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コラム 2022.08.10

オフィス・事務所のプロジェクターの設置方法とは?壁への設置や天吊りなどの利点・欠点


オフィスや事務所にプロジェクターがあると、会議資料を印刷する手間や費用が削減できるだけでなく、本社や取引先とのリモート会議も効率的に行うことができます。人数が多い会議でも、実際の画面を見ながらその場で内容を修正できるので、後になって「会議で指摘された資料の修正をしていなかった」という失敗もありません。
オフィスや事務所で役立つプロジェクターには、どんな設置方法があるのでしょうか。今回は、3つの設置方法とそれぞれのメリット・デメリットについて解説します。

オフィス・事務所でのプロジェクターの設置方法①|台や机などに設置する

オフィスや事務所でプロジェクターを使う際には、その都度プロジェクター専用の台や机などに乗せて位置を決めて設置する方法が一般的となっています。普段はあまりプロジェクターを使わない場合やいくつかの会議室で共有しなければならない場合、オフィスや事務所の以外での使用頻度が高い場合などにおすすめの方法です。

プロジェクター専用の台に設置する

プロジェクター専用の台には、折りたたんで持ち運びすることができる三脚タイプと安定度が高いキャスタータイプとがあります。いずれのタイプにもプロジェクターの高さを調整する機能が付いているので、画面の補正をせずにお好みの大きさにすることが可能です。
プロジェクターに必要なだけの広さの台なのでかさばりません。また、プロジェクターが滑らないように固定する機能や、落下防止用のフレームがついているので、安定性が良いのもプロジェクター専用の台の特徴です。

机に設置する

机にプロジェクターを設置する方法は、ちょっとした打ち合わせやなどで気軽に使う際に、プロジェクターだけ移動させればよいので気楽に使うことができます。プロジェクター自体も小さい機種を選べば、取引先などで動画を見せたいという際にも持ち運びがしやすくて便利です。
しっかりきれいに画面を見せるためには、プロジェクターの高さを調整するための台を用意したり、台形補正を行ったりの調整が必要です。会議や研修で利用する際には、会議室の机をひとつプロジェクター用に使用することになります。
そのため、スクリーンや映写する壁の真正面の位置の机には人が座ることができず、空間を有効に使えないこともあります。

メリット

いつでもどこにでも気軽にプロジェクターを持って行って活用できるのが、固定せずにプロジェクター専用の台や机などに設置する一番のメリットです。壁や天吊りのプロジェクターを設置した事務所やオフィスでも、持ち運び用に専用の台や机に設置するタイプのプロジェクターも用意しているというケースは少なくありません。
1台購入すれば汎用できるので、使用頻度が少ない会議室にプロジェクターを用意するよりも費用が少なくて済みます。壁や天吊りのような工事費用もかからないので気軽に導入でき、会議室や打ち合わせスペースが多い事務所やオフィスにはおすすめの方法です。

デメリット

プロジェクター専用の台や机などに設置する場合には、電源コードやパソコンなどのデバイスとプロジェクターをつなぐケーブルが雑然とした印象を与えてしまいます。また、気を付けないとコードに引っかかって転んだり、機器を落としてこわしてしまったりすることもあるでしょう。
会議のたびにプロジェクターの位置を決めたり、ピントを合わせて画面補正を行ったりする設定を面倒に感じるようであれば、せっかく購入したプロジェクターの活用がうまくいかないこともあります。

オフィス・事務所でのプロジェクターの設置方法②|壁に設置

プロジェクターを使う会議室などが決まっている場合には、壁に設置する方法と天吊りする方法があります。ここではまず、壁に設置する方法について見ていきましょう。
オフィスや事務所の壁にプロジェクターを設置する方法には、以下の2種類の方法があります。

工務店などに頼んで設置する

壁にプロジェクターを設置する方法としては、壁に掛けるようにして設置する方法と、新たに棚を作ってもらう方法があります。最近のプロジェクターは小型化・軽量化しているとはいえ、いずれの場合にもプロジェクターが落下しないように、設置する壁に補強を入れてもらうことが大切です。
壁掛けタイプの場合には、プロジェクター専用の金具を使います。HDMIケーブルや電源コンセントの位置によっては、追加の工事が必要になる場合もあるので注意してください。工事を依頼する業者によく相談することが大切です。

既存の棚やキャビネットを利用する

既存の棚やキャビネットを利用する場合には、プロジェクターを選定する際に投影環境に合わせた機種かどうかを確認して選ぶ必要があります。工務店に依頼する場合同様、HDMIケーブルや電源コンセントの位置も忘れずにチェックしておきましょう。プロジェクターを購入する前にプロジェクターから投影する場所までの距離を測って、メーカーに相談してから購入すると安心です。

メリット

プロジェクターを壁に設置すると、プロジェクターの電源コードを壁に沿わせて隠すことができるので、オフィスや事務所をスッキリした印象にできます。プロジェクターの保管場所も不要になり、常に設置されていることで、ピントを合わせたり補正したりする手間がかかりません。そのため、機器が苦手な人でも気軽に活用できます。
また、プロジェクターの高さを投影するスクリーンや壁の位置と併せて水平に投影できるように設定しておけば、ゆがみがなくきれいな映像を映すことが可能です。

デメリット

プロジェクターを壁に設置する際には、スクリーンや壁などの投影位置と棚との距離やプロジェクターの機能が適当である必要があります。そのため、どのオフィスや事務所でも可能な方法ではなく、条件があった場合にのみ可能な方法です。
また、電源コードは隠せても、パソコンなどのデバイスとプロジェクターをつなぐケーブルを床に這わせることになると、専用の台や机に設置する場合よりも長いケーブルが必要になります。これには雑然とした印象を与えてしまうだけでなく、機器の落下やつまずいた人が転倒するリスクがあります。電源が近くにない場合、電源の工事も必要です。
さらに、離れた位置からきれいに映すためには、ある程度以上の性能を持つプロジェクターを購入する必要がありますので、費用がかさんでしまう点もデメリットの一つです。

オフィス・事務所でのプロジェクターの設置方法③|天吊りする

オフィスや事務所でプロジェクターを天吊りで設置する際には、天井に補強を入れる工事を行う方法と、壁や天井に穴などの傷をつけなくても天吊りできる便利グッズを使う方法があります。

工務店などに頼んで設置する

最近のプロジェクターは小型化・軽量化しているとはいえ、オフィスや事務所での天吊りで使うに耐える精度を持つのは5kg前後の機器になります。工務店に設置を依頼する際には、天井の状態を確認し、必要に応じて補強を入れてもらうことが大切です。
設置の際、HDMIケーブルや電源コンセントの位置によっては、追加の工事が必要になる場合もあります。プロジェクターの天吊り専用の器具を補強した場所に設置して、電源コードやケーブルを使いやすい位置につないでもらうと便利です。

便利グッズを使って設置する

貸しビルに入っているオフィスや事務所では、プロジェクターを設置するための工事が認められない場合も少なくありません。そんなときに便利なのが、穴あけ不要で天井に照明などを付けるためのダイレクトレールです。
ダイレクトレールには、オフィスや事務所の天井に配置されていることが多い「引っ掛けシーリング」を利用して設置できるものもあるので、まずは引っ掛けシーリングがあるかどうかを確認してみましょう。引っ掛けシーリングがちょうどよい位置にあれば、工事をしなくてもプロジェクターの天吊りが可能な場合があります。

メリット

オフィスや事務所にプロジェクターを設置する方法の中で、最もスマートで投影された映像がきれいに映るのが天吊りです。天井から吊るして設置するので、投影する場所からの距離も角度も最適な位置を選ぶことができます。また、電源コードやパソコンなどのデバイスとプロジェクターをつなぐケーブルが邪魔になることもありません。
プロジェクターが常に設置されていて、ピントを合わせたり補正したりする手間もかからないので、手軽に活用できる点もメリットです。

デメリット

天吊りは3つの設置方法の中でも設置作業のハードルが高いので、設置費用も高くなること、一度設置したら簡単には移動できないことがデメリットと言えるでしょう。ダイレクトレールを投影する場所に向かって垂直に設置できる場合は移動も可能ですが、投影するスクリーンや壁と設置位置の距離や角度を正確に計算して設置することが大切です。
また、引っ掛けシーリングに取り付けるダイレクトレールを使う際には、耐荷重が5kgとなっていますので、多少高価でも性能もよく軽いプロジェクターを選ぶ必要があります。
設置の仕方によっては、道路状況の振動を受けやすい建物では建物が揺れた際に揺れの影響を受けることがあります。正しく設置すれば、プロジェクターが落下する心配はほぼありません。しかし、地震などで激しく揺れた際には、落ちてくる可能性がないとは言えないので注意してください。

今回のまとめ

オフィス・事務所でプロジェクターを設置する際には、台や机などに設置する方法と壁に設置する方法、天吊りする方法の3つがあります。プロジェクター専用の台や机に設置する方法は手軽で可搬性がありますが、その都度設定しなければなりません。
棚や壁掛けで設置したり天吊りをしたりしてプロジェクターを固定する方法は使いやすいですが、工務店などに頼むなどの費用や手間がかかります。使用頻度やオフィスや事務所の状況にあわせて、使いやすくプロジェクターを設置してみてください。

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