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コラム 2021.05.27

高架線路下のオフィス・事務所を借りる際の注意点

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高架線路下、いわゆるガード下は、近年さまざまな施設が作られ注目を集めている“穴場的な立地”です。オフィス・事務所の立地としてはどうなのかと気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、高架線路下のオフィス・事務所を借りる際の注意点を、高架線路下ならではのメリットと併せてご紹介します。

【目次】
1.注目を集める高架線路下スペース
2.高架線路下のオフィス・事務所の注意点
3.高架線路下のオフィス・事務所のメリット
4.今回のまとめ

注目を集める高架線路下スペース

ひと昔前まではネガティブな印象の強かった高架線路下スペースですが、近年では飲食店やコンビニエンスストアなどといった店舗にとどまらず、住宅や保育園、果ては図書館まで設けられ、むしろ注目を集める場所となってきています。数はまだ多くはありませんが、オフィス・事務所としての需要もあります。

高架線路下のオフィス・事務所の注意点

高架線路下にあるオフィス・事務所を借りる際に注意したい点には、次のようなものが挙げられます。

人通りの多さが気にならないか

線路の真下という位置であるだけに、駅に近く、人の往来が多いことが一般的です。販売店舗やショールーム的なお店であれば、それはむしろ好都合といえますが、事務的な業務が主であれば、目の前を多くの人が通りすがる環境が好ましくない場合もあるでしょう。

採光や風通しに問題はないか

上に線路があるということは、高架線路を支える脚(柱)もあるということです。建築上のルールとしてこうした脚の存在を考慮するかしないかは自治体ごとに異なり、脚の存在を考慮しない自治体では脚のちょうど真裏の位置にある窓も有効な窓としてカウントされます。そのような場合、採光や通風の面で問題があるかもしれません。

窓を開けたときにうるさくないか

住居や図書館も設けられていることからもわかるように、高架線路下だからといってひどい騒音や振動に悩まされるわけではありません。むしろ意外なほど静かというのが多くの人の抱く感想のようです。しかし、窓を開けたときにどの程度の音が入ってくるかはまた別の話。こんなはずではなかったということにならないために、ぜひ現地で実際に体感してみましょう。

細長い敷地形状がデメリットとならないか

線路に沿ったスペースである関係上、敷地は常に細長い形状とならざるを得ません。広い面積を確保したい場合には、長手方向に伸ばしていく他ありませんので、そういった土地形状の特性が問題とはならないかを考えてみる必要があるでしょう。

高架線路下のオフィス・事務所のメリット

高架線路下にあるオフィス・事務所には、メリットも少なくありません。

利便性が高い場合が多い

高架線路下ではコンビニエンスストアなどが営業していることも多く、また、周辺にも多くのお店がある傾向です。何かと便利な環境といえるでしょう。

駅へのアクセスが良い

線路の下ということは、駅に近いということです。たとえ駅と駅との中間地点に位置するとしても、多くの場合両サイドの駅が利用可能です。社員の通勤や外出に便利なだけでなく、取引先の人に対するアピールにもなるでしょう。通勤客の来社・来店を見込む業種にとっても魅力的な立地といえそうです。

築浅できれい、おしゃれな雰囲気を期待できる

高架線路下は、最近になって活発に開発されるようになってきた場所です。したがって、比較的築浅の物件が多く、その特殊な立地の個性を活かした物件も目立ちます。デザイナーズオフィス的なおしゃれなムードを望んでいるのであれば、高架線路下で見つけることができるかもしれませんね。

今回のまとめ

従来、どちらかというとあまり好ましくない印象のあった高架線路下でしたが、近年ではその数々のメリットから高架線路下の物件が大きな注目を集めるようになっています。
とはいっても、その立地の特殊性から、注意したい点もやはりあります。高架線路下にあるオフィス・事務所を検討する際には、本コラムでご紹介したようなポイントをぜひ確認してください。

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