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コラム 2021.02.17

新築ビルのオフィス・事務所を借りる際に気をつけたい3つのポイント

新築ビルに入居するオフィスや事務所は、人気が高い物件であり、競争率も高くなる傾向が強いものです。しかし、新築だからこそ注意しなくてはいけないポイントもあります。賃料が高い点は、ほとんどの方がご存じかと思いますので、今回の記事で賃料以外の注意点を解説します。物件探しの参考にしていただければ幸いです。

【目次】 
1.自社のほかに入居するテナントを知っておくと安心
2.間取りや設備をチェック
3.シックハウス症候群を起こす人がいるかも知れない
4.今回のまとめ

自社のほかに入居するテナントを知っておくと安心

新築ビルでは、他にどのようなテナントが入居するのか、竣工前に分からないことが多く見られます。テナントによっては、同じビルにあるとイメージが悪くなってしまう場合もあるのです。特に、1階に入居するテナントは、ビルの象徴ともなるため、より気を配ることが求められます。できれば、他のテナントを契約前に知っておきたいところですので、物件検討時もしくは契約前にオーナーへ尋ねることをお勧めします。

間取りや設備をチェック

新築ビルは、前に入居していたテナントがないため、設備の使い勝手を調べるには業者に聞く以外方法がありません。物件を決めるには、資料を見ただけでは分からない点を自分の目で見て確認するため、実際に現地へ足を運び内見することが重要です。例えば次のような点は、内見して初めて分かるケースも多く見られます。

・日当たりがあまりにも良好で、1日中ブラインドをおろしていないと業務ができない
・日当たりが悪く、薄暗い雰囲気になってしまう
・オフィス動線が想像しにくい
・携帯の電波が入りにくい
・周辺環境が騒がしい

これらに当てはまる物件は、たとえ新築でも避けた方が無難です。
また、内見するときには、カメラ・メジャー・図面などを持参すると、入居後のイメージがわきやすくなります。外観をはじめ、エントランスや共有部分の様子、エレベーターの台数、天井の高さ、柱や梁の設置位置、空調、お手洗い、喫煙所、ビル周辺の施設、駐車場など、実際に入居してからの業務を思い浮かべながら設備を確認しましょう。

シックハウス症候群を起こす人がいるかも知れない

オフィスでは事例が少ないのですが、新築の建物で起こる可能性がある症状として「シックハウス症候群」というものがあります。これは、建物の気密性が増したことで、室内の空気が循環しにくくなり、一定以上の化学物質が建築資材から発生したとき身体が反応して数々の症状が起こるのです。起こる可能性がある症状として、頭痛・吐き気・めまいなどがあげられます。シックハウス症候群は、1980年代に欧米諸国で社会問題となった「シックビル症候群」から転じた和製造語なのです。省エネを重視するために、空調システムが抑制されたことで換気が不足し、室内の空気が汚染されてしまったのです。
日本では、「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」(通称:ビル衛生管理法)が制定されています。この中で、2003年に室内空気環境の規定が見直されたのです。オフィスは、一般住宅よりもシックハウス症候群への対策が行われていることを意味しますが、体質によって過敏に反応する場合があります。シックハウス症候群を完全に防ぐことは難しいのですが、少しでも症状を和らげるために、湿度の確保や清掃の徹底などが求められます。

今回のまとめ

新築ビルは、多くの企業にとってとても魅力的な物件ですが、その反面事前に確認すべきこともたくさんあります。快適なオフィスを見つけるために、不明な点はその都度質問するなどして解決しながら物件探しを進めていきましょう。

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