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コラム 2021.02.20

オフィスのレイアウト用語「フリーアドレス・ゾーニング・パーテーション」とは?

働き方の多様化により、これまでとは異なる概念を持ったオフィス形態が増えてきました。オフィスのレイアウトにも変化が起こっており、その中で今まで聞かれなかった新しいレイアウト用語が数多く生まれています。今回の記事では、用語のうち3つを解説します。

【目次】
1.「フリーアドレス」とは?
2.「ゾーニング」とは?
3.「パーテーション」とは?
4.今回のまとめ

「フリーアドレス」とは?

フリーアドレスとは、社員個々のデスクを持たずに、共用の机や椅子が置かれているところで、自由に場所を選び着席したうえで仕事をするスタイルをさします。日中に外出する社員が多いオフィスで、社員全員分のデスクを用意しなくともいいという点で、コスト削減につなげる狙いがあります。
日本では、1980年代から研究と取り組みが行われ、1990年代から少しずつ浸透してきました。現在でも、社員同士のコミュニケーションを活発にしたり、仕事の効率化や生産性向上などを目的としたりして導入する企業が増えています。
しかし、コロナの影響でフリーアドレスを原則禁止とする動きが出ているのです。日本渡航医学会と日本産業衛生学会が発行した共同文書「職域のための新型コロナウイルス感染症対策ガイド」の中で、フリーアドレスを導入する際の管理が提言されています。フリーアドレスを継続する場合は、社員の行動履歴を記録したり、備品や機器の消毒を徹底したりする対策が求められています。

「ゾーニング」とは?

オフィスにおけるゾーニングとは、レイアウトを決める際に配置を計画することを言います。フロア全体のレイアウトを決めるには、まずゾーニングをして部署や機能スペースなどの大まかなエリア配置を決め、その後細かいレイアウトを設定していくのです。
ゾーニングで大切なことは、仕事が効率良く進められるよう、企業の業務内容に沿った配置を行うことです。例えば、来客が多い企業では来客用の部屋を入口付近に配置する、頻繁に行き来する部署同士は近くのエリアにするなどの工夫が求められます。
オフィスには、執務スペースのほかに、先述した来客用スペース、ミーティングスペース、文書保管スペース、役員スペース、休憩スペースなど、必要なスペースがいくつもあります。ゾーニングを行う際、社員1人あたりの執務スペースを10㎡前後取れるよう工夫しましょう。また、建築基準法で、通路の幅や非常照明の設置場所が定められていますので、ゾーニングの計画に取り入れないといけません。

「パーテーション」とは?

今や生活のあらゆる場面で見られるようになったパーテーション(間仕切り板)ですが、オフィスでもパーテーションは必需品です。パーテーションの大きさはバリエーションが豊富ですが、使われる素材は不燃素材でないといけないことが、消防法で規定されています。このため、木やビニールなどは、パーテーションの素材としては使用できません。不燃素材のうち、アルミ・スチール・石膏ボード・ガラス・ポリカーボネート素材などが良く使われています。
オフィスのリフォームなどで、天井までの間に隙間がないパーテーションを追加して設置する場合は、工事を始める7日前までに消防署への届け出が必要です。届け出を忘れてしまうと、消防法違反となってしまいますので、手続きを怠らないように注意しましょう。

今回のまとめ

ここでご紹介した3つの用語は、現代のオフィスで必要不可欠なものばかりです。快適なオフィス環境づくりのために、ぜひ覚えておきましょう。

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