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コラム 2021.10.23

愛知県の市町村別貸店舗・テナントの家賃(坪単価)相場【東海市】


名古屋市の南・知多半島の付け根に位置する東海市。温暖な気候に恵まれ、フキと洋ランの一大生産地として知られています。愛知用水の恵みを受け、中部圏最大の鉄鋼基地に成長しました。現在では、名古屋南部臨海工業地帯の一部となっており、日本製鉄や大同特殊鋼、愛知製鋼などの企業が臨海部に位置しています。そんな東海市では、貸店舗やテナントの家賃相場はどの程度の相場で推移しているのでしょうか。今回の記事で詳しく解説します。

【目次】
1.東海市の基本情報と地域ごとの特色
2.東海市における貸店舗・テナント需要の傾向は?
3.東海市における貸店舗・テナントの家賃相場は?
4.今回のまとめ

東海市の基本情報と地域ごとの特色

愛知県東海市は、名古屋市のすぐ南側・知多半島の西北部にある自治体です。名古屋の中心部およびセントレア(中部国際空港)まで電車で20分の場所にあります。伊勢湾岸自動車道からも近く、物流拠点としても活用されています。
「鉄とランの街」と呼ばれており、この地で最初に現在の愛知製鋼が鉄の生産を始めたのは1939年(昭和14年)でした。臨海部には「名古屋南部臨海工業地帯」が形成され、日本製鉄・大同特殊鋼・愛知製鋼などの製鉄会社が立ち並び、中部圏最大の鉄鋼基地を有しています。鉄鋼業は、東海市の基幹産業として重要な役割を果たしているのです。洋ランは、東海市オリジナル品種を複数栽培するほど生産がさかんで、毎年1月下旬には東海フラワーショウが開かれます。野菜のフキの栽培も、全国有数の生産量を誇り、洋ラン栽培とともに都市近郊農業地帯として、東海市の名を知られるようになりました。
近年では、名鉄太田川駅周辺の再開発や、日本福祉大学東海キャンパスの開校、東海市民病院と知多市民病院を経営統合した西知多総合病院の開院と、新たな街づくりが進められています。

東海市における貸店舗・テナント需要の傾向は?

東海市は、名古屋の都心および名古屋港、セントレアなどへのアクセスにすぐれていることから、令和9年(2027年)に予定されているリニア中央新幹線の開通により、今後さらにポテンシャルが高まると予想されています。企業やホテルの誘致も積極的に行っており、これに伴った貸店舗・テナントの需要も増えるでしょう。ただし、リニア中央新幹線の開業が遅れる見込みもあることから、今後の動向を見守っていく必要があります。市内における、業種別従業者数の割合は、製造業が最も高く、卸売・小売業、建設業が続いています。

東海市における貸店舗・テナントの家賃相場は?

東海市における、貸店舗やテナントの家賃相場は、坪あたり5,000円台から14,000円台で推移しています。確認できた物件の中には、駅から徒歩20分以上離れている物件も多いのですが、車移動が主流である地域ですので、駐車場の確保を優先して考えると良いでしょう。太田川駅周辺のほかにも、新日鉄前駅や尾張横須賀駅、南加木屋駅などの周辺に物件が確認できます。

今回のまとめ

東海市は、鉄鋼工場が多いものの、公害防止対策を施しており、騒音・振動・悪臭などの測定を常時行っています。貸店舗やテナントを構える際に、環境としては全く問題ありませんので、立地を活かした店舗計画を立ててみてはいかがでしょうか。

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