションも上がります。

カーテン

オフィスを区切るためには、パーテーションが一般的ではありますが、場所を取らないカーテンを用いた方法もおすすめです。
また、カーテンを利用すると冷暖房の効果を高めてくれます。空間を仕切ることで、冷暖房の温度を調節しやすくなり、電気代の節約効果が期待できます。壁を作ると圧迫感が出やすいですが、布のカーテンを利用すると柔らかい印象にすることが可能です。

賃貸オフィス内に設置できるドアの種類とそれぞれの注意点

賃貸オフィス内に設置できるドアは以下の7つです。
・片開きドア
・パネルドア
・スライドドア
・スリッドドア
・ガラスドア
・パーテーションドア
・自動ドア
それぞれの注意点や特徴について解説します。

片開きドア

片開きドアは最もオフィスで目にすることが多いドアです。シンプルな作りで、他のドアよりも安い価格で設置できるというメリットがあります。片開きドアはドアを開閉できるスペースが必要になるので、十分なスペースを確保できるかを検討した上で導入してください。

パネルドア

パネル一枚でできたドアのことをパネルドアと呼びます。オフィスドアの中で一番安い価格で導入できますが、ガラスが使用されていないため、中の様子を見ることができないというデメリットがあります。そのため、会議室のような部屋に人がいるかの確認が必要な部屋の設置には向いていません。

スライドドア

スライドドアは名前の通り、スライドして開閉するドアです。ドアを開閉するためのスペースを確保する必要がないため、スペースに関係なく導入できるというメリットがあります。しかし、他のドアよりも設置費用が高くなってしまうので、予算と相談をしてから導入する方が良いでしょう。

スリッドドア

スリッドドアは中央に長方形のパネルが埋め込まれているドアです。パネルドア同様に、オフィスでよく見かけるドアの一つです。長方形の部分にフォグラスシートを貼れば、外から部屋の中を見えにくくできます。

ガラスドア

ドアの素材にガラスが使われおり、中の様子を伺うことができるのがガラスドアです。パネルドアと比較すると、金額は上がりますが、開放感のある雰囲気にできたり、中の様子を見たりできるため、人気のあるドアの一つです。
ドアのどの範囲がガラスになっているかは商品によって異なるため、どこの部分をガラスにしたいか検討してから購入してください。また、ガラスの部分にシートを貼れば、曇りガラスのようにできます。普通のガラスでもシールを貼るだけで、外から中が完全に見えないようにすることができるので、用途に合わせて利用してみると良いでしょう。

パーテーションドア

スライドドアを購入したいけれど、費用が高くて購入できないという方はパーテーション式のスライドドアを購入するのがおすすめです。パーテーションであるため、完全に密室にすることはできませんが、部屋を分けたりスライドドアの役割を担ってくれたりします。
パーテーションの場合、出入りが手間ですが、スライド式の場合は開閉も簡単です。

自動ドア

近年、自動ドアを導入する企業も増えてきました。費用は高いですが、両手に荷物を持っているときでも自動で開閉してくれるドアは非常に便利です。毎日多くの社員が出入りする場所や、大きな荷物の出し入れが頻繁にある企業は導入を検討してみてはいかがでしょうか。

今回のまとめ

今回は、賃貸オフィス内にドアを設置するメリットと注意点について解説しました。ドアを間仕切りとして利用することで、プライバシーの確保と冷暖房費の削減に繋げられます。初期費用こそかかりますが、その後のメリットを考えると導入した方が良いと言えるでしょう。
また、ドアには様々な種類があるので、ドアを導入する目的を明確にして、オフィスの課題を解決できるドアを購入することが大切です。

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