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コラム 2022.08.02

ワンルームの賃貸オフィスのおすすめレイアウトとおすすめの理由


近年、新型コロナウイルス感染症や働き方改革などによりワンルームの賃貸オフィスが流行しています。ワンルームオフィスの場合、デスクなどのレイアウトに悩む方は多いのではないでしょうか。レイアウトは適当に決めてはいけません。感覚で決めてしまうと業務効率が悪くスタッフから不満が出るオフィスになってしまいます。オフィスのレイアウトは目的に応じて決める必要があるのです。
本記事では、代表的なワンルームオフィスのレイアウトをご紹介します。レイアウトを決めるには、通路幅、作業スペース、動線などへの配慮も必要です。この記事を読めば自社の業種に合ったレイアウトとそのメリット、デメリットを理解することができますので、業務効率が良く、スタッフが働きやすいオフィスを作りたい方はぜひ参考にしてください。

1.ワンルームの賃貸オフィスならば壁型がおすすめ

ワンルームオフィスでおすすめなのが「壁付け型」と呼ばれるレイアウトです。デスクを壁側に寄せることで他のスペースに余裕ができ、部屋を広く活用することができます。
テレビドラマなどで出てくるオフィスの多くは対向型レイアウトです。正面に同僚がいるためコミュニケーションはとりやすいのですが、常に視線を感じながら仕事をする形になるためプライバシーが守られにくいことがデメリットだと言えるでしょう。
壁型のレイアウトであればスタッフは全員壁側を向いています。周囲の視線が気にならず仕事に集中することが可能です。上司も原則壁側を向いているため、視線も気にすることなく仕事ができるためストレスの軽減効果も期待できるでしょう。サイドにパーテーションを配置すればプライバシーにも配慮された空間を確保できます。中央に広い通路ができるため、動線がはっきりしやすいこともワンルームオフィスにとってのメリットと言えるのです。
コミュニケーションがとりにくそうに感じるかもしれませんが、実際には椅子を180度回すだけで後ろのスタッフと会話が可能です。小グループでの話し合いはその場で行うことができるため、利便性の高いレイアウトと言えます。会議室がなく、数人での話し合いを大切にして欲しい部署においては特に壁型レイアウトが便利です。その場合、レイアウトの中央に打ち合わせ用のテーブルなどを置くとより良いでしょう。
また、レイアウトでは、デスクだけではなくよく使うものはアクセスの良いところに配置するなど快適に仕事ができるように工夫しなければなりません。壁型レイアウトは中心に空間が確保できるため、よく使うものをまとめて配置することもできます。
メリットの多い壁付け型のレイアウトですが、管理者にとっては部下全体の仕事が見えにくいというデメリットがあります。そのため、管理者が意識して進捗状況を確認したり、部下と積極的にコミュニケーションをとるような姿勢が必要です。
ただし、スタッフ間のコミュニケーションがより求められたり、顔の見える職場を目指したりする場合は壁付け型のレイアウトが適さないことも少なくありません。そこで、その他4種類のレイアウトについて見ていきましょう。

・対向式レイアウト
スタッフ同士が対面する形のレイアウトです。デスクが1つの島を形成するため島型と呼ばれています。部署やチームごとにまとまって仕事がしたい場合に活用されるレイアウトです。

・同向型レイアウト
学校のようにデスクが同じ方向を向いているレイアウトです。来客に背中を向けることがないため、銀行や郵便局などの窓口業務を行う職種に多いレイアウトとなっています。

・ブース型レイアウト
パーテーションなどを利用して個人の空間を作るレイアウトです。個人の作業に集中しやすいというメリットは同僚とのコミュニケーションがとりにくいというデメリットにもなるので注意しなければなりません。

・クラスター型レイアウト
前後の列は同じ向きを、隣のデスクは向きを逆にするレイアウトです。左右対向式レイアウトとも呼ばれます。プライバシーとコミュニケーションの両方に配慮したレイアウトと言えるでしょう。

オフィスのレイアウトは職場の雰囲気を決めるだけでなく、業務効率にも影響します。レイアウトを決める際にはスペースの有効活用、プライバシーへの配慮、コミュニケーションのとりやすさの3点に気を付けると良いでしょう。

2.可動式のデスクを使用すれば島型への変更も簡単

オフィスのレイアウトは業務内容や目的によって異なります。壁付け型のレイアウトはワンルームの賃貸オフィスにおすすめですが、ずっと同じレイアウトではパフォーマンスが落ちてしまうことがあるので注意が必要です。
また、壁に向かっている状態に圧迫感を感じることもあるかもしれません。いつでもオフィスのレイアウトを変更できるように可動式デスクを揃えておきましょう。可動式のデスクとは、キャスターがついていて簡単に移動することができるデスクのことです。可動式デスクを活用して、レイアウトを変更する際のポイントをご紹介します。

レイアウト変更の目的を明確にする

デスクや家具の配置の変更は単に気分に任せて行うのではなく、現状の問題点を改善するために行います。まずは現状を把握し、浮かび上がってきた問題点を改善するために必要な配置の変更を考えてください。
例えば、スタッフ間のコミュニケーションを今以上に活性化したいのであれば、背面式や対向式のレイアウトが良いでしょう。

動線を意識する

同じレイアウトでしばらく仕事をしているとスタッフの行動するパターンが見えてきます。使用頻度の高いものはアクセスの良い場所へ移動しましょう。無駄になっているスペースがあればレイアウト変更の際に改善します。
動線はメインとサブを分けて考えます。メインとは入口から入って目的地に到達するまでの動線です。最もよく利用する通路なので余裕をもって人とすれ違うことができる広さが理想的です。サブはメインの動線が混雑している時に使う別の通路です。シンプルで動きやすい動線を心がけてください。

通路スペースを確保する

一般的に作業スペースは400mm、通路幅は900mm確保します。つまり、背面式の場合はデスクとデスクの距離は400mm+900mm+400mmで1700mmは必要ということになるでしょう。対向式であっても背面に収納棚などが配置されている場合はさらに400mm程度のスペースを確保するとストレスなく作業することができます。

3. レイアウトではパーテーションなどプライバシーの確保も忘れずに

レイアウトの目的、配置が決まれば実際に家具やデスクを配置していきます。コミュニケーションとプライバシーは常に表裏一体の関係。しかし、コミュニケーションの活性化を図りたいからと言ってオープンな空間を作りすぎてしまうとプライバシーが守られなくなってしまいかねません。
普段の仕事の最中に何気ないコミュニケーションをとるためには背面式や対向式などのレイアウトにメリットがあります。しかし、機密情報などあまり全体に聞かれたくない内容の話をするときは区切られたスペースが必要です。ワンルームオフィスではデスクスペースだけでなく、多目的スペースや会議スペースなど目的に応じたスペースを確保するようにしましょう。壁のない空間でもパーテーションを利用すれば間仕切ることができます。

・ローパーテーション
床からの高さを選ぶことができる据え置きタイプのパーテーションです。複数のパネルを連結すれば幅や高さを自由に設計できます。カラーバリエーションも豊富なのでオフィスの雰囲気を変えることもできます。立てば奥が見える高さにすれば、コミュニケーションを阻害することなくプライバシーを守ることが可能です。ただし、完全に仕切るわけではないため、防音性は低く話し声は聞こえてしまう点に注意しなければなりません。

・スチールパーテーション
2枚の石膏の不燃ボードをスチール製の骨組みで挟んだ構造のパーテーションです。工事業者に依頼する必要がありますのでコストがかかります。高い防音性が特徴で、社外の方との打ち合わせなどでも利用できる会議スペースを確保できるでしょう。スチールは耐火性が高いため防火基準を満たしやすいパーテーションです。

・アルミパーテーション
スチールパーテーションに比べると防音性は劣りますが軽量でカラーバリエーションが豊富なのでデザイン性の高いパーテーションです。軽量でコストも抑えられます。ガラス素材も利用できるため、おしゃれなオフィスにしたい方にはおすすめです。

・簡易型パーテーション
キャスター付きで移動も簡単なパーテーションです。ちょっとした空間の間仕切りに有効です。安価ですぐに導入できますが、当然防音性は期待できません。

今回のまとめ

ワンルームオフィスはデスクの配置だけで雰囲気や働きやすさが大きく変わります。業種やチームの目的に合ったレイアウトを選びましょう。ただし、一度決めたレイアウトに固執する必要はありません。スタッフの希望や解決すべき課題に応じてレイアウトも柔軟に変更しましょう。家具やデスクを壁などに固定してしまうとレイアウトの変更ができなくなることがあります。そのため、いつでも動かせる可動性のデスクがおすすめです。空間の間仕切りにパーテーションは重要な役割を果たします。賃貸オフィスの場合は工事が可能かどうか確認しておいてください。本記事でご紹介した内容を参考に、最高のパフォーマンスを発揮できるオフィスを目指してみてはいかがでしょうか。

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