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コラム 2022.08.22

職場に統一感を持たせてオフィス・事務所をおしゃれに仕切るパーテーションのコツ


事務所やオフィスなどでは、「他部署が隣接していて気になってしまう」「来客用の応接室に置いてある備品が見えてしまう」といった悩みが少なくありません。こうした問題を解消するために有効なのが、造作壁やパーテーションの設置です。施工期間やコストの面で比べると、造作壁よりパーテーションの方が多くのメリットを得られます。今回は、パーテーションの種類やどういった特徴があるかに加え、設置メリットなどを解説します。

どんなオフィス・事務所でも簡単に設置や撤去ができるローパーテーション

パーテーションの種類は、高さで「ロー」と「ハイ」に分かれ、素材で「アルミ」と「スチール」に分けられます。「ローパーテーション」は高さが天井まで届かず、床面で固定するものを指します。「衝立」と呼ばれることもあり、パーテーションの中でもサイズが小さいのが特徴です。ここでは、オフィスの規模に関わらず活用しやすいローパーテーションのメリットやデメリットを解説します。

ローパーテーションのメリット

設置が容易、多数導入してもコストを抑えられる点などがローパーテーションのメリットとして挙げられます。

設置や撤去を専門業者に頼まなくても良い

天井まで届く大きさのパーテーションは、レールの設置や天井への固定などの作業が必要です。そのため、自分たちだけで設置するのが難しく、基本的には専門業者に工事を依頼することになります。
一方、ローパーテーションは床でのみ固定すればいいため、組み立てや設置、使わなくなった際の撤去などを自分たちだけで行うことが可能です。

レイアウトを変えやすい

大きなパーテーションは一度設置してしまうと動かすのが困難です。動かせるものであってもレールの範囲内に限られるため、オフィス内のレイアウトを変更する際に制限がかかるでしょう。
ローパーテーションはサイズが小さいので持ち運びがしやすいといったものが多く、中にはタイヤがついているタイプもあります。撤去や移動もしやすいので、レイアウトの自由度が高まるのです。

コストが抑えられる

パーテーションや造作壁を設置する場合は設置工事が必要となり、パーテーション本体の費用以外に工事代もかかります。
ローパーテーションなら、設置工事が不要なので工事代をまるまる削減できるのです。加えてパーテーション自体もリーズナブルで、1万円以下で購入できる場合もあります。ローパーテーションを利用すれば、コストをかけずにオフィスや事務所の中で空間を分けられます。

知識があれば分解もできる

本来ならパーテーションの分解を自分で行うのはさまざまな知識が必要で、難易度が高い作業です。しかし、ローパーテーションは自分で組み立てや分解を行う前提となっており、構造が簡素化している傾向にあります。そのため、使うときにまた組み立て、使わないときは分解して備品置き場などに片づけておくことも可能です。

ローパーテーションのデメリット

ローパーテーションの高さ目安は160cmほどで、多くは天井に届きません。そのためセキュリティや遮音などの効果は、他のパーテーションより弱くなってしまいます。機密性が保ちにくいことから、取引先との商談や電話応対、内容に機密性が求められる重要な会議などで、相手を不愉快な気持ちにさせてしまうリスクがあるのです。ローパーテーションを活用するなら、受付や休憩スペースなどオープンな雰囲気でもトラブルになりにくい場所を選びましょう。

オフィス・事務所の天井まで届き遮音性やセキュリティも万全のハイパーテーション

160cm前後が主流のローパーテーションに対して、天井まで届く高さのものが「ハイパーテーション」です。「間仕切り」とも呼ばれます。
ハイパーテーションの中でも、固定方法でさらに2種類に分かれるのです。一つは天井と床の二カ所で固定するタイプ、もう一つは固定する代わりに床と天井部分にレールが設けられ、レールの範囲内でパーテーションを移動させられるタイプ(可動式パーテーション)です。ここでは、ハイパーテーションのメリット・デメリットを解説します。

ハイパーテーションのメリット

ハイパーテーションのメリットでは、遮音性やセキュリティ性の高さと、レイアウト変更のしやすさが挙げられます。

遮音性が高い

ハイパーテーションは天井から床までしっかりと仕切るため、個室のような密閉性が高く独立したスペースが作れます。ローパーテーションのように音が逃げるスペースがありません。電話応対や会議などを行うことにも適しており、周囲の音や環境を気にせず済みます。

セキュリティ性が高く防犯対策ができる

ハイパーテーションは個室のように独立した空間を作れるので、設定されている入口以外からは中に入ることはできません。また個室のように電子錠を付けるなどの防犯対策も可能です。資料や端末などの持ち出しによる情報漏洩を防げます。

人数に合わせて部屋のサイズを変えることも可能

ハイパーテーションの中でもレールのついた可動式の場合は、部屋のレイアウトを変えることが可能です。例えば大きな会議室をハイパーテンションで仕切って少人数のグループで使っていたが、他部署との連携などにより一度に使用する人数が増えた、などのケースが挙げられます。レールの範囲内であれば、仕切っているスペースを広げて対応することが可能です。このように可動式ハイパーテーションは、利用人数が変動しやすい部屋に適していると言えます。

デザインの自由度が高い

ハイパーテーションはデザイン性にも富んでいます。天井までを覆う大きな範囲に複数の素材やパネルを組み合わせられるからです。ハイパーテーションでは、ガラス素材とカラーパネルといった別素材を組み合わせることもできます。企業のカラーをアピールしつつ、透明なガラスで開放的な雰囲気や空間を演出するなど、実用性を兼ねたデザインがおすすめです。

ハイパーテーションのデメリット

遮音性や防犯対策などさまざまなメリットがあるハイパーテーションですが、デメリットとしてまず挙げられるのは専門業者に工事を依頼しなければいけない点です。天井に固定するタイプでも天井へ正確にビス打ちなどを行わなければいけませんし、可動式パーテーションの場合はレールを設置するため、より技術が必要になります。それでも造作壁のような大規模工事を行う必要はないため、数日もあれば工事が終了することが多い傾向にあります。また、コスト面もどういった素材を使用するかで大きく変わる部分があり、デザイン性とコストを比較して答えを出すことが重要です。
特に、ハイパーテーションで機密性や密閉性が高く独立した部屋のような作りにすると、パーテーションごとにエアコンや火災報知器などの設置が必要となることがあります。結果的にコスト増に繋がってしまいかねません。

おしゃれで統一感があり堅牢性も高いアルミやスチールのパーテーション

アルミやスチールのパーテーションは、ローやハイのように大きさでの区分けではなく、パーテーションを作る際に使われている素材による違いです。アルミやスチールを素材にするパーテーションでは、ハイパーテーションが多く見られます。それぞれの特徴やメリットを解説します。

アルミの特徴やメリット

パーテーションの素材にアルミを使う場合は、フレームの部分に使われることがほとんどです。アルミを使うと施工が簡単になるので納期が短くなります。また、価格も抑えられるため、コストを抑えてパーテーションを導入したい場合に適しているでしょう。
一方でアルミらしい銀色のフレームがむき出しになってしまうため、高級感を求めたい場合には避けた方が無難です。ただし、最近ではアルミならではの武骨な感じを抑えるために、フレームを黒く加工したタイプが見られます。他のカラーパネルやガラスパネルと合わせると、より高級感を出せるでしょう。
また、表面にパネルを付けなければ、パーテーションを置きながらも開放的な空間を作ることが可能です。オフィス内の休憩スペースや簡単なミーティングを行う場所などに、目の細かいアルミ製のフレームパーテーションを取り入れると、空間を分けても圧迫感がありません。さらに、アルミは軽いのでレイアウト変更なども容易です。
一方で、遮音性などはスチールのものよりも弱い傾向にあります。加えて、建築基準法では「不燃認定品」に指定されているため、事務所やオフィスが入るビルによっては取り入れられないケースもあるようです。

スチールの特徴やメリット

スチールパーテーションは、芯になる素材に石こうボードなどを使用し、それにスチールを組み合わせることで作られます。アルミとは違い、フレームとパネルのつなぎ目がないのが大きな特徴です。そのため、シンプルでフラットなデザインが中心となります。ただし、パネルをガラスにすれば開放的なイメージを演出できますし、パネルにさまざまな柄のシートを貼れば特徴的なオフィスカラーをデザインすることも可能です。
パネルの素材やパネルの間をつなぐつなぎ目の素材を選ぶことで不燃性や遮音性のほか、機密性などを高められるなど性能を強調できるのが強みです。こういった強みを生かして来客があるときに利用する会議室や、役員室などをスチールのパーテーションにして機密性を高くする、高級感を出すといった目的で活用されます。
一方、アルミよりも重量があるため運搬が大変である点や、設置にコストがかかる点などはデメリットと言えます。

今回のまとめ

事務所やオフィスを区分けする際には、造作壁を使って仕切る方法があります。造作壁はデザイン性や防音性が高いかわりに工期が長く、コストも増大しがちです。そこで活用したいのがパーテーションです。造作壁と比べて工期も短く、低コストで済ませられます。ただし、どのような効果を得たいかで、ロー・ハイのどちらが最適であるかが変わるのでご注意ください。
また、事務所やオフィスがあるビルによっては希望するパーテーションを導入できない場合もあるので、あらかじめビルの管理者や業者などへ確認しておきましょう。

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