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弘前の桜、夏のねぶた・ねぷた祭り、秋のりんご、冬の樹氷など、たくさんの見どころが詰まっている青森県。十和田湖や八甲田山など、日本屈指の景勝地があることでも知られています。2016年に北海道新幹線が開通したことで、函館との行き来がしやすくなりました。そんな青森県では、賃貸オフィス・事務所の家賃相場はどのくらいなのでしょうか。

【目次】
1.青森県における働き方改革について
2.青森市にある賃貸オフィスの家賃相場は？
3.弘前市にある賃貸オフィスの家賃相場は？
4.今回のまとめ

青森県における働き方改革について

青森県では、働き手の人手不足が問題となっています。有効求人倍率を見ても全国最低水準にあると言われているうえに、最低賃金も低いために、特に若者の県外流出が顕著になっているのです。青森県は、気候や交通などの面で、他県に比べて企業の誘致が不利だと言われています。
また、政府が推進しているテレワークも、県内ではなかなか浸透していないのが現状です。しかし、リモートワークで働く人たちも少しずつ増えており、首都圏の企業に在籍しながら青森でリモートワークを行うケースも多く見られるようになってきました。県内の自治体の中には、移住支援制度を設けるところも増え、UターンやIターンを希望する人たちを支援しています。県内では、青森市や弘前市、八戸市などに賃貸オフィスが多く、近年ではレンタルオフィスやコワーキングスペースも充実してきました。日本全国で働き方改革が進む中で、青森県でも今後人手不足を解消できる取り組みが行われることでしょう。

青森市にある賃貸オフィスの家賃相場は？

青森市は、青森県の県庁所在地であり、中核都市にも指定されている自治体です。県のほぼ中央に位置し、冬の積雪が多いために、人口30万人都市の中で世界有数の豪雪地帯と言われています。2005年4月に浪岡町と合併したことで、面積が県内2番目の広さになりました。
青森市内では、青森駅付近に賃貸オフィスが多く立ち並んでいます。坪単価での家賃は、7,000円台から8,000円台が中心です。市内には、市営バス・市民バスが走っているほか、北部の海岸線沿いを「青い森鉄道」という第三セクターの鉄道が運行されています。

八戸市にある賃貸オフィスの家賃相場は？

県の南東部に位置する八戸市。南は岩手県軽米町と県境をなしており、全国屈指の水産都市ならびに北東北随一の工業都市として発展しています。南部せんべいを煮込むと言う食べ方を楽しむ「せんべい汁」や、ウニとアワビが入った贅沢な吸い物「いちご煮」をはじめとして、グルメの宝庫として独特の食文化が根付いています。北東からふきつける冷たい季節風「やませ」の影響を受けながらも、イカの水揚げ量は日本一を誇ります。
市内には、JR八戸線が通っているほか、バスも運行されており、主要国道も通っていますので、車があれば問題なく移動可能です。賃貸オフィスの家賃相場は、坪あたり5,000円台から10,000円台で推移しています。坪単価が高い物件は、大型ビルの中にあるテナントである傾向がみられます。近年では、八戸市内にもレンタルオフィスやコワーキングスペースが増え、幅広いニーズに対応できるような物件が増えています。

今回のまとめ

青森県では、ここ数年経済成長率がマイナス成長となっていますが、今後の大きなプラス成長も多いに予想されるところです。県をあげて取り組みが行われている働き方改革の成果が表に見えるようになることで、県全体の産業もますます活性化していくことでしょう。