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実体を持たないことが特徴のバーチャルオフィスですが、プランによってはオフィスに届いた郵便物を受け取ってくれるサービスもあります。事業をしていれば、取引先の会社などから多くの郵便物が届くものです。とはいえ、バーチャルオフィスで受け取れるといっても、やはりイメージはしづらいでしょう。そこで、今回はバーチャルオフィスにおける郵便物のサービスの詳細を中心にご紹介して参ります。ぜひ最後までご覧ください。

【目次】
1.バーチャルオフィスの郵便物に関するサービスについて
2.バーチャルオフィスの選び方
3.バーチャルオフィスの注意点
4.今回のまとめ

バーチャルオフィスの郵便物に関するサービスについて

バーチャルオフィスは、実物のオフィスではなく住所や電話番号のみを利用するサービスのことです。実態がないため、一見すれば郵便物の受け取りは困難に思えますが、バーチャルオフィスのサービスには郵便物に関するオプションも用意されております。なお、サービスの利用料金には月々数千円から数万円程度のものまでがありますが、いずれの価格帯でも郵便物に関するサービスは基本的に組み込まれています。
また、受け取るだけに止まらず、バーチャルオフィスに届いた郵便物は郵便局などの私書箱と同様に、利用者の自宅への転送・直接受け取り・廃棄を行うことも可能です。もちろん、郵便物は本人確認が不要な法人・個人宛てのものに限り、大きさによっては転送に別途料金が発生することがあります。郵便物の転送の要件や料金は、利用するバーチャルオフィスによっても異なるため予め確認が必要です。
ちなみに、郵便物に関するサービス以外にも、バーチャルオフィスのプランには基本的に法人登記・来客対応・電話転送などのサービスも組み込まれます。

バーチャルオフィスの選び方

郵便物の受け取りはどのバーチャルオフィスでも行えますが、施設ごとには当然異なる部分も存在します。それらを上手く見極められなければ、自身にとって理想的な場所を選ぶことはできません。ここでは、バーチャルオフィスを選ぶ際に注目すべきポイントについてご紹介します。

立地条件が良いかどうか

住所を利用するとなれば、立地条件は視野に入れるべき重要な要素になってきます。事業場所としてあまり人気がなく周知されていない立地条件と、事業場所として人気があり一等地とされる場所に構える立地条件とでは、後者のほうが見栄えが良いでしょう。顧客や取引先からの信頼も得やすくなり、事業のブランディングにも繋がります。なお、立地条件の良い場所でも、バーチャルオフィスならばお手頃な価格で利用することができます。

スタッフの人柄

バーチャルオフィスを利用していることを知らない人ならば、直接訪問に来られることもあるでしょう。そして、その際の来客対応は、大抵の場合はバーチャルオフィスのスタッフが行うことになります。その点から、スタッフの人柄次第では、せっかく訪れたお客さんに対して失礼を働いてしまうことも考えられます。こうなれば、事業の信頼や損失にも関わるため、事前には丁寧な対応ができるスタッフであるかどうかを見極めることが大切です。

バーチャルオフィスの注意点

便利なバーチャルオフィスですが、利用するにあたってはいくつかの注意点も存在します。把握していなければ、あとになって戸惑う結果にもなりかねません。以下で確認していきましょう。

事業が限られる

バーチャルオフィスでは実物のオフィスの利用はできないため、当然ながら行える事業が限られてきます。具体的にいえば、オフィスを必要としない個人事業主やIT・WEB関連などの小さな事業が適します。また、適する事業であっても、自宅に業務スペースを確保できない場合は、結局ほかの場所に業務スペースを確保しなければならなくなります。

住所が重複する

バーチャルオフィスの住所を利用するのは、自身だけでなく不特定多数の事業者であり、人気の立地条件であればなおさら多くの事業者が利用する形になります。そのため、仮に自社に興味をもった人が住所でネット検索をした場合、複数の企業が出てきてしまうことがあるのです。ほかの企業と住所が重複していれば、興味を持っていたとしても違和感を覚え敬遠してしまう可能性も考えられます。

今回のまとめ

バーチャルオフィスでは、郵便物の受け取りをはじめとする様々なサービスが受けられます。興味のある方は、ご紹介した選び方や注意点を視野に入れつつ、理想のバーチャルオフィスを探してみてはいかがでしょうか。