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コラム 2021.02.22

オフィスのレイアウト用語「アトリウム・アネモスタット・アメニティ」とは?

職場で毎日快適に働くためには、職場環境を整備することが大切です。環境整備の中には、設備を適切に管理・維持する工程も含まれます。今回は、オフィスのレイアウト用語の中でも、設備に関係する用語を解説します。

【目次】
1.「アトリウム」とは?
2.「アネモスタット」とは?
3.「アメニティ」とは?
4.今回のまとめ

「アトリウム」とは?

アトリウムとは、ガラスなどが張られていて広々とした吹き抜け空間であり、天窓から自然の光を取り入れたものが一般的です。オフィスビルのロビーに取り入れるところが増え、開放的な雰囲気を演出しています。
もともと、古代ギリシャの宮殿にあった中庭が、アトリウムと呼ばれていました。アトリウムは、ギリシャ語で「明るい」「晴れた」などの意味があり、雨水を溜めるための水盤が設置されていたのです。古代ローマでは、住所の中庭を指すようになり、玄関の奥に中庭を配置したうえで大理石を床に敷き詰め、天窓と水盤が置かれました。
現代のアトリウムは、建物の中で開放感を感じ、光を取り入れることを目的としたものが多く見られます。くつろぎの空間を演出するために、樹木などの緑を取り入れる装飾が施されているものも増えてきました。

「アネモスタット」とは?

木造住宅ではほとんど見られませんが、鉄筋のオフィスビルでは定番ともなっている、天井付けの吹き出し口をさします。オフィス以外にも、映画館やショッピングモールなど幅広い施設で利用されているため、名前は分からなくとも一度は目にしたことがあるでしょう。
アネモスタットの名称は、アメリカの企業に由来している登録商標であるため、「アネモ」もしくは「アネモ形吹き出し口」などと呼ばれるのが一般的です。「丸アネモ」や「角アネモ」などと呼ばれる、丸形や角形の羽根が何枚か重なったような形状をしており、吹き出し口から出る暖気や冷気が放射線状となるため、室内空気と混ざり合うように設計され、室内にくまなく広がるようになっています。暖房と冷房のどちらを使うかによって羽根の向きが変わり、それぞれに適した気流が形成されます。アネモに温度センサーが内蔵されているオート型もあり、このタイプでは室内の温度を感知して羽根の動きを自動制御するのです。

「アメニティ」とは?

オフィスにおけるアメニティとは、快適性や心地良さを指します。温度や湿度を適切に保つ・採光や静かさを確保する・清潔な空気を確保するなど、オフィスで快適に仕事ができるような環境づくりが求められているのです。
近年注目されているのが「グリーンアメニティ」です。これは、オフィス内に観葉植物を置くことで、インテリアとして楽しむだけでなく、作業効率の向上・リラックス・空気の浄化・目の疲労軽減などの効果が期待できるものです。グリーンアメニティを実践するのに、観葉植物として適しているのは、パキラ・ポトス・グレープアイビー・苔・ガジュマル・ベンジャミンなどがあげられます。手入れがしやすい種類を選ぶことが大切です。観葉植物を置くのは、人目に触れやすい場所が適切です。デスク周りや窓際、休憩スペース、来客のある場所などが良いでしょう。その一方で、通行の妨げにならないよう、人通りの多い場所や通路に置くのは避けましょう。
グリーンアメニティ以外に、オフィスで取り入れやすいアメニティはBGMです。オフィス用に工夫されたBGMがさまざまありますので、聴いてみて快適だと思えるBGMを取り入れてみるのも良いでしょう。

今回のまとめ

オフィスで快適に仕事ができるためには、設備や環境の整備が重要です。今回ご紹介した中では、アメニティが取り組みやすいかも知れません。ぜひ一度お試し下さい。

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