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コラム 2021.04.30

オフィス・事務所の部屋を区切るには壁とパーテーションどちらが良いか


オフィスの業務効率を上げるためには、壁などの仕切りが欠かせません。ただ、仕切りには、壁以外にもパーテーションと呼ばれるものもあります。当然ながら、どちらの仕切りを導入するのかによって、かかる費用や得られる効果が大きく変わってきます。今回は、そんな壁とパーテーションの利点と欠点を挙げ、オフィスに導入するべき仕切りの選び方についてご紹介いたします。ぜひ最後までご覧ください。

【目次】
1.オフィスの部屋を壁で区切る際の利点と欠点
2.オフィスの部屋をパーテーションで区切る際の利点と欠点
3.パーテーションの種類
4.今回のまとめ

オフィスの部屋を壁で区切る際の利点と欠点

オフィスの部屋を区切る壁は、一般的に造作壁と呼ばれます。造作壁は、軽鉄を組み石膏ボードで作られる本格的な壁のことです。それゆえに、簡単に導入が行えないのが主な特徴であり、ほかにも次のような利点と欠点が挙げられます。

防音性に優れる

前述の通り、造作壁には遮音性の高い石膏ボードが用いられ、それにより優れた防音性を得られるという利点があります。オフィス全体の雑音を部屋ごとに遮断できれば、従業員の集中力が高まり作業効率の向上にも繋げられるでしょう。また、造作壁ならば完全な個室にできるため、周囲の視線が気になるという人でもストレスなく業務をこなすことができます。
ほかにも、デザインの幅も広く、木目調やタイル調など部屋ごとに好みの空間を作り上げることも可能です。

費用がかかる

機能に優れる一方で、費用がかかるという欠点も存在します。造作壁の設置にはいくつもの工程があるうえに、防音材やデザインなどの付加要素もたくさんあります。それにより、かかる費用は基本的に高額となり、実際に小規模な部屋を一室設ける場合でも20万円以上の費用が必要になると言われているのです。また、一度設置すれば移動させることはできないため、場合によっては照明や空調の新設も必要になります。
ほかにも、賃貸であれば原状回復の費用もかかりますので、この点にも注意しなければいけません。

オフィスの部屋をパーテーションで区切る際の利点と欠点

パーテーションは造作壁のような鉄骨の組み込みはせず、パネル状の壁をレールに沿って並べる形で完成します。そのため、導入が簡単に済むのが主な特徴です。なお、パーテーションで部屋を区切る利点・欠点には次のものが挙げられます。

施工が短期間で完了する

パーテーションの施工は工程が少なく、短期間で完了できます。なお、具体的には天井と床にレールを設置し、柱とパネルを交互に組み込むことで完成します。規模によっては最短で数時間で終わることもあり、業務への支障を最小限に抑えることも可能となるのです。
また、導入が早いということは、反対に解体も早く簡単に済ませられることになります。そのため、原状回復における費用も比較的抑えることができると言えます。

デザインが単調になる

パーテーションにも様々なデザインがあります。しかし、形状はパネル状に限られるため、曲線を描いたり特殊な加工を施したりできず、全体的に単調な仕上がりになってしまう懸念があるのです。また、パネルの間にはスチールやアルミの柱が入ることから、どうしても高級感が出せないという欠点もあります。とはいえ、クロスやシートを貼ったり一部または全てのパネルをガラスに変えたりすることで、スタイリッシュな空間を演出することが可能です。

パーテーションの種類

パーテーションといっても、材質や形に様々な種類があります。具体的にいえば、材質には主にスチールとアルミがあり、形には施工型と置き型のものが存在します。スチールのパーテーションは骨組みの露出が少なく、パネル内部には石膏ボードが組み込まれ、デザイン性を保ちつつ防音性も兼ね備えるのが特徴です。
一方、アルミは遮音性はないものの、その分価格が抑えられデザインのバリエーションも豊富な特徴を持っています。そのほか、施工型はレールを設置して部屋をしっかり区切るタイプを指し、置き型は目線を遮る目的のみで用いる高さのないパーテーションとなります。

今回のまとめ

造作壁を用いるかパーテーションを用いるかは、オフィスの目的に応じて決めるのが望ましくなります。一度設置すれば取り替えはできませんので、従業員のニーズなどを取り入れたうえで慎重に決めるようにしましょう。

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