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コラム 2022.04.25

狭いオフィス・事務所でも広く開放的に見せるテクニック


私たちがオフィスが狭いと感じる原因はさまざまです。実際の面積が狭い他にも、天井が低く圧迫感がある、デスクの幅が小さいなどの理由で、オフィスが狭いと感じることはよくあります。狭いオフィスが従業員に与える影響には、どのようなものがあるのでしょうか。
この記事では、狭いオフィスや事務所を広く見せるテクニックと、オフィスや事務所を広く見せる事例・注意点を紹介します。

【目次】
1.オフィスや事務所が狭いとどんな影響がある?
2.オフィスの色や家具の高さを変更する
3.オフィスのレイアウトを変更やデッドスペースの活用
4.狭いオフィスや事務所を広く見せた事例
5.オフィスの環境改善で注意すべき点
6.今回のまとめ

オフィスや事務所が狭いとどんな影響がある?

従業員が狭いと感じるオフィスの定義は、従業員が不快に感じ、快適に作業できない状態と考えて良いと思います。
狭いオフィスと感じるのは人それぞれで、特に定義があるわけではありません。しかし、一般的にオフィスで一人当たりが必要な面積は、約9㎡と言われています。一人当たり9㎡のスペースがないオフィスは、狭いオフィスの一つの目安と考えて良いでしょう。
従業員にとって、狭いオフィスで働くことには、いくつかのマイナス面があります。まずは、仕事進める上でストレスを感じやすくなる点です。スペースに余裕がないと、のびのびと作業に取り組めませんし、デスクの幅が狭く隣の人との間隔が十分にない場合や、廊下で人とすれ違う時に十分なスペースがない場合などは、不快な気持ちになりストレスがたまりやすくなります。
また、オフィスや事務所の面積は狭くないのに、家具や機器が多く、物があふれかえっている場合も従業員のメンタルに悪影響を与えます。整理整頓された場所でなければ落ち着かないと感じる従業員もいますので、特に大きなストレスを感じさせてしまいます。
快適に作業に取り組めないオフィス環境では、仕事に対する集中力も低下し、パフォーマンスと生産性を下げる結果に繋がりかねません。また、快適に作業ができない環境で働いていれば、仕事に対するモチベーションも下がります。
作業場だけでなく、休憩室やリフレッシュスペースが狭いことで、ゆっくり休憩を取ることができず、少しずつストレスが溜まっていくかもしれません。

オフィスの色や家具の高さを変更する

オフィスは、面積が同じでも、ちょっとしたアイデアで狭いと感じさせないオフィスへ変えることができます。まずは、色や家具で広く見せるテクニックを紹介します。

空間を広く見せる色を使う

オフィスの壁や床・天井・家具の色を変えることで、オフィスを広く見せることができます。同じレイアウトでも、壁や床が濃い色の場合は、圧迫感を与え空間も何となく狭く見えるものです。オフィスや事務所を広く見せるなら、ベージュや白といった明るく清潔感のある色を使用することをおすすめします。壁や床は明るい色を取り入れて、キャビネット・椅子など、小さい家具にはアクセントになる色を取り入れます。色のバランスをつけることで、シンプルなだけでなくこだわりのあるオフィスになります。
また、壁や天井には無地のクロスがおすすめですが、天井を高く見せたい場合は、縦縞柄が良いでしょう。ただし、オフィスや事務所全体をすっきりした印象に見せたいなら、アクセントとして使用する色は一色か同系色でまとめると効果的です。

背の低い家具を使う

オフィスを開放的な空間にするには、視線を遮るものを取り除くことも一つの方法です。オフィスに背の高いキャビネットが複数設置してある場合は、オフィス全体が狭く見えることがあります。オフィス家具が目線よりも下にあれば、視界を遮るものがなく、オフィス全体を見渡すことができるため、開放的で広々見せる効果があります。背の低いキャビネットは地震の際にも倒れるリスクが低くて安心です。
また、デスクや椅子のサイズを一回り小さくすることで、より多くのスペースを確保することができます。ただし、デスクの幅が狭いと隣との距離が近くなり、作業に集中できないこともあるので、家具のサイズを変更する場合には注意しましょう。外出が多い部署のデスク幅は100cm前後でも問題ありませんが、一日中デスクワークをする部署では、デスクは120~150cmくらいあった方が快適に作業ができます。

オフィスのレイアウト変更やデッドスペースの活用

オフィスや事務所のスペースは上手に活用されていますか?デスクや家具のレイアウトを変更するだけで、デッドスペースが減り、広く開放的なスペースにすることができます。

レイアウトを変更する

オフィスや事務所のレイアウトをフリーアドレスに変更することで、スペースを有効に使うことができます。フリーアドレスは従業員が専用のデスクを持たず、サイズの大きいデスクに椅子を並べ、作業が必要な時に自由に座席を選んで作業します。
パソコンや書類などを毎回持ち運ばないといけない、チームでコミュニケーションを取りにくいといった点がこのレイアウトのデメリットですので、全ての部署に適したレイアウトではありませんが、外出の多い部署には向いています。
オフィスの形状によってデスクの最適な配置は異なりますので、どのようにデスクを配置すれば、多くのスペースが取れるかをもう一度見直し、従業員が快適に作業できる空間を作ってください。

デッドスペースを上手に使う

オフィスや事務所には、上手に使用されていない無駄なスペースがあることも少なくありません。機能していないデッドスペースを活用することで、オフィスや事務所をより広く見せることも可能です。
デッドスペースとは、従業員の私物が置かれているデスク・棚、配線が集中していて使用できない空間のことです。これらのデッドスペースを見直して活用するには、書類や収納物の保管場所や保管方法を見直す必要があります。保管書類には何年も使っておらず、必要のない書類が溜まっているケースも多いため、明らかに不要な書類がまだ保管されている場合は廃棄しましょう。また、書類をデータ化して保存すれば、今まで書類を保管していた場所を他の用途に使うことができます。
空いたスペースにはカジュアルな雰囲気で行う立ち会議室に使ったり、作業に集中したい従業員が使える個人ブースを設置したりすることも一つのアイデアです。

狭いオフィスや事務所を広く見せた事例

オフィスや事務所の面積自体が少なく、レイアウトに悩んでいるという会社もあるでしょう。ここでは、限られた空間を広く開放的に見えるオフィスや事務所に変えることに成功した事例を紹介します。

壁に全面ガラスを採用

作業スペースと会議室の間に壁を作らず、全面ガラスを採用した企業があります。この企業は壁で部屋を分けないことで、開放感のある空間を作りあげることに成功しました。
長方形の会議室は、細長いテーブルを設置することで、スペースを有効に使っています。壁の色はグレーで落ち着いた色でしたが、椅子にアクセントとなるカラーを取り入れて、おしゃれな雰囲気に仕上げました。
作業場から見える会議室は開放感があるものの、プライバシーが確保しにくいことは確かですが、作業風景を見せることで、かえって来客時に信頼感や安心感を与えることができます。

1つのスペースを兼用

一つのスペースを多目的で使用して、スペースを有効に使っている企業も多くあります。この方法は一つの場所を兼用することで、他のスペースを広く使えることがメリットです。
例えば会議室と応接室、カフェスペースと作業スペースを兼用するなど、複数の目的で1室を活用します。大き目のカウチを設置すれば、ゆったりして作業や会議ができ、従業員のストレスも低減できそうです。また、カフェスペースにカウンター席を作ると、プライバシーを確保しやすくなります。休憩時はカウンターで食事を、作業時はカウンターで作業をといった形で場所を兼用すれば、狭い空間でも十分に快適に仕事ができます。

パーティションを上手に活用

パーティションを活用して限られた空間を自由に変更している企業もあります。パーティションで空間を仕切る場合は、ガラスや半透明のものだと空間をより開放的に見せられます。また、窓付きのパーティションも圧迫感を与えません。
面積が広いオフィスや事務所でも、作業場所が大部屋だと、すっきり見えず狭い印象を与えることもあります。パーティションは必要に応じて簡単にレイアウトを変更でき、用途に合った空間づくりをする際に大変便利です。

オフィスの環境改善で注意すべき点

オフィスを広く、開放的に見せようと改善を試みることは素晴らしいことです。従業員もストレスを感じにくくなり、作業により集中できるようになることを期待できます。
ただし、将来再びリニューアルする可能性を考慮してレイアウトを変更することをおすすめします。デスクの台数などは、将来的に従業員が増減する可能性も考慮しながら決め、増員に対応できるよう、デスクが数台設置できるスペースを空けておければ理想的です。
また、現在はスペースに余裕がなくても、少しずつ不要書類を処分したり、家具やOA機器をコンパクトなものにしたりすれば、スペースを確保していくことができます。
レイアウトを変更する際は、電源の場所や配線にも注意してください。デスクの配置を大幅に変更した後に、延長コードを使用しなくてOA機器が使えなかった、ということにもなりかねません。オフィスや事務所のスペースを広げることだけにこだわってしまうと、他が疎かになってしまうこともありますので、レイアウトを変更しても安全性を保てるよう、避難通路の確保を徹底し、通路に物を置かないようにしましょう。

今回のまとめ

狭いオフィスや事務所を広く、開放的に見せるテクニックや注意点について紹介しました。オフィスや事務所は、レイアウトを変更したり、内装の色や家具の高さを変えることでより広く見せることができます。将来的な従業員の増減や安全性の確保にも留意しながら、従業員が快適に仕事をできる空間を作ってください。
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