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コラム 2021.09.17

飲食店を開業する際にテナント・貸店舗を借りるときの注意点

飲食店を開業しようとするとき、まず行うのが店舗物件探しではないでしょうか。住宅用の物件を探すのとは異なり、店舗用物件を探すときは特有の注意点を心得ておくことが必要です。間違った探し方をしてしまうと、時間とお金のロスにつながるため、注意点はぜひ前もって知っておきたいものです。今回の記事では、飲食店を開く計画をされている方向けに、物件を借りるときの注意点を詳しく解説します。

【目次】
1.店舗物件契約までの流れとは?
2.物件を決めるのに注視すべき点とは?
3.今回のまとめ

店舗物件契約までの流れとは?

最初に、物件を契約するまでの流れを簡単に説明します。まず、物件の条件を決めますが、このとき立地だけでなくターゲット層や売上、価格設定なども重要な決定要素となります。事業計画やコンセプトに合う物件が見つかるか、十分吟味しましょう。その後内覧を行い、自分たちの店舗計画に合っていると判断したら申し込みます。
申し込みをしたら、オーナーによる審査を受けますが、結果が出るまでに1週間ほどかかります。オーナーが大手企業である場合は、店舗情報を照会される可能性もあります。無事に審査が通ったら、正式な契約に進みましょう。契約書にサインをしたら、契約内容の変更ができませんので、契約書の内容をしっかり確認し、保証金や手数料などの準備も遅れないように気をつけましょう。

飲食店の物件を決めるのに注視すべき点とは?

店舗を開く物件探しは、その後の売上を大きく左右する最重要ポイントとなります。次の点を注視しながら、物件を検討していくと良いでしょう。

飲食店の営業が可能かどうか

飲食店向けの物件を探すのに必ずチェックすべき点は、希望の物件で飲食店の営業ができるかどうかという点です。店舗用物件では、設備などの関係で飲食店経営が許可されないところがあります。また飲食は「重飲食」(火を使う本格的な調理を伴う)と「軽飲食可」(飲み物をメインとする)に分かれており、物件によっては軽飲食のみ許可している場合もあります。物件の条件が希望する店舗形態と合わないと、物件が気に入っても借りることができません。物件探しの段階で必ず確認しておきましょう。

家賃

家賃は、坪数×坪単価で計算されます。集客しやすい場所は、家賃も高くなりますが、目標とする売上に見合った家賃でないといけません。希望するエリアごとで、坪単価の家賃相場がある程度決まっていますので、事前に調べておきましょう。坪単価は、面積が狭いほど割高になる傾向があります。特に、個人で店舗を開きたい場合は、20坪以下の物件に人気が集まります。

居抜き物件かどうか

飲食店では、以前のテナントが使っていた内装や設備などが残されている居抜き物件があります。この物件では、内装をそのまま使えることで、工事費の大幅な節約が可能です。特に、焼肉屋から焼肉屋など、同じ業態を引き継ぐ居抜き物件では、ほとんど工事が不要となるでしょう。工事費の見積もりをできるだけ正確に行うには、物件の内装がどのようになっているのかをしっかり確認しましょう。

妥協点を見つける

飲食店を探している人の多くは、人通りが多い道路に面した1階の居抜き物件を希望しています。しかし、このような物件は家賃が格段に上がるうえ、条件に合ってかつ空きがある物件を探すのは至難の業です。2階以上の物件を探す、道路に面していない代わりに看板を出すなどの対策を想定したうえで、あらゆる物件をあたってみるのが賢明です。

今回のまとめ

売上の良い飲食店を開くには、物件探しの段階で店の動線を思い浮かべながら行動することが大切です。希望に近い物件が見つかったら、早い段階で内覧や申し込みなどの行動を起こすようにしましょう。

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