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コラム 2023.06.07

賃貸オフィスにダミーの防犯カメラを設置するメリット


近年は物騒な事件が多発していることから。一般住宅を始め店舗やオフィスにも防犯カメラを設置して防犯対策をされるケースが増えてきました。しかし、防犯カメラを設置するためには高額な初期費用と運用コストがかかるため、設置に躊躇している方も少なくありません。そんな方におすすめなのが本物の防犯カメラと見た目がそっくりな「ダミーカメラ」です。
ここでは、ダミーの防犯カメラを設置するメリットや防犯効果について解説します。設置する際におすすめの選び方もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ダミーカメラの防犯効果とは

ダミーカメラとは、偽物の防犯カメラのことです。見た目は本物の防犯カメラとそっくりですが、実際は映像を記録したり、映したりすることはできません。ここでは、ダミーカメラの設置目的や防犯効果について詳しくご紹介します。

ダミーカメラを設置する目的とは

ダミーカメラは、設置することで防犯効果を高めることを目的としています。ダミーカメラがあることで、泥棒や犯人は、本物の防犯カメラであると認識し、オフィス内の侵入をためらうでしょう。実際に録画をしていなくても、ダミーカメラがあることで高い防犯効果を発揮できるのです。
ダミーカメラの見た目は本物そっくりですが、録画やデータの保存などのカメラ機能はついていません。しかし、見た目は本物の防犯カメラと変わらないため、素人の窃盗犯に対しては一定の防犯効果があると言われています。
警察庁が発表する住まいる防犯110番「侵入者プロファイリング~心理と行動③」には防犯ビデオやセキュリティシステムの存在によって反抗を思いとどまるケースが多いと記載されていることからも、一定の防犯効果が期待できます。

賃貸オフィスにダミーカメラを導入するメリット

ここでは、賃貸オフィスにダミーカメラを導入するメリットやデメリットをご紹介します。

ダミーカメラを設置するメリット

ダミーカメラを設置するメリットは次の通りです。

導入コストが安い

ダミーカメラを設置する最大のメリットは、導入コストの安さです。本物の防犯カメラを設置するとなると、カメラの購入費用が高額であること、そして設置工事のために費用もかかってしまいます。
カメラの性能や設置位置によっては、1台設置するのに数十万円かかるケースも少なくありません。
しかし、ダミーカメラであれば安価なものであれは2,000円程度から設置可能。配線工事なども不要で素人でも簡単に取り付けできるため、コストパフォーマンスの高さが魅力です。

威嚇となる

ダミーカメラを設置することで、犯罪者への威嚇になります。オフィスのエントランスやオフィス内に設置することで、十分に高い犯罪抑止効果が期待できるでしょう。
見た目が本物そっくりに作られたダミーカメラであれば、本物の防犯カメラと同レベルの防犯性を発揮してくれます。

ダミーカメラを設置するデメリット

ダミーカメラを設置するデメリットは次の通りです。

ダミーの防犯カメラだと見破られてしまう可能性あり

プロの犯罪集団であれば、本物の防犯カメラでないことを一瞬で見破ってしまう可能性があります。
精巧に作られた高品質なダミーカメラであったとしても、配線の有無や本来設置できない場所にカメラがあるなどの細かな条件をチェックして見破ってしまうケースも少なくありません。

犯罪やいたずら被害が発生した場合に証拠として提出できない

ダミーカメラを設置してしまうと、犯罪やいたずら被害が発生した場合に証拠として提出ができません。
録画機能や映像再生機能がないため、オフィス内を荒らされてしまうなどの被害が発生したとしても、警察に提出できる証拠映像や画像がないため、犯人の特定ができずに捜査が難航するケースも考えられます。
犯罪トラブルに備えるためには、録画機能が搭載された防犯カメラの導入を検討してください。

賃貸オフィスでも設置しやすいダミーカメラの特徴

ここからは、賃貸オフィスに設置しやすいダミーカメラの特徴を始め、ダミーカメラを活用して防犯性を高めるコツをご紹介します。

ダミーカメラの特徴

ダミーカメラのタイプは大きく分けて2つあります。ダミーカメラの特徴を見ていきましょう。

ハウジングタイプの特徴

ハウジングタイプとは、筐体が本物とそっくりなダミーカメラのことです。本物のように配線も取り付けられているため、プロでも見分けにくいアイテムが多く、高い防犯性と威嚇効果が期待できます。

LEDタイプの特徴

LEDタイプは、LEDを点灯させて動作していることを知らせるタイプのダミーカメラです。ライトが点滅するだけでなく、設置場所が暗い場所でもダミーカメラの存在をアピールできることから高い防犯性を発揮します。

ダミーカメラの選び方

オフィスに設置するダミーカメラの選び方について詳しくご紹介します。

オフィス内にダミーカメラを設置する場合

一般的に屋内に設置するダミーカメラは「ドミー型」と「ボックス型」の2種類です。
なかでも、ドーム型のダミーカメラが主流で、多くのオフィスでも導入れています。
ドーム型カメラは、1台で幅広い範囲を映し出せるのが特徴です。オフィスや事務所、店舗の天井などに多く設置されているため、高い威嚇効果が期待できるでしょう。
ボックス型や小型のダミーカメラは、レンズが取り外しでき、撮影の距離を変更できるのが特徴です。そのため、金庫や機密文書などを取り扱う書庫、そしてエントランスなどの出入り口に設置することで強盗や万引きなどの被害からオフィスを守れます。

屋外にダミーカメラを設置する場合

オフィスの屋外にダミーカメラを設置する際は、バレット型がおすすめです。目立つフォルムをしているのが特徴で、建物の壁面や駐車場など幅広いシーンで活用できるでしょう。
このタイプのダミーカメラは、本物との区別がしにくいことから防犯機器に詳しい犯人であったとしても判断しづらいです。
本物の防犯カメラと一緒に設置することで、より高い防犯効果を発揮します。

ダミーカメラを選ぶ際の注意点

オフィスに設置するダミーカメラを選ぶ際に注意すべきポイントをご紹介します。

安価なダミーカメラは要注意

安いダミーカメラは2,000円前後で購入できますが、低価格すぎるアイテムは防犯面で逆効果となってしまうため注意が必要です。
一般的に、盗難や空き巣を行う実行犯は、犯行前に下見をするケースが多く、防犯カメラに関して豊富な知識を持っています。いくつかのチェックポイントを確認し、瞬時にダミーか本物かを判断してしまうのです。
例えば、ランプの点滅の有無をはじめ、アンテナの長さ、レンズの有無、さらにはプラスチック素材であるかなどのポイントを総合的にチェックして確認する必要があります。
本物の防犯カメラを設置する前のつなぎとして安価なダミーカメラを設置する場合を除いて、安すぎるアイテムはなるべく避けてアイテム選びを行ってください。

設置場所には要注意

本物の防犯カメラは、どのような形状であったとしても電気配線が必要です。稀に、乾電池式で稼働する防犯カメラも販売されていますが、3日から1週間程度で電池が切れてしまうため、電気配線ありのタイプが主流となっています。
このように、防犯カメラは電気配線が必要であることから、どんな場所でも設置できる訳ではありません。ダミーカメラを設置する際は、防犯カメラの設置条件と同じ場所に取り付けてください。
カメラの高さは3〜4mの位置に設置すること、そしてコードがあるかどうかは重要なポイントです。また、屋内では「ドーム型」や「ボックス型」、屋外であれば「バレット型」など設置する場所に適したタイプであるか確認する必要があります。

ダミーカメラの防犯性を高めるポイント

ダミーカメラを設置するのではなく、ちょっとした工夫を施すことでより防犯性を高めることが可能です。ここからは、ダミーカメラの防犯性を高めるために実践したいポイントをご紹介します。

本物に混ぜて設置する

プロの犯罪集団を騙すためには、本物の防犯カメラと組み合わせて設置するのがおすすめです。本物と見た目がそっくりのダミーカメラを選んだ上で、設置することでダミーだと見破られにくくなります。
ダミーカメラを設置する際は、コードも本物と同じようにしておきましょう。

設置場所に注意する

配線できない箇所や電源ポートがない場所にダミーカメラを設置してしまうと、すぐにダミーカメラだと見破られてしまいます。ダミーカメラを設置する場合も、本物の防犯カメラと同様に設置場所にはこだわることが必要です。

レンタルの防犯カメラの設置を検討する

導入コストが原因で本物の防犯カメラを設置できない方は、レンタルの防犯カメラの導入を検討してみましょう。レンタルであれば、使用感を確認することもできますし、購入するよりも初期コストを抑えられます。
万が一の際も安心できるため、ぜひ防犯カメラの導入を検討してください。

今回のまとめ

オフィスの防犯性を高めるための対策としてダミーカメラはおすすめです。低コストで導入でき、高い威嚇効果を発揮できます。従業員が安心して業務に集中するためにも、オフィスの防犯性を高めることは重要なポイントです。ご紹介したダミーカメラの選び方や特徴を参考にしながら、オフィスに最適なアイテムを選んでください。
オフィスの防犯性を高めるためには、本物の防犯カメラと一緒に設置したり、筐体が本物とそっくりなダミーカメラを選んだりするなどして、様々な工夫を行ってみてはいかがでしょうか。

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