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コラム 2021.03.11

エレベーターのある賃貸オフィス・賃貸事務所を借りる際の注意点


オフィスへのアクセスを楽にしてくれるエレベーターの有無は、賃貸オフィス・賃貸事務所選びでは大きな検討材料となります。しかし、ただエレベーターがあるというだけでは必ずしも満足行く結果とはならないということにお気づきでしょうか?
今回は、エレベーターのある賃貸オフィス・賃貸事務所を借りる際に注意を払いたい点をご紹介します。

【目次】
1.エレベーターとエレベーターホールの清掃が行き届いているか
2.エレベーターの輸送効率に問題はないか
3.荷物を運搬する際の運用方法はどうなっているか
4.共益費の負担が大きくないか
5.今回のまとめ

エレベーターとエレベーターホールの清掃が行き届いているか

オフィスへ向かう際に必ず通ることになるエレベーターまわりの清掃状況を確認するようにしましょう。エレベーターやエレベーターホールはあくまで共用部ですが、入居企業のイメージにも影響するという意味ではオフィスの一部といえるかもしれません。もしも汚れの目立ちが気になるようであれば、来社する取引先の目にも当然そう映るでしょう。
また、エレベーターまわりの清掃が行き届いていない場合、ビル全体の管理体制自体に問題があることも考えられます。
なお、特にエレベーターが1基だけの場合は、メンテナンス中には階段を使うことになりますので、階段まわりの様子も確認しておきましょう。

エレベーターの輸送効率に問題はないか

エレベーターの輸送効率に問題がないことを確認するため、利用者が集中するピーク時(朝の出勤時間など)の混雑状況をチェックしておきましょう。
基本的にはビルの規模に見合った数と大きさのエレベーターが設置されているはずですが、状況がエレベーター設置当初から大きく変化した結果キャパオーバーとなっているケースも考えられます。朝の通勤時間帯や昼休みの行列が常態化して、満員のエレベーターを何度も見送らなくてはならないような状況は、毎日のことともなれば大きなストレスです。
一定以上の規模・階数のビルの場合、エレベーターを効率的に稼働させられるバンク分け(高層・中層・低層など停止階別に稼働させる方法)がされていることが望ましいでしょう。

荷物を運搬する際の運用方法はどうなっているか

日々の業務で荷物を運ぶ機会が多いのであれば特に、エレベーターでの荷物運搬に関する状況を確認しておきましょう。具体的には、規約中でどのように言及されているか、他の入居者は日常的にどの程度の頻度や量の荷物を運搬しているかといったことの確認です。エレベーターでの台車利用が制限されているケースもありますし、他の入居企業では滅多に荷物を運搬しないといった場合には、頻繁な荷物運搬に対しクレームが寄せられる可能性もあるでしょう。
高頻度での相当量の荷物の運搬が想定されるのであれば、通常のエレベーターとは別に貨物用エレベーターが設置されている物件がおすすめです。

共益費の負担が大きくないか

エレベーターの維持管理に充てられる共益費の負担が大きすぎないかを確認しましょう。
賃貸オフィスでは、給湯室やお手洗いのように入居者が共同で利用する設備をメンテナンスする費用として、家賃のほかに共益費の支払いが必要です。同じように共同利用する設備であるエレベーターがあれば、エレベーターがない場合よりも共益費の金額はアップするのが通常ですので、その負担が自社にとって大きすぎないかを見極める必要があります。

今回のまとめ

オフィスの設備として歓迎されるエレベーターですが、清掃の行き届いたエレベーターが効率よく稼働していて初めてその恩恵を十分に受けられます。
汚れたエレベーターでは企業イメージに悪影響が及びかねませんし、スペック面や輸送効率面に問題のあるエレベーターはストレスに感じられるでしょう。
また、荷物の運搬に関する制限が業務に支障をきたしたり、共益費の負担が大きすぎると判明したりといったことが入居後に起きないようにもしたいものです。
賃貸オフィス選びを成功させるために、オフィススペースとして借りることになる専有エリアだけでなく、そこへのアクセスに利用することになるエレベーターについてもきちんと確認するようにしましょう。

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