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コラム 2021.03.20

事務所・オフィスの図面に記載されている建築用語を解説


オフィスや事務所として貸し物件を探すとき、参考にするのは間取り図などの図面でしょう。間取り図を見れば、執務フロアの広さや形状、設備の配置状況などもわかり、現地を見なくても、ある程度の検討を進めることができます。
しかし、図面に書かれている建築用語を正しく理解していないと、後から「こういうことだったのか」と後悔することにもなりかねません。
図面を見る前に知っておきたい建築用語について説明しましょう。

【目次】
1.事務所・オフィスの図面から何がわかる?
2.意外と知らない図面に書かれた建築用語
3.今回のまとめ

事務所・オフィスの図面から何がわかる?

賃貸の事務所やオフィスの図面といっても、いくつか種類がありますが、通常、最初に見せられるのは「間取り図」でしょう。間取り図を見て分かるのは、フロアの数や広さ、窓やドアの位置、方角などです。それをもとに、事務机の配置のほか従業員や客の導線なども検討できます。
間取り図には部屋の用途や設備の位置についても記載されていますが、建築用語で書かれていることもあるので、用語の意味を知っていれば、図面の確認もスムーズに行えます。

意外と知らない図面に書かれた建築用語

事務所やオフィスなど賃貸物件の図面には、部屋の間取りや寸法などのほか、部屋の用途や設備を現す記号が記載されています。住居用物件でよく見るLDK(リビングダイニングキッチン)やBR(ベッドルーム)、CL(クローゼット)くらいであれば分かっても、オフィス用の略語はよく分からないという人は多いのではないでしょうか。
あまり知られていない略語や注意が必要な用語について説明しましょう。

SR(サービスルーム)

日本語で言うと、「納戸」です。
通常、部屋は採光や換気などについて、建築基準法に定められた基準を満たさなくてはなりません。しかし、理由があって、光を取り入れる窓や換気設備を設けることができず、執務スペースとして認められていない部屋のことをSRや納戸と言います。
収納スペースとして使われることが多いですが、ロッカー置き場として使ってもいいでしょう。

STO(ストレージ)

倉庫、貯蔵庫の意味で、SRと同様、建築基準法の採光基準から外れたスペースのことです。SRとの違いについて、明確な区別はありません。
キッチンの横などにあると、「食料庫や資材庫としてお使いください」という意味でSTOと書かれることが多いようです。要するに、場所や貸し手側が期待する用途によって使い分けられています。
SR同様、収納スペースだけではなく、ロッカーや更衣室としても活用できそうです。

AC(エアコン)

オフィスで快適に過ごすにはエアコンが欠かせませんが、「AC」とあったからといって、エアコンが設置されているとは限りません。むしろ、「設置が可能」という意味だと考えたほうがいいでしょう。必ず、実際にエアコンが設置されているかどうかは、事前に確認してください。
同様に、キッチンスペースに「R」という冷蔵庫を示す表記があっても、実際に冷蔵庫が設置されていることはほとんどありません。近くに冷蔵庫用のコンセントがあるという意味になります。

RBL(ルーフバルコニー)

下の階の屋根部分を使ったバルコニーのことです。 ベランダやバルコニーと用途としては変わりませんが、面積が広く開放的なスペースになっていることも多く、工夫しだいで有効活用できるかもしれません。

SK(スロップシンク)

スロップシンクとは、汚れのひどい物などを洗うときに使う、深さがあって大きい流しです。洗面台を深くしたものを想像するといいでしょう。掃除のときに、ぞうきんやモップを洗うのに使えますし、汚れた水を流すこともできます。
汚れ物が多く出る事業所などでは、あると便利でしょう。

今回のまとめ

快適に仕事ができ、お客様も気持ちよく迎えられるよう、事務所・オフィス選びは大切です。図面をしっかり見て検討を行いましょう。
専門用語などの意味を知ると、具体的なイメージも浮かんで、図面を見るのが楽しくなるかもしれません。ぜひ、図面に記載された用語について理解し、事務所・オフィス選びに役立ててください。

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