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コラム 2022.07.28

仕事の効率がアップする!賃貸オフィスにある快適なチェアの条件


日本の会社員がデスクワークに充てる時間は、世界で最も長いとも言われています。そんな彼らが一日の大半を共にするのが、オフィスに備え付けられたチェアです。
チェアの快適さは身体の負担に直結し、結果として仕事の効率にも繋がります。生産性を向上させるためにも、快適なオフィスチェアの条件を知っておきましょう。

快適なチェアはストレスフリーで仕事の集中力が上がる

快適なチェアは身体の負担を減らし、仕事への集中力を高めてくれます。快適なチェアがもたらす主な効果について見ていきましょう。

腰や背中、首の痛み、肩こりが改善する

人間の背骨は、もともと緩やかなS字カーブを描いています。このS字カーブは身体全体を効率よく支えるのに適しており、保てれば筋肉への負担もそれほどかかりません。逆に猫背や前のめりの姿勢などでS字カーブが崩れると、腰や背中、首の痛み、肩こりなどの身体の不調に直結します。
猫背や前のめりの姿勢が身体にどれほどの負担をもたらすのか、実際の数値で見てみましょう。人間の頭部はボーリング玉と同程度の重さがあり、わずか2.5cmの前傾でも腰には3kgもの負担がかかります。オフィスワーカーは一般的に6~9cm程度前傾していると言われており、腰にかかる負担は最大で12kgにもなることもあるようです。
そうした腰の負担を逃がそうと、無意識にデスクに肘をつくオフィスワーカーも少なくありません。しかし、肘をついてのデスクワークでは、今度は首に負荷がかかってしまいます。腰や背中、首に痛みを感じるのも、無理からぬことと言えるでしょう。S字カーブの維持を助けるチェアを導入すれば、身体の痛みの減少、ひいては仕事への集中力向上に繋がります。

脳に酸素が行き渡る

前のめりの姿勢は気道や肺を圧迫し、呼吸から取りこむ酸素量を減少させます。さらに背骨や首が不自然に圧迫され血流が滞り、結果として脳には充分な酸素が供給されません。脳の酸素不足は集中力の低下はもちろん、深刻化するとめまいや片頭痛の原因にもなります。
正しい姿勢をサポートするチェアを導入すれば、脳に酸素が行き渡るようになり、仕事への集中力も向上するでしょう。

内臓の不調を改善する

前のめりの姿勢で胸のあたりがつぶされると、多くの内臓が圧迫され血行不良に陥ります。姿勢によって悪影響を受ける内臓は、主に以下の通りです。
・肺
・気管支
・心臓
・肝臓
・胆のう
・胃
・膀胱
・子宮
悪影響は下腹部付近にまで及び、呼吸器やみぞおち周辺のみにとどまりません。こうした内臓の血行不良は、逆流性食道炎や便秘などの病気を引き起こすこともあります。身体の不調が続けば、仕事への集中力を欠くばかりかメンタルへの悪影響も考えられるでしょう。
正しい姿勢をサポートするチェアを導入すれば、こうした身体の不調を改善し、仕事への集中力や前向きな気持ちの向上が期待できます。

臀部の痛みの軽減

座面の硬いチェアは圧力を分散させられず、接触していた部分に痛みを引き起こします。臀部に痛みがある状態では姿勢が落ち着かず、仕事への集中力もそがれてしまいかねません。しかし、柔らかすぎる座面もまた、姿勢を崩れさせ身体の痛みや血行不良、メンタルへの悪影響などに繋がるので注意が必要です。
座面に適度な硬さのあるチェアは、正しい姿勢をサポートしながら臀部の痛みも引き起こしません。仕事への集中力を向上させるのはもちろん、身体や精神の不調を予防する効果も期待できます。

気分の落ち込みを改善する

猫背や前のめりの姿勢で呼吸が浅くなると、身体が自然と緊張状態になり自律神経の働きが悪化します。さらに悪い姿勢が続くことで、セロトニンの分泌も少なくなってしまうのです。自律神経は交感神経と副交感神経のバランスを保つもの、そしてセロトニンはメンタルを安定させ脳を活性化させる神経伝達物質です。どちらの働きが乏しくなっても、前向きな精神状態は保てません。気分の落ち込みが続けば、ストレスをより感じやすくなったり、不眠症に陥ったりすることも考えられるからです。
正しい姿勢をサポートするチェアは、身体面だけではなく精神面に対しても良い影響をもたらします。気持ちが前向きになれば、仕事にもより集中して効率的に取り組んでいけるでしょう。

眼精疲労が改善する

猫背や前のめりの姿勢でのデスクワークは、手元やパソコン画面との距離を物理的に近づけます。眼と対象物との距離が近すぎる状態が続けば、眼精疲労ばかりかそれによる頭痛や視力低下なども引き起こしかねません。
正しい姿勢をサポートするチェアを導入すれば、眼精疲労の改善やそれによる仕事への集中力向上が期待できます。

疲れにくくなる

猫背や前のめりの姿勢はさまざまな箇所を圧迫し、全身の血流を低下させます。血流の低下は体内での老廃物の回収を遅らせ、むくみはもちろん疲労感を引き起こしかねません。
正しい姿勢をサポートするチェアで血流が改善されれば、疲れにくくなりより長時間に渡って仕事に集中できるでしょう。

賃貸オフィスで使っているデスクとの相性が大事

快適なチェアとは具体的に、「正しい姿勢をサポートする」かつ「使用にストレスがない」ものをさします。賃貸オフィス用のチェアを選ぶ際は、まずデスクとの高さや幅などの相性を確かめてみてください。

チェアの高さ

先ほど解説した通り、猫背や前のめりの姿勢は以下のようなさまざまな症状を引き起こします。
・腰痛
・肩こり
・集中力の低下
・めまい
・頭痛
・逆流性食道炎
・便秘
・眼精疲労
・不眠症
・気分の落ち込み
・むくみ
・疲れやすさ
悪い姿勢を防ぎ、こうした症状を予防するためには、チェアとデスクの高さを整えることが大切です。賃貸オフィスのチェア選びの参考にできるよう、高さの目安を具体的な数値で見てみてみましょう。
一般社団法人日本オフィス家具協会は、チェアとデスクの理想的な高さの差を「座る人の身長の6分の1」と定義しています。日本人の平均身長を当てはめると、チェアとデスクの理想的な高さの差は約27~30cmです。さらに考慮しておきたいのが、パソコンの厚みとチェアの沈み込みでしょう。現代のオフィスワーカーはほとんどの仕事をパソコンで行っており、「勤務時間中はほぼパソコン作業」「会議や外出以外はパソコン作業」というケースも少なくありません。また、チェアのクッションや高さ調節をする部分は、体重のぶんだけ沈み込んで低くなります。パソコンの厚みを約1~2cm、そこにチェアの沈み込みを仮定すると、チェアとデスクの理想的な高さの差は約23~25cmです。
ただし、いくらチェアとデスクの高さの差が理想的であっても、チェアの座面が低すぎては意味がありません。一般社団法人日本オフィス家具協会は、チェアの座面の理想的な高さを「座る人の身長の4分の1」と定義しています。日本人の平均身長を当てはめると、チェアの座面の理想的な高さは約40.5~45cmです。
賃貸オフィス用のチェアを選ぶ際は、デスクとの差が約23~25cm、そしてチェア自体の座面が約40.5~45cmとなるよう、まずは高さで条件を絞ってみてください。

チェアの幅

チェアの幅がデスクに対して大きすぎると、チェアの出し入れがストレスになってしまいかねません。賃貸オフィス用のチェアを選ぶ際は、デスクとチェアの幅にも気を配る必要があります。
チェアを出し入れするのに必要な幅はわずか数cmですが、ストレスなく使えるようにするならば約5~10cmの余裕を持たせるのがおすすめです。デスク下の幅を測ってからそれを基にチェアの最大幅を算出し、当てはまるものに絞っていくと良いでしょう。
なお、座面よりも脚幅のほうが広いチェアも少なくありません。チェアの幅を検討する際は座面でなく、脚幅も確認するようにしてください。

賃貸オフィスでは高さ調整が可能で機動性の高いチェアが向いている

ここからはさらに具体的に、快適なチェアの条件を解説していきます。賃貸オフィスにおける快適なチェアとは、高さ調節が可能であること、そして機動性が高いことです。

高さ調節が可能であること

先ほど解説したとおり、快適なチェアの第一条件はデスクとの相性、特に前傾姿勢になりにくい高さです。理想的なチェアの高さ、デスクとの高さの差は、座る人の身長によって異なります。そのため、スタッフ全員に快適なチェアを与えるためには、高さ調節ができるチェアを導入しなければなりません。
高さ調節が可能なチェアであれば、それだけで個人の身長や体格、好みに合った高さに調整できます。各個人にデスク・チェアが与えられるオフィスはもちろん、日時によって異なるスタッフが使用するオフィスにおいても、身体的な負担の軽減、ひいては集中力の向上に大いに役立つでしょう。

機動性が高いこと

チェアの動きの悪さは、日常の些細な動作にストレスを生み出します。快適なチェアの条件に、機動性の高さは欠かせません。機動性の高いチェアとは、以下のようなものを指します。
・キャスターと床の相性がよく動きやすい
・チェアの脚幅がデスクに対して大きすぎない
・チェアが回転するラウンド機能がついている
中でも機動性を大きく左右するのが、キャスターと床の相性です。キャスターは材質ごとに滑りのよさが異なり、それによって相性のよい床の種類も異なります。例えば、ナイロンのキャスターは最も滑りがよく、カーペットの床との相性が抜群です。しかし、その分、滑りすぎたり傷をつけてしまったりする可能性があるため、タイルやフローリングの床では基本的に使えません。キャスターの材質にはほかにポリウレタンやゴムなどがあり、ポリウレタンはフローリングの床に、ゴムはタイルの床に向いています。賃貸オフィスの床にあった材質を選び、機動性の高さを損なわないようにしましょう。

快適なチェアのその他の条件

快適なチェアの条件としては、その他に以下のようなものが挙げられます。
・リクライニング(ロッキング)機能
・肘置き
・腰をサポートするパーツ(ランバーサポート)
どれも正しい姿勢をサポートするための機能であり、取り入れることでより仕事への良い影響が期待できます。高さや機動性より優先されるものではありませんが、他が同条件の場合はこうした機能にも目を向けてみてください。

今回のまとめ

快適なオフィスチェアは、身体のこりや痛み、疲労、気分の落ち込みなどを改善し、仕事への集中力を向上させてくれます。快適なオフィスチェアの条件は、正しい姿勢をサポートしてくれて、使用にストレスがないことです。
賃貸オフィス用のチェアを選ぶ際は、まずチェア自体の高さが約40.5~45cm、そしてデスクとの高さの差が約23~25cmのものを選びましょう。それぞれ適切な高さを持つデスクとチェアは、正しい姿勢でのデスクワークをサポートしてくれます。各個人の身長に合わせて微調整できるよう、高さ調節機能がついたものがおすすめです。
また、デスクに対して大きすぎない幅のもの、かつ床との相性がいいキャスターがついたものを選べば、使用に際してストレスもありません。

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