名古屋の賃貸オフィス・貸事務所探し専⾨の不動産仲介業者(株)オフィッコスの「お知らせ・コラム」ページ

お知らせ・コラム

NEWS

コラム 2021.07.27

事務所・オフィスを移転する際の不用品の廃棄方法


事務所・オフィスの移転に際し、移転先の規模には向かないサイズ感の什器、いずれにせよそろそろ買い替えなくてはならない機器などを手放すことを検討するのはごく一般的です。結果として予想以上に不用品が出ることも多い事務所・オフィスの移転ですが、処分する方法としてはどういったものがあるでしょうか。今回は事務所・オフィスを移転する際の不用品の廃棄方法について、廃棄以外の選択肢と併せて確認しておきましょう。

【目次】
1.産業廃棄物として廃棄する
2.買い取ってもらう
3.不用品の買い取りや処分も行う引越し業者に依頼する
4.産業廃棄物として廃棄する場合の注意点
5.今回のまとめ

産業廃棄物として廃棄する

処分方法としてまず挙げられるのは、シンプルに「廃棄する」という方法でしょう。しかし、職場で出るゴミつまり事業系ゴミは一般家庭から出るゴミ(家庭系ゴミ)とは区別され、家庭系ゴミのルールとは別に定められた厳格なルールに従って廃棄しなければなりません。事業系ゴミのうち法令で定められた20種類は「産業廃棄物」に分類され、その20種類には金属くずや廃プラスチック類などが含まれています。キャビネットやデスクといった移転のタイミングで廃棄を検討することの多いアイテムのかなりの割合が産業廃棄物であると考えてよいでしょう。そして産業廃棄物を扱うには許可証が必要ですので、許可証を持つ専門業者に廃棄を委託するのが一般的な廃棄方法です。あるいは、中小企業に限定された制度とはなりますが、産業廃棄物を受け入れている処分場まで自ら持ち込むという方法もあります。
なお、木製の家具などは産業廃棄物ではなく「事業系一般廃棄物」に分類されるため、産業廃棄物に求められる廃棄方法は当てはまりません。とはいえ、一般廃棄物収集運搬業の許可を得た業者への依頼が必要ですので、いずれにしても家庭系ゴミのような廃棄方法はNGとなります。

買い取ってもらう

新オフィス・事務所に持っていくわけにはいかないものの、まだまだ新しく廃棄するのはもったいないといったような場合もあるかもしれません。そうした場合には買い取りも視野に入れてみましょう。リサイクル業者に出張査定してもらってもよいですし、さほど大きくないものであれば自ら店舗に持ち込んでもよいでしょう。各店の査定額には差が出るのが普通ですので、より高値で買い取ってもらうためには手間を惜しまず複数業者の査定を受けるのがおすすめです。

不用品の買い取りや処分も行う引越し業者に依頼する

できるだけ手間をかけたくないということであれば、引越し作業そのものだけでなく引越しに伴い出てくる不用品の買い取りや処分も引き受けてくれる引越し業者に依頼するのもひとつの方法です。買い取り先を探すのは手間ですが、引っ越し作業とまとめて一手に引き受けてもらえるなら大変楽な上、年数が経っていたり損傷が目立ったりして値がつかない不用品がある場合にも買い取りから廃棄に切り替えればよいだけです。運良く買い取りが成立すれば、その分だけ引越し料金と相殺でき出費を減らせます。

産業廃棄物として廃棄する場合の注意点

廃棄を委託する業者が間違いなく許認可を受けているかをしっかりと確認しましょう。不法投棄を防ぐため、産業廃棄物は最終処分に至るまでの流れを工程ごとに確認し責任を明確にする「マニフェスト制度」に則って処理されます。委託すればそれで終わりではなく、産業廃棄物を排出した事業者としての責任はゴミが確実に最終処分されるまで続くということです。言い換えれば、違法業者に依頼した場合は産業廃棄物を排出した側の責任も問われるのです。

今回のまとめ

事務所・オフィスの移転に際して出てくる不用品を処分する方法としては、専門業者に廃棄を依頼するというのがまずは挙げられます。そのほかに、リサイクル業者に買い取ってもらう、不用品買い取りおよび廃棄も引き受けるサービスを提供している引越し業者を利用するといった方法もあります。一般家庭から出るゴミとは異なり、廃棄するにもより厳しいルールに従わなくてはならないのが事業系ゴミですので、不用品の処分に当たっては早めの対応がおすすめです。

kiji_7 kiji_hojo

CATEGORY