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コラム 2022.02.04

フロアごとに異なる賃貸事務所・オフィスのメリット・デメリット


オフィスビルに事務所やオフィスを構えると決めても、どのフロアに入居するのが最適なのかわからないと考える事業者は多いようです。高層マンションは高層階が最も人気ですが、オフィスビルはどうでしょうか。
この時期では、高層ビルの低層階や高層階がどのように分けられているかと、低層階・高層階のメリット・デメリットを紹介します。どのフロアに入居すべきか迷っている事業者は、ぜひ記事を読んで参考にしてください。

【目次】
1.何階から何階までが低層階・高層階?
2.賃料が安く移動がしやすいのが低層階のメリット
3.騒音や匂いが低層階のデメリット
4.企業のステータスや騒音が少ないのが高層階のメリット
5.賃料が高く避難しにくいのが高層階のデメリット
6.地下フロアの事務所・オフィスのメリット・デメリット
7.賃貸事務所・オフィスをお探しなら「オフィッコス」へ
8.今回のまとめ

何階から何階までが低層階・高層階?

オフィスビルに入居する時に、どのフロアにオフィスを構えるかという点は一つのテーマになります。最上階の見晴らしのいいフロアにオフィスを構えたいと考える企業もあれば、移動が楽な低層階に入居を希望する企業もあるでしょう。それでは、この低層階や高層階の定義とはどこにあるのでしょうか?
高層ビルの低層階や高層階は建物の高さで決められます。消防法では、高さが30m以上が高層建築物、60m以上の建物は超高層建築物と呼びます。しかし、建物の何階からが高層階なのかという明確な定義はありません。建物の高さの観点から、一般的には6階以上が高層階、15階以上が超高層階と呼ばれ、不動産仲介会社でもそのように扱っています。つまり、1~5階までが低層階・6~15階までが高層階・15階以上は超高層階と定義されているということです。
しかし、これはあくまでも高層ビルを対象にした定義で、5階以下の中層階ビルには当てはまりません。6階建てのビルは定義に当てはめると、1~5階までが低層階で6階のみが高層階になってしまいます。また、10階建てのビルでも中層階と呼びたい6階や7階も高層階になってしまいます。この記事では15階建て以上の高層ビルを対象に低層階・高層階それぞれのメリットやデメリットを説明します。

賃料が安く移動がしやすいのが低層階のメリット

高層ビルの1~5階までは低層階と呼ばれます。高層ビルの1~5階に入居するメリットは「移動しやすい」「賃料が安い」「非常時に避難しやすい」の3つです。

移動しやすい

低層階は、事務所やオフィスに着くまでの時間が短く済む点がメリットの一つです。エレベーターが混雑している時は、1~3階までなら階段を利用することができるでしょう。1階なら入り口からすぐに事務所やオフィスに時短で移動でき、時間がない時やエレベーターが混雑する就業開始時間は特に便利です。

賃料が安い

低層階は、高層階よりも一般的に賃料が安くなります。高層マンションは、高層階に行くほど人気で家賃も高くなりますが、それは高層ビルも同じです。賃料をなるべく抑えたい企業なら、低層階がおすすめです。高さの違いでわざわざ出費を増やす必要はありません。

非常時に避難しやすい

低層階の事務所やオフィスは、災害が発生した際に避難しやすい点も大きなメリットです。
火災や地震などが発生した場合、速やかに避難する必要があります。低層階なら地面からより近いため移動する時間も距離も短く済みます。いざとなったら窓やはしごで外へ避難することも可能です。非常時にすぐに避難できることは、従業員にとっては大きな安心となります。この点は低層階の最大のメリットと言えるでしょう。

騒音や匂いが低層階のデメリット

大きい地震がいつ発生してもおかしくない日本では、低層階への入居は安心感があり、大きなメリットと言えます、しかし、低層階ビルにも「日当たりが悪い」「外からの匂い」「外からの騒音」といった3つのデメリットがあります。

日当たりが悪い

低層階フロアは、高層ビルが隣接していると、日当たりが悪いことがよくあります。オフィス街では中層~高層ビルに囲まれていることもよくありますね。背の高いビルに囲まれていると、低層階の場合、日光が入ったとしても日中の短時間のことが多くなります。

外からの匂い

低層階は、騒音が届きやすいように外からのさまざまな匂いも届きやすいです。もちろん、気にならない匂いもありますが、飲食店が周辺にある場合や交通量の激しい通りに建物がある場合は、その点も考慮する必要があります。

外からの騒音

低層階フロアは外からの距離が近いため、騒音も聞こえやすいです。道路工事の騒音や建物の建築の騒音、車の走行音やエンジン音も聞こえやすくなります。1階や2階は特に、大型のトラックが走る場合は騒音だけでなく、振動も感じることもあるでしょう。なるべく静かな環境にオフィスを構えたいなら、6階以上の高層階の物件がおすすめです。

企業のステータスや騒音が少ないのが高層階のメリット

6階以上のフロアのことを高層階のフロアと呼びます。事務所やオフィスを高層階に構えるメリットには「騒音が少ない」「日当たりが良好」「企業のステータス」「プライバシーの確保」の4つが挙げられます。

騒音が少ない

フロアが高ければ高いほど、外からの騒音が聞こえにくくなります。交通や工事の騒音や街のあらゆる騒音によるストレスを感じずに作業に集中しやすいでしょう。事務所やオフィスを構えたいならぴったりです。

日当たりがいい

高層階は周辺のビルが低い場合は日当たりが良好で、日中たっぷり外からの日差しが入り事務所やオフィスを明るく保ちます。事務所やオフィスが明るいと、従業員の気分も自然に明るくなることも期待できます。

企業のステータス

高層ビルは、高層マンションと同じように高ければ高いほどステータスが高くなります。賃料も低層階よりも高いため、「成功している企業」「信頼できる企業」と判断され、企業のイメージアップにもつながります。高層ビルの高層階で働いているという一種のステータスは、従業員のモチベーションのアップにもつながるでしょう。

プライバシーの確保

高層階は外から見えにくく、会社のプライバシーを確保できます。企業情報や従業員のプライバシーを守れ、従業員も周りの目が気にならずのびのびと仕事ができるでしょう。また、見晴らしがいいので気分転換がしやすくなります。

賃料が高く避難がしにくいのが高層階のデメリット

低層階の事務所やオフィスにデメリットがあるように、高層階の事務所やオフィスにもデメリットがあります。高層階に事務所やオフィスを構えることのデメリットは「非常時に避難しにくい」「賃料が高い」「移動に時間がかかる」の3つです。

非常時に避難しにくい

高層階は災害時が非常に心配です。大きな地震が発生すればエレベーターは停止し、外までの移動手段は階段のみになります。ビルの中層階で火災が発生すれば、取り残されて避難が難しくなる可能性も出てきます。

賃料が高い

高層階は低層階よりも賃料が高くなります。賃料が低層階よりどのくらい高いかは、建物によって異なります。固定費が高くなると会社の経営にも影響するので、経営が安定していない企業にとってはリスクです。

移動に時間がかかる

また、高層階はエレベーターでしか移動ができず、事務所やオフィスに着くまでに時間がかかります。通常、高層ビルには複数台エレベーターが設置されていますが、朝やランチの時間帯はエレベーターも混み合うため、ストレスにもなりかねません。低層階か高層階を決める際は、メリットとデメリットを総合的に考えた上で検討してください。

地下フロアの事務所・オフィスのメリット・デメリット

低層階と高層階に入居するメリットやデメリットを紹介しました。それでは、ビルの地下フロアの事務所やオフィスはどのような点がメリットやデメリットなのでしょうか。

地下フロアのメリット

地下フロアのメリットは「賃料が安い」「騒音が少ない」「電気代を節約できる」の3点です。地下フロアの物件は一般的に地上階の物件よりも賃料が安くなります。フロアにはこだわらずに、賃料をなるべく抑えたい企業には向いています。
また、クライアントが訪れることがなかったり、固定費をなるべく抑えたりスタートアップ企業にもぴったりです。地下は外からの騒音も聞こえにくく、作業にも集中しやすいでしょう。さらに、地下フロアは外気温の影響を受けにくく夏は涼しく冬は温かいため、月々の電気代を減らすこともできます。

地下フロアのデメリット

地下フロアは「湿気がこもりやすい」「浸水の可能性がある」「日光が入らない」というデメリットもあります。地下は窓がないため、外から風が入らず換気ができません。そのため、湿気がこもり臭いがしたり、カビが生えやすくなります。
また、大雨が発生した場合は浸水する可能性もあります。浸水した場合、オフィス機器が故障する可能性もあるため、対応が必要です。特に雨の多い梅雨の時期には注意が必要です。さらに、一日中地下で仕事をしていると、外の景色が見られずに従業員の気分転換がしにくいことも挙げられます。地下は日光が全く入らないため、従業員の気持ちも暗くならないように、内装を明るくするといった工夫が必要になります。

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今回のまとめ

オフィスビルの低層階や高層階の定義について、また、それぞれのメリットやデメリットについて紹介しました。低層階のオフィスにも、高層階のオフィスにもそれぞれメリットやデメリットが存在します。どのフロアに入居するかは、会社の予算や用途に合わせて決めることが大切です。また、事務所やオフィスのどんな点を重視したいのかもフロアを決める時のキーになります。
災害時になるべく避難しやすいフロアがいいなら、低層階です。企業のイメージをアップしたいなら高層階がおすすめです。また、予算をなるべく抑えたいなら低層階や地下フロアの物件を選ぶといいでしょう。低層階は人目につきやすく、より多くの人に企業について知ってもらえるメリットもあります。来客がよく訪れる企業も、来客の移動のしやすさを考えると、低層階の方は向いていそうです。騒音が少なく賃料や電気代を節約したいなら、地下フロアの物件を検討してもいいでしょう。

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