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コラム 2022.12.27

オフィス・事務所で人気のソロワークスペースの具体的な種類


近年、日本人の働き方は劇的に変化しました。テレワークの導入でWeb会議が増え、フリーアドレス制の導入を行い1人で作業できる場所の確保が求められるようになったのです。
そんな中、気軽に作れるソロワークスペースが注目されています。ソロワークスペースには様々な種類がありますが、卓上型やボックス型のブースが人気。それぞれメリットがありますので、目的や用途に合わせて選択するのが賢明です。ここでは、賃貸オフィスでも設置でき、Web会議や商談にも便利なソロワークスペースの種類を解説します。

賃貸オフィスで使える卓上設置型とボックス型の違いとは

コロナ禍や働き方改革の推進により、ワークスタイルも劇的に変化しました。
会社に決まった席を設けない「フリーアドレス」や、働く場所や時間を自由に選択する「ABW」、自宅にいながらオンライン上で仕事をするテレワークなども急増し、Web会議やオンライン商談も一般化しています。
このような変化は、働き方にメリハリを与える反面、「集中できる場所の確保が難しい」というデメリットもあるのです。また、家族構成や自宅の間取り、広さなども影響します。
そんな背景から、周囲を遮断して仕事に集中できるソロワークスペースへの需要が高まっているのです。

オフィスに設置するメリット

オフィスにソロワークスペースを設けることには、多くのメリットがあります。

生産性の向上

ソロワークスペースでは周囲の視線を遮断できますので、自室にいるときのようにリラックスして作業ができます。クリエイティブな作業なら特に自由な発想で斬新なアイディアが生まれやすく、生産性の向上が期待できるでしょう。
また、長時間同じ場所で作業を続けるよりも、仕事内容に応じて環境を変えれば気分がリフレッシュできます。集中したいときにソロワークスペースに移動すればメリハリが生まれ、作業効率の向上が期待できるのです。

Web会議に最適

ちょっとした打ち合わせや会議をソロワークスペースで行えば、わざわざ会議室を押さえることなく手軽です。
周囲から遮断できるのでオフィス内の様子が映り込むことや、オフィス内の会話が聞こえてしまうことなどによる情報漏洩のリスクを減らします。また、会議の声が漏れて同僚の仕事を邪魔する心配もありません。

設置する際のポイント

オフィスにソロワークスペースを設置するときには、いくつか注意点があります。

設置場所

ソロワークスペースは人の出入りが少なく、静かで落ち着いた場所に設置しましょう。周囲を遮断しても社員がせわしなく行き交う場所では集中しにくいばかりでなく、Web会議中にマイクが周囲の会話を拾う可能性もあり、思わぬ情報漏洩につながる可能性もあるためです。

Web環境を整える

ソロワークスペースはWeb会議に利用することが多く、インターネット環境が必須になります。Wi-Fi、電源、マイク、ヘッドフォンなど、用途に応じた設備が必要です。

利用する際のルールを明確にする

集中して作業できるソロワークスペースですが、同じ人ばかりが長時間使用していては、会社全体の作業効率アップにはなりません。社員全員が気持ち良く使用できるように、利用用途や利用時間、予約方法などのルールを明確化することが重要です。

オフィスにおすすめの卓上型とボックス型

オフィスに設置するソロワークスペースは、卓上型やボックス型が人気です。
・卓上型:机に置くだけで、簡単に周囲を遮断してソロワークスペースを作れます。
・ボックス型:電話ボックスのような形状で周りを囲い、完全な個室を実現します。
どちらも大規模な工事は不要で、簡単に設置できるのがメリットです。

賃貸オフィスには簡単に持ち運べる卓上設置型

デスクに乗せるだけで、手軽にソロワークスペースを作ることができる卓上設置型は、自分自身の視線を遮りパソコンに集中させることで、作業に没頭できます。

形状

デスクに置き正面、左右、上部の4面、または正面・左右の3面を遮断します。

特徴

手軽にパーソナルスペースを確保でき、視界を制限することで集中力アップが期待できます。卓上で設置するタイプは座った状態の高さに合わせたものが多く、仕切られていながらも解放感があります。また、素材に吸音防音効果のあるものが使われている場合、音漏れを多少防ぐことも可能です。

値段

数千円~5万円ほどで購入、設置できます。

メリット

卓上設置型のメリットは以下の4つです。

どこへでも簡単に持ち運びできる

卓上設置型の最大のメリットは「手軽に持ち運びできること」です。レイアウトを変えることなく、デスクに置くだけで簡単に個人ブースが作れるので、急なWeb会議や打ち合わせにも対応できます。

低コストで導入可能

数千円から購入でき、設置工事は不要のため、追加購入する際やオフィス移転などの際にも手間がかからない点が魅力です。

感染対策になる

デスクごとに空間を仕切れることから、飛沫感染の防止効果が期待できます。感染症が蔓延している時期にどうしても出社しなければならない社員も安心です。

周囲を完全に遮断しない

完全に区切られていないため、他の社員からの声掛けもしやすいでしょう。同僚と相談しながらタスクを進めているときなど、移動せずにコミュニケーションが取れるので便利です。

デメリット

簡易的なものが多いことから、以下のようなデメリットもあります。

音漏れ

卓上設置型は周囲を完全に遮断するものではないので、音漏れを完全に防ぐことはできません。Web会議の音声が周りの社員の迷惑になったり、オフィス内の会話を取引先に聞かれたりする危険性があります。そのため、重要な会議や打ち合わせの際には利用しない方が無難です。

映り込み

卓上設置型は背後を遮断しません。Web会議の際には、背景に人や書類が映り込む可能性があります。「壁を背に座る」「重要なWeb会議には利用しない」などの配慮が必要になるでしょう。

便利な機能と種類

ソロワークスペースとして仕切るだけのものや、吸音素材を使用したものなど種類は豊富です。使用する目的や用途に合わせて選ぶと良いでしょう。主な機能は以下の通りです。
・吸音ウレタンを使用した防音効果のあるブース
・透過性素材で光を通し、顔映りを良くするデザイン
・電源タップなどの配線経路が確保できる作り
・折り畳みでき、収納や持ち運びが可能
これらの機能の他に、設置場所に応じて高さや幅も考慮して選んでください。広く使いたいならワイドタイプのものもあります。オフィス内やデスク周りの雰囲気に合わせてフェルトや不織布素材、色なども選択可能です。また、持ち運ぶことが多い場合、軽くて折り畳みが簡単にでき、収納場所に困らないといったものもあります。

オンラインミーティングや商談などはボックス型

外部の雑音を遮断し、音漏れも防ぐボックス型のブースは、Web会議やWeb商談に便利です。

形状

6面を覆いデスクを周囲から完全に遮断するクローズタイプと、天井や入口などブースの一部分が開いているセミクローズ型があります。

特徴

・デスクの周囲を覆うので、周囲の視線をほぼ遮断可能です。
・防音性が高く周囲の雑音を遮断し、ブース内部の音漏れを防ぎます。

値段

・10万~100万円
・設置費用がかかる場合もあります。

メリット

ボックス型ブースのメリットは以下の3つです。

リラックスできる

デスクをすっぽり覆い周囲を遮断できるので、人目を気にせずリラックスして仕事に取り組めます。

集中できる

周囲の視線を遮断するだけでなく防音性も高いため、人の気配や雑音も気にせず、作業に没頭できます。

Web会議に使える

防音性に優れ、周囲の視線を遮断できるボックス型は、Web会議中にオフィス内の人物や情報が映り込んだり、周囲の会話をマイクが拾ったりする懸念がありません。内容を周囲に聞かれる心配もないので、重要なWeb会議や商談にも安心して利用できます。

デメリット

大型のブースとなると設置のためのコストがかかる他、利用する上でのルール整備も必要です。

導入コストが高い

ボックス型のブースは大変便利ですが、単価が高く、複数設置するには導入コストがかかります。

スペースが必要

ボックス型のソロワークブースは場所をとるので、設置するには広いスペースが必要です。

細やかなルールが必要

コストやスペースの面から、オフィスに数多くのボックス型ブースを設けるのは難しく、効率的に運用するには細やかなルール作りが必須になります。特定の人物が専有することになっては、他の社員の不満が高まり、作業効率が低下することになりかねません。

消防法を確認する必要

消防法では6面を囲うクローズ型は「居室」、天井が開いているセミクローズ型は「家具」とみなされ、構造や素材に基準が設けられています。オフィスに設置する際には、基準をクリアしているか確認が必要です。

便利な機能と種類

ボックス型は一つの密閉された空間になるタイプもあることから、電源や照明、インターネット環境の他に換気システムや耐震設備などの機能が備わっていることも少なくありません。ボックス型ならではの機能や設備は以下の通りです。
・換気機能
・ソファやデスクライトが設置されているタイプ
・内部に吸音材を使用
・家具のように移動できるキャスター付き
ボックスのタイプによって消防法に準拠しているか、耐震設備が備わっているか確認することも重要です。また、ボックス内装にもこだわっているものがあるなど、予算や用途に合わせて選択すると良いでしょう。スペースさえ確保できれば気軽に設置できる「置くだけ」のものや、工事が必要なものもあります。導入コストは卓上型に比べると高くなりますが、サブスクリプションで導入も可能です。

今回のまとめ

オフィスで人気のソロワークスペースには、卓上型とボックス型があります。
卓上型はデスクに設置するだけで、手軽に集中できる空間を作ることができ、持ち運びが簡単です。導入コストや工事費もかからないため、安く場所を選ばずに利用できるのが人気の理由と言えるでしょう。ボックス型は個室となるため、周囲の目を気にせず作業が可能です。映り込みや音漏れのリスクが低いため、Web会議や商談にも最適な環境になります。
どちらの種類にも様々な機能や設備がありますので、ご予算や用途に合わせたものを導入することで、作業効率の向上が期待できます。賃貸オフィスでも導入可能なソロワークスペースをぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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