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コラム 2021.05.05

居抜きのオフィス・事務所で確認しておきたい5つのポイント


居抜きオフィス・事務所は、入居時のイニシャルコストを大幅に削減できる、内外装工事を行う場合にも短期間で済むといったメリットから人気の高い物件です。しかし、居抜きオフィス・事務所ならではの注意点もあります。今回は、居抜きのオフィス・事務所を借りようとする場合に確認しておきたい5つのポイントについてご紹介します。

【目次】
1.ほぼそのまま使えるレイアウトや内装か
2.残置物の状態
3.原状回復の範囲
4.破損・汚損箇所
5.各種配線の状況
6.今回のまとめ

ほぼそのまま使えるレイアウトや内装か

その物件のレイアウトや内装は概ね希望通りで、手を加える必要があまりないでしょうか?居抜き物件の魅力は、内装や設備が既に整っている状態で、入居前に投じなくてはならない費用や時間を大幅に削減できることです。結局それなりに手をかけなくてはならないのであれば、居抜きのメリットは半減してしまいます。明るい色の壁紙に張り替えるなどといった若干の手直しは許容範囲内と考えられますが、大がかりなレイアウト変更や内装工事が必要となりそうであれば、再考すべきかもしれません。

残置物の状態

残されている什器や設備はこの先も使用できる状態でしょうか?前入居者の使っていた什器や設備が残されており、それをそのまま引き継げる点は居抜き物件のメリットです。
しかし、当然のことながら、そうした残置物は基本的にすべて中古品ですので、「あと1年使えるかどうか」「あまりにも古いモデルで使い物にならない」といったケースもあり得ます。最終的に捨てることになれば、産業廃棄物として処分するための費用を負担することになるのは入居者です。物件を内覧する際には、残置物の状態もよく確認し、明らかに不要な物があれば貸主(もしくは前入居者)による処分が可能かどうかを尋ねましょう。

原状回復の範囲

前入居者から継承される原状回復義務がどこまで求められるのかは明瞭になっていますか?居抜き物件では、前入居者が行わない原状回復の義務をその次の入居者が引き継ぎます。その範囲がはっきりしないまま契約してしまうと、原状回復工事費用が想定していたよりもはるかにかかると判明して揉めるなど、後々トラブルに発展しかねません。
「退去時にはどこまで元通り(=前入居者が入居する前の状態)にすればよいのか」を入居前にしっかり確認しておきましょう。その時点での原状回復工事費用の見積りをしておけば、必要となる金額の目安が分かって、さらに安心です。

破損・汚損箇所

破損・汚損箇所がないかを確認できていますか?居抜き物件は現状有姿(現在の状態のまま)での引き渡しが基本です。つまり、造作や設備の修理を貸主に要求できず、自分で対処する他ありません。そうした修理が発生しそうであれば、どの程度の費用がかかりそうかを把握しておきましょう。

各種配線の状況

各種配線が残されていますか?残されているなら問題なく使えそうですか?電気回線、電話回線、LANケーブルなど、各種配線が残されているケースもあり、その場合は新規配線の手間と費用が省けます。しかし逆に、電気配線が劣化していると、漏電や火災につながる危険性がありますので、配線の状態も要確認です。

今回のまとめ

入居するに当たって必要なイニシャルコストや手間を大幅に減らせることで人気の居抜き物件を借りる際には、確認すべきポイントをきちんと押さえておくことが大切です。レイアウトが自社向きか、残置物は継続使用が可能な状態か、退去時の原状回復工事の範囲はどこまでか、破損・汚損箇所がないか、配線の状況はどうなっているかをチェックして、入居後のトラブルを避けましょう。

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