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コラム 2022.01.14

失敗しない賃貸事務所・オフィス探し!内覧で確認すべきポイントを解説

内覧とは入居を検討しているオフィスビルの中に入り、実際の様子を確かめることです。内覧することで、書面だけでは分からない情報を知ることができます。物件の様子を詳しく知らないことはリスクが大きいので、何度も内覧をする人も珍しくありません。オフィスを決める上で重要なことだけに、あらゆる角度から漏らさずにチェックすることが必要になります。入居してから「こんなはずではなかった」とならないように、どんな点をチェックすればよいのか見ていきましょう。

【目次】
1.エントランスの雰囲気
2.天井や壁面の状態
3.眺望や日当たり
4.エレベーターやトイレなどの共用部分
5.入居しているほかのテナント
6.周辺環境もあわせてチェックしたい
7.今回のまとめ

1.エントランスの雰囲気

エントランスは建物の出入り口を意味します。来訪者が最初に訪れる場所なので、どんな雰囲気であるかはチェックしたいポイントです。オフィスビルによっては、高級ホテルのエントランスのような豪華な雰囲気になっていることもあります。大切なことは、企業のカラーに合っているかどうかです。例えば、高級化粧品を扱っているのにあまりにもみすぼらしい雰囲気のビルに入居していては、ミスマッチになってしまいます。共用部であるエントランスはテナントが勝手に変えられない部分であり、後悔しても後から修正できません。
内側だけでなく「外から見たときの雰囲気や入りやすさ」も重要です。入り口が分かりづらいと、来訪者を不安にさせてしまいます。エントランスが明らかにボロボロの状態だと管理状態が良くないということになり、入居に際してさまざまな面で不安があるでしょう。受付や待合スペースなどがあると便利ですし、来訪者にとっても安心できます。
ほかにも、警備員やセキュリティゲートなどの有無もチェックしたいポイントです。誰でも簡単に入ってこられるような作りになっていると、防犯面が不安になります。開閉時間や夜間・休日の入館方法などもチェックしておきましょう。表玄関と裏口に分かれていて、時間帯によって使える出入り口が違うことが少なくありません。入り口の開閉時間について把握していないと、トラブルの原因になってしまいます。

2.天井や壁面の状態

内覧では空調や照明などの、天井や壁面に付属しているものの位置をチェックしましょう。どちらも快適な環境で働くためになくてはならない設備であるため、十分な数を備えているか、設備は古すぎないかなどを点検する人は多いはずです。実は、機能の面だけでなくレイアウトに関わってくる部分でもあります。天井まで間仕切りを設けたい場合、空調や照明の位置によっては、思い通りのレイアウトにできない場合もあるのです。予期しない場所に点検口が設けられていることもあるでしょう。
天井や壁面の状態は、会議室・応接室・休憩室などを作りたいときには特に重要になります。場合によっては、天井部分を完全に仕切ることができず防音や情報の漏洩などの面で不安を残してしまうことになるでしょう。仮眠室を設けたい場合、防音は重要な要素になるので必ずチェックしたいポイントになります。
また、壁面の広さや天井の高さも見逃したくないポイントです。必要な数のキャビネットが収納し切れるかを確認しましょう。天井高や壁面の広さなどは書類上の情報だけでなく、実際に見て計測してみることが大事です。思わぬところに火災報知器や梁があり、思っていた通りに家具を配置できないことがあります。キャビネットが収まり切れないと、書類や資料の整理がうまくできずに職場が混乱した状態になってしまうでしょう。空いている壁面に収まるようなキャビネットを購入し直すことになると、余計に費用がかかります。

3.眺望や日当たり

業務に直接的に関係してくるわけではありませんが、物件の眺望や日当たりはオフィス内の雰囲気に関わってくる部分なので、チェックしましょう。高層階で眺めが良いオフィスは人気が高いです。外を眺めながら仕事をするわけではなくても、開放感があり雰囲気が良くなります。日当たりが悪い部屋は昼間でも陰気ですが、日当たりが良ければ明るい雰囲気になり気分よく働けるでしょう。自然光を浴びることで、従業員が精神的な面で健康的に働ける効果も期待できます。
ただし、必ずしも日当たりが良ければ良いというわけではありません。西日が強く差し込む位置に大きな窓があると、明るすぎてモニターの画面が見えづらくなったり、夏場だと気温が上昇しすぎたりなどのリスクがあります。結局はブラインドを閉めたままという状態になりかねません。夏場の西日によって空調の効きが悪くなることも心配です。内覧をする日の天候や時間帯によって、日当たりが変わっていることは少なくありません。できれば、時間や日を変えながら何度かチェックしたい部分になります。
また、窓にブラインドが設置されていない場合や、あったとしても劣化していて満足に使えない場合があるので、注意して見ておきましょう。設備として備えられているなら、実際に開け閉めさせてもらうことをおすすめします。

4.エレベーターやトイレなどの共用部分

意外にたくさんのチェックポイントがあるのが、共用部分です。エレベーターの混雑状況は、必ずチェックしておきたい部分になります。入居しているテナントの数に対しエレベーターの数が少ないと混雑する原因になり、出勤時や休憩時間の度にエレベーターの周囲が人々であふれることになるでしょう。トイレや給湯室は内覧の際に、多くの人がチェックするポイントです。頻繁に使用する部分だけに細かく見ておきたいという人は多いでしょう。トイレの数が少なすぎると、休憩時間や昼食後などに混雑してしまい使い勝手が良くありません。
「清潔に保たれているか」「水漏れなどがないか」なども重要です。トイレの照明が暗すぎると雰囲気が良くない上に、居心地が悪くなります。くつろいで用を足せない環境だと、従業員の健康面が心配です。洗面所のスペースも確認したいポイントで、手を洗うだけでなく歯磨きや化粧直しなどで使うことが多い場所なので狭すぎると混乱してしまうことがあります。
ほかにも、ゴミ置き場・メールボックス・駐輪場などの清潔感も必ず見ておきたい部分です。意外に見逃しがちな部分なので、注意して見ましょう。不潔だったり乱雑だったりする場合は、管理状況に問題があるオフィスビルだと判断できます。共用部はビル側で清掃をする場合がほとんどですが、給湯室や廊下などの一部が占有部分となっている場合、テナント側が管理することになっていることもあるのでチェックしましょう。

5.入居しているほかのテナント

同じビルにどんなテナントが入居しているかは、内覧するときに必ず確認しましょう。来訪者は、同じエレベーターを使用することになります。例えば、エステサロンを開業しようとするとして、同じフロアに学習塾などが入っているとエレベーターやエントランスが子どもたちでにぎわい、騒音などが問題になってしまうケースが考えられます。空室が多くテナント募集中となっている場合は、どんなテナントが入居予定であるかを確認しておきましょう。
中でも、1階にどんなテナントが入居しているかは重要なポイントです。風俗店やキャバクラなどがあると、企業のカラーに合わない場合もあるでしょう。お客様に会社の場所や行き方などを説明するときに、1階に入っているテナントを目印として説明することは少なくありません。
テナントの出入りが激しいオフィスビルの場合、いつ訪れても工事の騒音がしているという事態になり、問題が起きることもあり得ます。現在、入っているテナントがいつごろから入店しているのか、近く移転の予定はあるかなどもチェックしておきましょう。

6.周辺環境もあわせてチェックしたい

最寄駅からオフィスまでの距離や道のりは、利便性に大きく関わる部分です。内覧の際は現地まで車で訪れることが多く、実際に歩いてみないと分からない部分を見逃しがちです。少なくとも、徒歩で訪れる際の所要時間や行き方はチェックしたい部分となります。会社までの道のりが分かりやすく、大通りを通っていけるような場所にあれば安心ですが、町はずれにあると行きづらくなってしまいます。最寄り駅から距離がある場合は、送迎バスの契約も視野に入れなければならないでしょう。
ほかにも、近隣に放置されたゴミや不法投棄などがないか、臭いや騒音などで問題が起きそうな建物がないかを確認しておいて損はありません。実際に会社の周辺を歩いてみたら、街灯がなく犯罪に遭いそうな薄暗い場所を通らなければならない場所だったこともあり得ます。治安が悪い場所に会社を構えることは、来訪者だけでなく従業員にとっても良い環境とはいえないでしょう。
また、銀行・郵便局・飲食店・クリニック・コンビニエンスストアなどの施設が、近くにあるかどうかもチェックしたいポイントです。周辺に施設が何もない場所だと、業務に支障をきたすことがあります。銀行や郵便局などがあまりにも遠いと、総務部門に負担をかけてしまうことになるでしょう。

今回のまとめ

内覧の際はチェックするポイントが多いので、見逃しがないように一つひとつ見ていくことが大事です。あらかじめ、チェックシートを用意しておくと見逃しがありません。図面や間取り図などを見ながら実際の天井や壁面と照らし合わせ、図面にはない情報を記載していくと、後から見返したときに分かりやすく他者への説明もしやすくなります。
オフィッコスでは愛知県を中心に賃貸事務所やオフィス物件の取り扱いをしており、お客様の理想に合った物件探しをサポートしています。会社の移転や新設を考えている人は、ぜひお問い合わせください。

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