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コラム 2022.12.01

水回りや共有部分などの内装から考える!起業して初めての賃貸オフィス選びのポイント


起業した際に、まず必要となるのは事務所や拠点となるオフィスです。初めは資金にも限りがあるため、賃貸オフィスを利用する方も少なくありません。限られた時間の中で失敗なく良いオフィスを探すには、内装のチェックが大きなポイントです。
今回は、オフィスの水回りの意外な役割や重要性や共有部分で分かるビルの管理体制、内見での内装チェックのコツなどについて詳しくご紹介します。初めて賃貸オフィスをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

トイレや給湯室などの賃貸オフィスの水回りの内装のチェックポイント

賃貸オフィス選びにおいて、トイレや給湯室などの水回りの快適さは、非常に重要なチェックポイントです。仕事の合間にトイレや給湯室を利用することで息抜きにもなり、水回りの環境が快適な空間であればよりリフレッシュすることもできます。適度に休憩することで、仕事の効率アップが期待できます。
快適なオフィス環境を実現するために、内見では以下の点をチェックしてください。

トイレは男女別

オフィスのトイレは男女別であることが重要です。どんなに清潔で設備が整ったトイレでも男女別でなければ、女性は使いづらく男性も女性に気を遣ってしまい、男女共にストレスになりかねません。セクハラなどのトラブルを避けるためにも、トイレは男女別が望ましいと言えるでしょう。

トイレの個数

トイレの規模も重要なチェックポイントです。利用人数に対してトイレの数が少なければ、待ち時間が生じるためストレスになりかねません。
労働安全衛生法によれば、トイレの規模は最低限以下のように定められています。

男性用

・個室:60人以内ごとに1個以上
・小便器:30人以内ごとに1個以上

女性用

・20人以内ごとに1個以上
しかし、実際の利用状況を考慮すると、男性用の個室は10人以内で1個・女性の個室は5人以内で1個が適切な数だと言えるでしょう。

清潔な洗面スペース

女性にとってオフィスのトイレは、ランチ後の歯磨きや休憩時間の化粧直しなど、リフレッシュするための大切な空間です。女性の多いオフィスのトイレには、清潔な洗面スペースが設けられていることが重要です。

プライバシーへの配慮

トイレで他人を気にせずリラックスするためには、音漏れへの配慮も重要です。
・流水音など擬音装置が導入されているか
・壁が薄すぎないか
・個室のドアの隙間が大きすぎないか
このようなプライバシーへの配慮についてもチェックしてください。

給湯室の快適さ

オフィスでは、給湯室の有無も重要です。給湯室は飲み物や軽食を作るだけでなく、他愛のない雑談で社員間のコミュニケーションをはかることができる貴重なスペースと言えるでしょう。オフィスビルの内見では、給湯室の使いやすさや快適さもチェックしてください。

清掃は誰が?

トイレや給湯室の水回りを快適な空間にするには、清潔を保つことが最重要です。専有スペースに水回りがある場合、清掃はビル側が行うのか自社で行うのか、あらかじめ確認してください。

水回りの料金

賃貸オフィスで専有部に水回りがある場合、賃料以外に水道料金やガス料金を支払わなければなりません。テナントごとに独立した子メーターで計測し、使用量に応じて支払うのが一般的です。この他に定額での使い放題や、使用料金に子メーターの使用料や検針手数料などを上乗せして請求される場合もあります。
トラブルを回避するためにも、あらかじめ料金システムを確認しておくことが大切です。

水回りは女性目線でチェック

オフィスで洗面スペースや給湯室を利用するのは圧倒的に女性が多く、「快適な水回りが、優秀な女性従業員の確保につながる」といっても過言ではありません。水回りの内見は、女性の目線で厳しくチェックすることが大切です。

共有部分の内装のチェックポイント

起業して初めて賃貸オフィスを選ぶ場合、オフィスばかりに目が行きがちですが、エントランス・廊下・階段・エレベーターなどビルの共有部分も内見することが重要です。共有部分をチェックすることで、ビル全体の管理状態を見極められるでしょう。場所別の見るべきポイントは以下の通りです。

エントランス

オフィス選びでは、ビルの顔であるエントランスのチェックは欠かせません。内見して以下の3点をしっかり見極めてください。

デザイン・雰囲気

エントランスのデザインや雰囲気は、あなたのオフィスのイメージを左右します。信用を重視する業種なら重厚感、身近な商品を扱う業種なら親近感など、企業イメージに合ったエントランスであるかを見極めることが大切です。

案内版・郵便受けの管理

エントランスでは、ビルの管理状態を見極めることができます。
清潔さはもちろん「案内版に入居している企業名がきちんと表示されているか」「郵便受けに郵便物が溜まったままになっていないか」「照明が切れている場所がないか」などと言った点もチェックしてください。これらが徹底されていないビルは、いくらエントランスのデザインが優れていても管理体制が万全とは言えないため、入居はおすすめできません。

セキュリティ

個人情報の取り扱いに厳重さが求められている昨今、オフィスのセキュリティも重要さを増しています。
エントランスをチェックする際には「管理人・警備員が常駐しているか」「警備会社のセキュリティシステムが設置されているか」といった点も忘れずに確認してください。

共有部分の清潔さ

清掃はビル管理の基本です。オフィスビルの管理体制を見極める上で、共有部分の清潔さは最も重要なポイントです。
誰もが気にかけるエントランスや水回りはもちろん、廊下・エレベーター・階段など、すべての箇所の清掃状態を確認します。さらに、床や壁が剥がれていないか、扉の裏側や照明の上に埃がないかなどもチェックしてください。

ゴミの収集状態

オフィスから出るゴミは家庭用ゴミ集積所に出すことはできず、「事務系ゴミ」(産業廃棄物)として処理業者に委託するのが一般的です。ゴミ収集をビル側がまとめて業者に委託している場合も多いので、収集場所やゴミ出しのルールはあらかじめ確認しておきましょう。

エレベーター

毎日使うエレベーターのチェックも重要です。
ビルの規模に対してエレベーターの数や大きさが適切でなければ通勤時間に混雑するため、待ち時間も多くなりかねません。また、エントランスからエレベーターまでの導線や、廊下やエレベーターホールの広さが十分であるかも見どころです。エントランスからオフィスまでの導線がスムーズなら、オフィスを訪れた顧客からも好印象を抱いてもらえます。

最新設備よりも管理状態

どんなにハイスペックな設備が整っていても、管理状態が悪ければ良いオフィスビルとは言えません。内見の際には共有部分の清掃以外に、保守、点検は定期的にされているのかなど、管理状態を見極めることが大切です。

起業はスタートダッシュが肝心!内装チェックの重要性について

起業やオフィス移転時に、快適な環境からスタートを切ることで仕事の質も向上するでしょう。生産性を高めるためには、仕事内容に適した職場環境が必要です。また、通勤時や休憩の際に使用する共有部も、オフィスの快適さや過ごしやすさに影響を与えます。オフィス選びや内見の時にチェックすることが重要です。
共有部の内装チェックがどのように影響するのか、重要性について解説します。

共有部分の内装からわかること

オフィス選びの際に、内装チェックは重要なポイントです。
エントランスやエレベーターなどの共有部分において、内装からわかることは以下の通りです。
・印象や雰囲気、イメージ
・清潔感と管理状態
これらはオフィスで過ごす時間の多い業種の場合、特に重要です。また、オフィスに来訪した人に対する企業イメージにも影響します。
内見の際にも、物件資料からは読み取れない内装の質感や空間の使い方、照明の印象などをチェックしておくと、オフィス選びの判断材料になるでしょう。

印象や雰囲気

来客のある業種の場合は特に、自社のイメージと合致する共有部であるかどうかが重要です。理由としては、エントランスがオフィスの中で最初に目にするもののため、第一印象となることが挙げられます。企業に対するイメージを印象付けることにもつながるので、オフィスを選ぶ際に企業イメージについて考えておくと良いでしょう。

清潔感・管理状態

オフィスとして契約する場合は、少なくとも数年利用することになるため、オフィスビル全体の管理状態も重要なポイントです。管理状態が表れやすいトイレや給湯室などの水回りの他、メールボックス、ネームプレート(社名表示板)、ゴミ置き場、駐輪場をチェックしてください。石鹸が補充されているか、掃除が定期的にされているか、ゴミが散らかっていないかなど、管理の手が行き届いているかどうかがポイントです。
清潔に保たれている、保守点検や修理が行われているなど管理状態が良い物件なら、入居テナントの評判も良く快適だと言えるでしょう。

内見時は必ず共有部を確認

スタートアップ企業の場合、起業準備などで時間がとられてしまい、オフィスの内見に時間を割けないという方もいるかもしれません。しかし、業種によっては長い時間を過ごすことになるため、オフィス環境は良いスタートを切るために重要です。
オフィスの専有部分に関してはレイアウトを工夫して使いやすくカスタマイズすることができますが、共有部分は変えることができません。共有部の導線や使いやすさも含めて、快適に過ごせる環境であるかを内見時にチェックしてください。

今回のまとめ

オフィスはエントランス部分も含め、企業の印象や働く人のモチベーションをも左右します。上手に選ぶコツは、内見時に専有部だけでなく共有部の内装もチェックすることです。
水回りは女性目線で使いやすいかどうか、仕事の合間にリフレッシュできる快適な空間であるかどうかを見極めます。また、ビルの管理状態を図るためには、共有部分の手入れが行き届いているかが要チェック項目です。
初めてのオフィスを働きやすく快適な空間にすることで来客など外部からの印象も良くなるので、賃貸オフィスを選ぶ際には、事前に自社イメージや見るべきポイントを絞り、内見時にチェックしてください。

名古屋に本社を構えるオフィッコスは、オフィスや店舗などの賃貸仲介を専門に扱っている企業でございます。2012年の設立以来、多くのお客様からご利用いただき、ご希望に沿える物件をご案内できるよう、日々情報収集に努めております。常時50,000件以上の物件情報を有しており、ホームページに掲載していない情報も多数ございますので、オフィス・店舗の開設や移転を検討されている事業者さまは、まずは一度お気軽にお問い合わせください。

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