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コラム 2022.03.15

業界別で紹介!賃貸オフィス・事務所の選び方や空間づくり「小売」編

小売業は、どんな賃貸オフィスや事務所を選ぶかによって売り上げが大きく変わってきます。オフィス兼店舗にする物件を探している場合、消費者が足を運びにくい場所を選んでしまうと、思った以上の集客は見込めません。小売業が賃貸オフィスを選ぶ際のポイントや、業績を伸ばすために押さえておきたい空間づくりのアイデアを見ていきましょう。

【目次】
1.用途によって立地を考えよう
2.駐車場の有無もチェックしよう
3.外観も重要な要素
4.賃料に対する考え方
5.コストを抑えるには居抜き物件を選ぶ方法も
6.コンセプトに合った空間づくりをしよう
7.小売業のオフィス兼店舗におすすめな空間づくり
8.今回のまとめ

用途によって立地を考えよう

事務所として利用するのか、オフィス兼店舗として利用するのかによって立地の選び方は変わります。事務所としては利用できても、店舗としては利用不可となっている物件もあるので注意しましょう。「用法遵守義務」を守らないと、賃貸借契約の解除につながります。
事務所として利用する場合、多少目立たない場所や人通りが少ない場所であっても大きな問題にはなりませんが、店舗としても利用する場合は集客が見込めそうな立地を選ぶことが鉄則です。最寄り駅から遠かったり、近くに商業施設がない場所だったりすると失敗する可能性が高まります。
小売業といっても、販売するものはさまざまです。顧客となってくれそうな人が多い場所を選ぶことが一般的だといえます。競合する店が近くにない方が良いのですが、取り扱う商品によっても考え方が異なります。古着や家具のように、愛好家が多い商品を扱う際は同業他社が多く集まる街にあえて出店し、他の店からの流入を狙う方法もあるのです。
また、1階を店舗、2階を事務所というように使える物件だと事務所と店舗の行き来が楽になり、業務の効率がアップするでしょう。

駐車場の有無もチェックしよう

小売業ではメーカーや卸売商から仕入れた商品を店舗へ運んだり、見本を持ち運んだりする機会が多く、営業車を使用する機会が少なくありません。また、オフィス兼店舗として使用する場合は、顧客のための駐車スペースが必要です。交通の便が良く、最寄り駅に近い立地であればよいですが、郊外に店をオープンする際は駐車場の有無が利用者数に大きな影響を与えることがあります。
内見の際は、物件の内部がきれいに管理されていたとしても、駐車場の状況も同じであるとは限らないので、管理状況をしっかりとチェックしましょう。駐車スペースがない物件の場合、近くに借りられる駐車場があるかを探さなければなりません。離れた場所にしか駐車場を確保できない場合、諦めざるを得ない場合も出てくるはずです。予算オーバーにならないように、駐車場の賃料も計算に入れて物件を探しましょう。

外観も重要な要素

顧客がオフィスを訪れる際、分かりやすい場所にあるかどうかは重要です。立地が良い空き物件は競争率が高く、希望通りの物件が見つからないことが多くあります。分かりにくい場所であっても表に看板を出せればカバーしやすいので、看板を出せるかどうかは重要な要素です。
建物の外観が、店舗のイメージに合うかも重視したいポイントです。高級感のあるアイテムを取り扱っているのに、古めかしいオフィスビルの一角に店があると、ちぐはぐな印象になってしまいます。賃貸物件を利用する場合、内装は工事である程度変更できても、外観には手を出せません。
また、ビルのフロアを借りる際は、ほかにどんなテナントが入っているかも重視したい部分です。例えば、子ども向けの商品を扱っているのに上下や隣のフロアにアダルト向けの店舗があっては、ターゲットとなる世帯が利用しづらくなってしまいます。

賃料に対する考え方

その地域の一等地に店舗を構えようとすれば、それだけ多くの賃料がかかります。都市部のオフィス街の一等地では、坪単価が2~3万円を超えることも珍しくありません。賃料は毎月固定で出ていくので、予算オーバーしてしまうと経営がひっ迫してしまうことが心配です。賃料は売り上げから原価を引いた「粗利の2~3割程度」に収めると、無理なく経営できると言われています。オープン前で売り上げの見通しが立たない状態ではイメージしづらいですが、ある程度、現実的に目算することが求められます。
駅前にある商業ビルの中などは、どうしても賃料が高額になりがちです。賃料は人件費や仕入れにかかる費用とは違い、後から調整できません。無理のない賃料からスタートすることがおすすめです。

コストを抑えるには居抜き物件を選ぶ方法も

居抜き物件とは、前のテナントの内装・什器・設備などを残したままの物件のことです。例えば、重量がある商品を扱っている場合は貨物用リフトが必要になりますが、最初から設置されている物件なら初期費用を大幅に抑えられます。小売業の場合、商品を展示する什器やレジカウンターなどが残っていれば新しく購入する必要がなく、コストを抑えられるところが魅力です。前の業種がかけ離れている場合は役に立ちませんが、取り扱う商品が近い場合はまるごと流用できる場合も珍しくありません。
物だけでなく、顧客からの認知度もそのまま引き継げます。前のテナントが衣料品店だった場合、新しいテナントが入っても「あそこに行けば衣類が売っている」というイメージが残ったまま営業を開始できるのです。
ただし、メリットばかりでなくデメリットもあります。前のテナントに良い印象がなかった場合、悪い印象までも引き継いでしまうことが心配です。リスクを避けるには、経営者が一新したことを周囲にアピールしましょう。

コンセプトに合った空間づくりをしよう

小売業のオフィスは、本社機能を持たせるか店舗の機能を持たせるかによってレイアウトを変える必要があります。
店舗の機能を持たせる場合は、商品を陳列したり接客をするスペースを設けなければならない分、一般的なオフィスよりも広い面積が必要ですが、店舗として利用しない場合は比較的コンパクトにまとめられるはずです。
小売業の本社として賃貸オフィスを借りる際は、オフィスとして使いやすい空間にするために、まずはオフィスのコンセプトをはっきりとさせましょう。経営理念に沿ったコンセプトを打ち出すと、内外にメリットがある空間にできます。「エコロジーに配慮しながら、お客様に貢献する」というように、はっきりとしたイメージのもとにオフィスを設計すると、従業員は経営理念を意識しながら働けますし、来訪者に対しても企業のイメージを植え付けやすくなるところがメリットです。
また、受付や商談スペースなどに、コーポレートカラーを取り入れる方法もおすすめです。コーポレートカラーを決めることは、どんな企業であるかをイメージさせるために有効となります。「周囲からどのように認知されたいか」という点につながり、例えば、エコロジーに配慮した企業をイメージさせたいのであれば、コーポレートカラーにグリーンを取り入れると効果的です。

小売業のオフィス兼店舗におすすめな空間とは

オフィスの機能だけでなく店舗の機能も持たせる場合、どんなレイアウトにすればよいのでしょう。店舗のレイアウトは売り上げにダイレクトに響いてくる部分です。お客様が「中をのぞいてみたい」と思えるような作りにすると、集客率のアップが見込めます。店内に入りたくなるように、入り口付近の様子には気を配りましょう。
店舗の外から商品が全て見えるようなレイアウトだと、表から見ただけで満足してしまいます。かといって、表から情報が全く分からない状態では怖くて入れないので、適度に中の様子が分かるようなレイアウトを心掛けましょう。
店内の明るさも重要な部分です。薄暗いと、陰気な雰囲気になってしまいます。ムードのある空間づくりをしたい場合は、間接照明などを使用し柔らかい光を取り入れるようにする方法もおすすめです。
売りたい商品は店内の目立つ場所に置くことが基本になります。会計時に注目することが多いレジの近くにも、売れ筋の商品を置けるようなレイアウトにしましょう。お客様から死角となっている部分にどんなに良い商品を置いても、注目してもらえず意味がありません。什器の配置を工夫し動線を奥へと向かわせるようなレイアウトを意識すると、店内を隅々まで見てもらいやすくなります。

今回のまとめ

一口に小売業といっても、扱っている商品はさまざまです。目的に合った立地に、オフィスや事務所を構えましょう。オフィス兼店舗として利用できる物件を探しているなら、人通りがあり利用者が多く訪れてくれそうな立地をリサーチすることが重要です。店舗の機能を持たせない場合は、あえて人通りが少ない場所を選んで賃料を抑える方法もあります。賃料は固定費として毎月出ていくので、無理がない範囲に収めましょう。
名古屋に本社を構えるオフィッコスは、オフィスや店舗などの賃貸仲介を専門に扱っている企業でございます。2012年の設立以来、多くのお客様からご利用いただき、ご希望に沿える物件をご案内できるよう、日々情報収集に努めております。常時50,000件以上の物件情報を有しており、ホームページに掲載していない情報も多数ございますので、オフィス・店舗の開設や移転を検討されている事業者さまは、まずは一度お気軽にお問い合わせください。

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