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オフィス・事務所の賃料は、多くの企業にとって悩ましい問題です。企業活動を行う上で必要な費用なのは間違いありませんが、なるべく安いに越したことはありません。現在入居している物件の家賃が適当なのかどうか判断するためにも、その地域の相場を知っておくべきでしょう。
ここでは、栄駅エリアの賃料・坪単価について解説します。

【目次】
1.栄は名古屋最大の繁華街。目立つ道路や建物も多い
2.賃料は周辺環境や、オフィスの設備・状態によって決まる
3.栄駅エリアの坪単価は、20坪～30坪なら1万1,000円
4.今回のまとめ

栄は名古屋最大の繁華街。目立つ道路や建物も多い

最初に、栄駅エリアがどのような場所なのかをご紹介しましょう。栄は、名古屋最大の繁華街として有名です。名古屋市営地下鉄栄駅（考え方によっては栄交差点）を中心に、広い範囲に繁華街が広がっています。
もともとは名古屋城の城下町で、江戸時代はそれほど発展していませんでしたが、明治以降、特に戦後は急速な発展を遂げました。アクセスに目を向けると、名古屋駅から地下鉄で2駅先という好立地にあります。また、街を南北に貫く「久屋大通」と、東西を走る「若宮大通」という、2つの「100メートル道路」が付近にあるのも特徴です。自動車で移動する方も立ち寄りやすい場所だといえます。道が碁盤の目状に整備されているため、初めて来る方でも迷いにくいのもメリットです。
さらに、栄の中央部にはシンボル的存在である「名古屋テレビ塔」が立っています。屋上階の「水の宇宙船」が印象的な立体型公園「オアシス21」も、非常に目立つ建物です。これらの存在も、オフィスにプラスの影響を与え、得意先の人に好印象を持ってもらえるでしょう。食事をするお店なども豊富で、利便性は全体的に高いといえます。

賃料は周辺環境や、オフィスの設備・状態によって決まる

次は、オフィスの賃料を決める主な要因について見ていきましょう。大きく分けると、オフィスの立地に関する要因と、オフィスの設備・状態に関する要因があります。賃料が適切なのかどうか判断するためにも、以下のポイントをチェックしてください。

オフィスの立地

最も重要なのはアクセスのよさ、特に駅からの距離です。一般的に、駅に近ければ近いほど賃料は高く、逆に遠くなればなるほど安くなっていきます。また、小規模な駅よりは、多くの路線が通る大規模な駅に近いほど賃料が高くなるのです。最寄り駅との距離はもちろん、他の大きな駅にどのくらいで移動できるのかもチェックすべきでしょう。
そして、周辺の環境も重要です。官公庁や銀行、郵便局などが近く、食事や買い出しをするためのお店が豊富で、清潔感があり印象のいい街は賃料が高くなります。逆に、お店が少なく利便性が悪い場所や、治安・風紀上の問題があるような場所は、企業活動に悪影響があるでしょう。そのため、賃料も安くなるのです。

オフィスの設備・状態

広い物件であればあるほど、それに比例して賃料も高くなります。オフィスは広々と使えるのがベストですが、あまり広すぎる物件は無駄が多いので避けるべきでしょう。また、築年数が古い物件は老朽化している可能性があり、賃料に影響します。セキュリティやインターネット環境といった設備が充実しているかどうかも重要です。好立地かつ安価と思ったら中身がボロボロだった、ということはよくあるのでご注意ください。

栄駅エリアの坪単価は、20坪～30坪なら1万1,000円

それでは実際のところ、栄駅エリアの賃料相場はどの程度なのでしょうか。賃料は日々変動しますが、物件の規模ごとに算出すると、概ね以下のような坪単価になっています。
20坪～30坪：1万1,000円
30坪～50坪：1万3,000円
50坪～100坪：1万2,000円
100坪～200坪：2万2,000円
200坪以上：1万9,000円
ご覧の通り、物件の規模が大きいからといって坪単価が上がるとは限りません。その他の様々な要因も含めて坪単価が決まるからです。ちなみに、名古屋駅エリアは20坪～30坪で1万5,500円、オフィス街として知られる伏見駅エリアは1万3,000円程度となっています。
栄駅エリアは大きな街ではありますが、やはり繁華街という性質上、オフィス中心の街に比べれば若干安くなっているといえるでしょう。

今回のまとめ

オフィスの賃料は、様々な要因によって決まっています。それはつまり、必要のない要素を削ぎ落とせば、無駄のないオフィスを確保できるということです。もしかすると、現在のオフィスよりも賃料が安く、なおかつ使いやすい物件が他にあるかもしれません。
栄駅エリアにオフィスを構えるなら、相場をしっかりと把握しておきましょう。