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愛知県・知多半島の西北部に位置している東海市は、洋ランの花の栽培で有名なところです。聚楽園の大仏は、市のシンボルといえる建造物で、奈良や鎌倉の大仏よりも大きいのです。市内を走る循環バスは「らんらんバス」と呼ばれ、市民の移動の足となっています。名古屋南部臨海工業地帯の一角をなし、伊勢湾に面した臨海部には製鉄所が立ち並んでいることから、「鉄鋼のまち」と呼ばれているのです。北は名古屋と接しており、名古屋のベッドタウンとして人気が高まっています。そんな東海市では、賃貸オフィスの家賃相場はどのくらいで推移しているのでしょうか。

【目次】
1.東海市とはどんなところなの？
2.東海市における賃貸オフィスの家賃相場はどのくらい？
3.東海市はどんな産業が発展している？
4.今回のまとめ

東海市とはどんなところなの？

愛知県東海市は、知多半島の西北部に位置している自治体です。名鉄河和線と常滑線が分岐する「太田川駅」があり、通勤・通学客が日々多く利用しています。市の名前は公募によって決められたもので、中部圏の中心都市となるよう願いを込めて選ばれました。
現在では、その願いの通り、製造業・特に鉄鋼業がさかんな地域となり、中部圏で最大の鉄鋼基地を持っています。また、セントレア（中部国際空港）まで車でおよそ30分でのアクセスや、伊勢湾岸自動車道のインターチェンジがあることなどから、物流拠点としても活用されているのです。近年は、太田川駅周辺の再開発が行われ、次々と新しい建物が建設されています。

東海市における賃貸オフィスの家賃相場はどのくらい？

東海市内には、名鉄河和線と常滑線の2路線が通っています。賃貸オフィス物件で多く見られるのは、駅から徒歩10分以内の場所にある物件です。東海市は、名古屋のすぐ南隣にあることで、名古屋からもアクセスしやすい地勢です。このため、名古屋に本社を構え、東海市に部署や支店のオフィスを設けたり、その反対で東海市に本社・名古屋市内に別オフィスを設けたりすることも十分可能なのです。
東海市の道路は、朝夕の交通渋滞が激しく、特に名古屋との境に近い名和北交差点付近では傾向が顕著に見られます。このため、周辺地域への通勤には名鉄電車を利用する人がとても多いのです。
東海市における賃貸オフィスの家賃相場は、坪あたり3,000円台から8,000円程度となっています。太田川駅付近では、家賃が坪あたり10,000円を超える物件も増えています。

東海市はどんな産業が発展している？

東海市には、200以上もの工場がありますが、従業員の半数以上は鉄鋼業に従事しています。臨海部にある工業地帯には、愛知製鋼の本社・日本製鉄の名古屋製鉄所・大同特殊鋼の知多工場などの大手企業をはじめ、多くの工場が立ち並んでいます。夜になると、工業地帯の一帯で夜景が見られ、工場夜景スポットとして人気が高まっているのです。
また、東海市では、都市近郊農業も発展しており、洋ランのほかにもフキの生産量が全国一位を誇っています。玉ねぎやいちじくなどの産地としても知られ、全国各地へ出荷されています。えびせんべい「ゆかり」で有名な坂角総本舗は、東海市に本店を構えています。ゆかりは、知多半島を代表する銘菓として、セントレアや名古屋駅などで広く販売されているのです。二度焼き製法を用いることで、風味と香ばしさが引き立ち、海老のうま味を味わうことができます。

今回のまとめ

東海市は、名古屋からのアクセスが良く、名古屋の企業がオフィスを探す際の候補地に選ばれることが増えています。ぜひ候補に入れてみてはいかがでしょうか。