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コラム 2021.03.25

安全性の高いオフィスビルにリニューアルするための4つのポイント

近年オフィスビルの機能を向上させたり、見栄えをよくするためにリニューアルが行われたりする場合がありますが、その際に「安全性」が重視されることが増えてきています。そこでここでは、安全性の高いオフィスビルにリニューアルするための4つのポイントについて紹介していきたいと思います。

【目次】
1.オフィスの安全衛生管理とは
2.空気環境の管理
3.温度と湿度
4.作業空間の広さ、静けさ、明るさ
5.抗菌・抗ウイルス
6.今回のまとめ

オフィスの安全衛生管理とは

一般的なオフィス、事務所では労働者が安全で健康に仕事をすることができるように基準が定められています。これが「労働安全衛生法」です。これは労働者の健康と安全を守るために昭和47年に成立したもので、この法で論じられている「事業者が講ずべき快適な職場環境の形成のための措置に関する指針」において、職場環境の形成目標が定められています。

・作業環境の管理
作業環境が、空気が汚い、暑い、寒い、暗いといった状態では、労働者の疲労やストレスを高めるため、空気環境の適切な管理や、温度、照度等を労働者に適した状態に維持管理をすることが求められています。
・作業方法の改善
不自然な姿勢での作業や大きな筋力を必要とする作業等について、労働者の心身の負担が軽減されるよう作業方法の改善を図ることが求められています。
・労働者の心身の疲労の回復を図るための施設・設備の設置・整備
労働から発生する心身の疲労を回復させるために、休憩室などの心身の疲労の回復を図るための設備を設置することが求められています。
・その他の施設・設備の維持管理
洗面所、トイレ等の労働者の職場生活において必要となる施設・設備については、清潔で使いやすい状態となるよう維持管理されていることが求められています。

オフィスや事務所をリニューアルする際にはこういった安全衛生管理の観点からも考えていくことが重要です。

空気環境の管理

オフィスのような室内で仕事をする場合、空気環境は非常に重要となります。粉塵、一酸化炭素、二酸化炭素、ホルムアルデヒドなどがどれくらい空気に含まれているかを常にチェックしておくことで、頭痛、めまい、吐き気、倦怠感を防ぐことが可能となります。これは労働安全衛生法に基づいて定められている「事務所衛生基準規則」でも触れられています。
空調や機械換気設備などを正常な状態で稼働できるように設備点検を定期的に行わなければならず、室内空気が汚染されないように空気調和設備の管理も必要となります。このあたりの設備を念頭においてリニューアルすることが重要です。

温度と湿度

温度が高すぎる、低すぎるというのは労働効率を大きく下げることとなります。また、湿度が高すぎると倦怠感が募りますし、湿度が低すぎると乾燥してしまいます。湿度はカビの発生や風邪の流行にも関係してきますので、これらの温度、湿度の調節も行わなければいけません。

作業空間の広さ、静けさ、明るさ

仕事をする作業空間が狭すぎると仕事効率が落ちるだけでなく、安全衛生上もよくありません。
また、周囲からの騒音を遮蔽するために防音設備も必要です。その他、仕事をするのに適した照度を確保するために太陽光の取り入れや照明の設置が必要です。

抗菌・抗ウイルス

新型コロナウイルスが流行したことからも抗菌建材、抗ウイルス建材を使用するということが推奨されています。また、オフィス内に抗ウイルスコーティングを施すこともおすすめです。

今回のまとめ

仕事の効率を上げるためにも、安全で健康的に仕事をするためにも安全性が重要となってきます。
オフィスビルをリニューアルする際にはこうした安全衛生面にも配慮すると良いでしょう。

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