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コラム 2021.04.24

賃貸オフィス・事務所としてビルを一棟丸ごと借りることはできるのか

オフィス・事務所を賃貸する際、ビルの一区分のみを借りることを視野に入れる人もいるでしょう。しかし、その場合は、ほかのフロアにもテナントが入ることになるため、様々なことに気を遣わなければいけなくなります。自社だけが快適に使用できるよう、ビルを一棟丸ごと借りることはできないのでしょうか?今回は、このような疑問に着目して解説いたします。ぜひ最後までご覧ください。

【目次】
1.賃貸オフィス・事務所としてビルを丸ごと借りれる?
2.ビルの一棟貸しのメリット
3.ビルの一棟貸しのデメリット
4.今回のまとめ

賃貸オフィス・事務所としてビルを丸ごと借りれる?

結論からいえば、ビルを丸ごと賃貸オフィス・事務所として借りることは十分可能です。なお、その賃貸方法のことを一棟貸しと呼び、実際に多くの物件と利用者が存在しています。一区分を借りるよりも費用は高くなりますが、全てのフロアを自由かつほかのテナントに気兼ねすることなく使えるといった魅力があるのです。
また、賃貸であるため月々の家賃は伴うものの、メンテナンスが不要という大きな利点もあります。ほかにも、物件によっては、駐車場などが整備されているものもあり、自身の好みや用途に沿った幅広い選び方ができます。とはいえ、やはりあくまでも賃貸ですので、ずっと賃貸料が伴ったり資産にならなかったりする点があり、それらを熟慮して選ぶことは念頭に置いておきましょう。

ビルの一棟貸しのメリット

ビルを丸ごと賃貸できるにしても、その際にどんなメリットがあるのかが分からなければ、なかなか行動には移せないでしょう。そこで、ここではビルの一棟貸しを行う場合の具体的なメリットについてご紹介します。

自社だけで利用できる

やはり、大きなメリットとなるのは自社だけで利用できるという点です。自社だけで一つのビルを利用できれば、エレベーターといった共用の設備を気兼ねなく使えるほか、騒音に関して悩まされたり迷惑をかけてしまったりする心配がなくなります。また、社内の関係者のみが施設の出入りを行うため、セキュリティ面における不安もなくなるでしょう。これらの点により、従業員は心にゆとりが持て、業務にも一層集中できるようになるかもしれません。

自由なレイアウトができる

全てのフロアの自由なレイアウトが行える点も、大きなメリットと言えます。限られた区分だけでは、基本的に作業空間の確保しか行えません。しかし、一棟貸しのビルならば満足な作業空間の確保はもちろんのこと、休憩室・ラウンジなどの自由な空間をフロアごとに設置することもできるのです。これにより、従業員たちの仕事と休憩のメリハリがつき、全体の生産性の向上に繋げられます。
また、通常なら共用となるエントランスも一棟貸しなら自由に扱え、独創的なデザインにすることで自社のブランディングにも役立てることができます。

ビルの一棟貸しのデメリット

一棟貸しのビルには、多くの魅力的なメリットが存在しました。ただ、利点があれば欠点も存在するものです。あとあと後悔してしまうことがないよう、ここではビルの一棟貸しのデメリットについて確認しておきましょう。

費用が高くなる

一区分ならば月々数万円から賃貸できますが、ビルの一棟貸しとなると低くても月々数十万円の賃貸料となることがほとんどとなります。また、使用する区分が大きいため、施設全体の管理・メンテナンス費用が高くなることも挙げられます。ただ、管理などを自社で行う形をとれば、ある程度のコストカットは可能となるでしょう。

転居しづらい

業績悪化などで賃貸料が支払えなくなった場合、設備に多額の費用を費やしたがゆえに転居しづらくなることも考えられます。費用面に限らずとも、多くの社員を抱えていれば狭い事務所への転居は難しくなるでしょう。また、什器や業務用機器が充実しており、大掛かりな引越し作業になる点も転居のしづらさに繋がるかもしれません。

今回のまとめ

オフィス・事務所におけるビルの一棟貸しには、大きなメリットがある反面でいくつかのデメリットも存在します。事業の大きさや資金も鑑みたうえで、じっくりと検討しましょう。

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